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【検証】個人がLINEスタンプを作って販売してみた結果 #やってみた大賞
こんにちはー!YouTubeくじらと申します!🐳
普段は企業YouTubeの運用代行・コンサルティングをしながらTwitterでYouTubeを伸ばすためのノウハウを呟いているものです!
そんな私ですが2022年7月30日に
人生初のLINEスタンプを販売しました!
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LINEスタンプを販売してから10日が経ったので
■なぜLINEスタンプを作ろうと思ったのか?
■具体的にどうやって作っていったのか?
■審査はどうだったのか?
■実際に販売してどれくらい売れたのか?
を「やってみた備忘録」として記していきたいと思います。
これからLINEスタンプを作ってみたいと思っている方、
スタンプってどれくらい売れるの?と気になる方などは
是非最後までお付き合いください!
なぜLINEスタンプを作ろうと思ったのか?
始まりはTwitterのアイコンを新しくしたことからでした。
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イラストレーターの方に書いていただいたのですが、とっても可愛くてめちゃくちゃお気に入りです。笑
もっと色んなくじらを描いてもらいたいなと思ったのがLINEスタンプを作ろうと思ったきっかけです。
他にも僕のクライアント様にオリジナルスタンプを持っている方がいて、やりとりの際に使っているのが羨ましかったのもあります。笑
どうせ作るなら自分だけが満足するものじゃなく
他の人も役立つものが良いなと思いました。
僕のTwitterのフォロワーさんは
YouTubeの運営者や動画編集者がかなり多いので
運営者&動画編集者が使いやすいようなスタンプにすることにしました。
具体的にどう作っていったのか?
まずスタンプを描いてくれる方を探すところからなのですが、僕はTwitterアイコンの延長でいきたかったのでそのままアイコンを描いてくれたイラストレーターさんにお願いをしました。
初めての方はランサーズやココナラ、クラウドワークスなどのスキルシェアサイトで依頼するのが良いと思います。
ちなみに余談ですが
僕はポケモンカードのイラストコンテスト出場者の中からイラストレーターさんを見つけました!
コンテストページを見ていて「この人のイラストが好きだ!」と思い、SNSを探してDMで依頼したという経緯です。
ちょっと特殊な見つけ方だと思います。笑
僕も普段はスキルシェアサイトで依頼することが多いのですが色んなサイトを見てみるものですね!
素晴らしい才能というのは思わぬところにいるものです…!
次にスタンプの数を決めます。
スタンプは
8個
16個
24個
32個
40個
の最低8個から最大40個までの8個刻みで決めることができます。
僕はせっかく作るのであれば最大でいきたいなと思い40個にすることにしました。
今だから思うのですが、初めてLINEスタンプを作る人は16〜24個くらいで良いと思います。
結構準備が大変です!笑
数を決めたらどんなスタンプを作っていくのかを決めていきます。
まずは、自分が普段どんなスタンプを使っているのかを洗い出したり、ストアの人気スタンプの傾向などを見ていきました。
実際にお客様の声を聞いてみるのもありですね!
是非お力を貸してくださいじら!🐳
— YouTubeくじら🐳 (@zirazirakuzira) June 27, 2022
クライアントや外注さんとのやりとりを円滑&楽しくするためのLINEスタンプを作りたいと考えていますじら!🐳
そこで
「こんなスタンプがあれば使いたい!」を教えてくださいじらー!🐳
ニッチなものでも大丈夫で、できれば2個くらいほしいですじら!🐳笑
少し古めの記事なのですがLINE公式が「使われやすいLINEスタンプの利用実態」という記事を出していたのでこちらも参考にさせていただきました!
これらを参考にしながら40個のスタンプをまとめていきます。
ひとまず僕はジャンルを5つに分けました。
■挨拶
■褒め
■リアクション
■ネタ
■YouTube系
そしてさらに感情という分け方で13のジャンルを作ります。
■了解
■OK
■嬉しい
■お疲れ様
■いいね
■お辞儀
■眠い
■驚く
■悲しい
■落ち込む
■伺う
■自信
■無感情
これらを組み合わせてバランスを見ながらまとめたのが下図です。
ハッピーなスタンプにしたかったので「嬉しい」や「いいね」の感情が多くなっています!
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※LINEの制作ガイドラインと審査ガイドラインに注意して作るようにしましょう!
このまとめをイラストレーターさんに渡していざイラスト制作開始です。
まとめを作ることでバランスよくスタンプを考えることができましたし、なによりイラストレーターさんに微妙なニュアンスを伝えるのに役立ちました!
正直、僕の頭の中でイラストはぼんやりとしかイメージできていなかったので可能な限りイラストレーターさんにお任せしたいと考えていたので…。
イラストレーターさんの仕事はもう本当に早く丁寧で非常に助かりました!順々に描いていっていただき僕のイメージと違うところがあれば修正してもらう、といった流れで進んでいきました。
微妙なニュアンスを汲み取ってくれていたのが大きいですが、元々好きなイラストレーターさんだったのでほとんど修正することはありませんでした。笑
そして制作開始からざっくり3週間後
40個全てのイラストが完成しましたー!
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さらにイラストレーターさんの計らいなのですが
「リジェクト(審査落ち)のリスクも考えると多めにイラストは用意しておいた方がいい」とさらに4個イラストを描いていただきました!
最高の提案と配慮で感動しましたね!
いざ審査へ申し込む!
イラストが完成したのでいよいよ審査に!
せっかくなのでLINEスタンプ審査方法を画像と共に載せておきますね!
※ちょっとでもわかりやすいように赤枠で囲んでいます。
審査方法は知ってるから別にいいやという方は飛ばしてください!
まずはLINE クリエイターズマーケットへアクセスし、右上のマイページをクリックします。
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ログインページが表示されるので任意のアカウントでログインしてください。
普段プライベートで使っているアカウントで大丈夫です!
※実際に販売するときに本名が出たりすることはないのでご心配なく!
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ログインができるとマイページが表示されます。
初めてだとまっさらなのですが僕は販売後にスクショをしたのでくじらのデータが載っていますね。
では早速スタンプを登録していくために左上の新規登録をクリックします。
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スタンプ・絵文字・着せかえの3つからどれにするかを選択をします。
今回の場合は左の「スタンプ」を選択します。
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スタンプの詳細を入力するページが表示されるのでタイトルやクリエイター名を登録していきます。
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登録ができたら「保存」を押します。
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続いてスタンプ画像を登録していきます。
「スタンプ画像」のタブをクリックします。

ここでスタンプを登録していきます。
デフォルトでは8個しか登録できないことになっているので「編集」から中に入って
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スタンプの個数を変更することができます。
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ちなみに販売価格は「販売価格情報」から変更ができます。
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登録が済んだら右上の「リクエスト」が緑色に変わるので、これでようやく申請が可能になります!
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申請から結果が出るまでは大体1~2日が相場だそうです。
僕の場合は金曜の18:00くらいに申請して翌週の月曜11:30に結果が返ってきました。
そしてその結果は…!
…
…
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うおい!なんですって…!!!
リ、リジェクト…!?
リジェクト理由を確認したところ
■スタンプ名・クリエイター名に「YouTube」と入っているのがNG
■権利の所在が明確でない画像が3枚あったのでNG
だそうです。
再申請するためには修正しなくてはいけません。
まずスタンプ名・クリエイター名については
「YouTubeくじら→YTくじら」に変更することでOKでした。
続いてイラストの方ですがNGだったのがこちらの3枚です。
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デスノートとゆっくりに関してはすでに販売されているスタンプで同じようなものがいくつかあったのでいけるのかと思いましたが
権利的にNGなようです。泣
ペットボトルに関しては特に元ネタがあるわけではないのでセーフな気がしたので運営に問い合わせてみたのですが残念ながら回答はありませんでした。泣
おそらくですがペットボトルのデザインが「いろはす」になっているのがNGだったのではと思います。
そんなつもりは全くなかったのですが「いろはす」を潰すって企業への攻撃にとらえられる可能性もありますしね…。
これら3枚のイラストは封印して用意していたリジェクト用のイラストで再申請をすることにしました!
本当イラストレーターさんありがとうございます!!!!
そして再申請から2時間後…
…
…
…
…
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うおおおおお!やりました!
これでスタンプをリリースすることができます!
早速リリースして販売してみた!
さあ!時は現在、
意気揚々とスタンプをリリースしてから10日が経ちました!
結論!
全く売れていません。笑
Twitterでのみリリース発表をしたのですが当日と翌日の2日間しか売れておらず。。
【祝!拡散希望!】
— YouTubeくじら🐳 (@zirazirakuzira) July 30, 2022
お待たせしましたじら!🐳
LINEスタンプめでたくリリースさせていただきましたじらー!🐳
可愛くて使い勝手も良いので是非ダウンロードしてポチポチ使ってくださいじら!🐳https://t.co/kT5nKO1aK8
LINEの管理画面ってスタンプがいくつ売れたのかはわからず売上だけが表示される仕様になっているんですね。
そしてLINEスタンプの収益は売上に対し
■App StoreもしくはGoogle playが手数料として30%
■LINEが手数料として35%
が引かれます。
そして残った35%がクリエイター(僕)に入ってくる仕組みです。
この売上から販売数を逆算した結果…
ざっくり20個しか売れていません!!!!
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もちろん買っていただいた方には大感謝なのですが
50個くらいはいけるのでは…?と目論んでいたので大失敗ですね!笑
元々収益目的ではないですし、黒字にするには700個近く売らないといけないので初めから無理があるのですが。笑
この世にはLINEスタンプだけで生活している人もいるそうなのですが
本当にすごいなと思います。
作ってみてよかったこと
20個しか売れていないので散々だったと思うでしょうが、良かったことは多々あります!
まず、実際に買っていただいた方から
「使いやすいから実際に外注者に対して送っている!」
「可愛いから家族に送って楽しんでいる!」
など嬉しい言葉を言っていただけたこと。
面白半分ですが僕にスタンプを送ってきてくれるのでハッピーな気持ちになれること。
「最近LINEスタンプ作ったんですよ!!」と人との話題が一つ増えたこと。
そして失敗談をこのnoteという形でネタにできたことですね!笑
総括するとオリジナルのコミュニケーションツールが欲しくてLINEスタンプを作るのはとってもおすすめです!楽しいですし!
誰かの誕生日にオリジナルスタンプを作ってプレゼントしてあげるとかも良いですね!
でもLINEスタンプで儲けようと考えるのはなかなかハードルが高いなと思いました。笑
いやー、初めての経験って本当に楽しい!
失敗でも成功でも、挑戦したことが人生の価値になりますね。
これからこのスタンプがどんな出会いを作ってくれるかわからないのですが
きっと僕の力になってくれると期待しています!
最後まで閲覧いただきありがとうございました!
是非、下のスタンプストアを覗いていってくださいね!笑
それでは!