【藤山愛子】良い母
旦那が仕事しているから、
私が家のことを
すべてしないと。
旦那が帰るタイミングで
夕飯完成させないと。
家をきれいにしないと。
正直、旦那の方は、かわらず
サッカーや飲み会。
泣いている子どもと私をおいて、
でも、それが私の仕事なんだ、
私がつらいから飲み会いかないでって
いうのは
負け
だと、勝手に勝ち負けすら決めていた。
さらに追い打ちをかけるように、
主人にある日突然
辞令が出た。
2週間後、千葉に転勤です。
関西からでたことがない私にとって
これは青天の霹靂であった。
一生関西で過ごすつもりだったから。
引越し先につくと、
驚いた。
正直、大阪の真ん中で、25年生きてきた私にとってはなかなか見られない光景。
田んぼ、建物がほぼ低い、駅がJRしかない。
そして、引っ越してきてから
気づいたけど、
スーパーもわからなければ、
医者もわからなければ、
知ってる人も一人もいない。
私の、母、嫁としてしっかりしなきゃ、
という気持ちが加速するのに
ぴったりの環境であって、
私はどんどん
良い母
になっていた。
かならず、
朝9:00〜11:00は
娘をつれて
出かけなければならない。
お昼寝後の15:00〜16:30
出かけなければならない。
娘は20時にねかせなければならない。
娘のお風呂は旦那が帰るまでに
済ませなければならない。
誰にもそう言われていないのに
ルールを自分の中で作った。
そんな時に妊娠。
2回目の検診で双子とわかった。
つわりがひどい、にもかかわらず、
毎日9:00〜11:00までは出かけなければ
ならないので、
車の信号待ちとかで
吐きながら←対向車線の人ごめんなさい
子育て支援センターに遊びにいった。
逆に根性あるな笑
どんどん、こうじゃなければならない、
に縛り付けていった。