「スペードのQ」がすごすぎた【大幅改稿・全文無料化】
しばらくエントリを書かないうちに、自分はアイマスPになっていた。
何を言ってるのかわからねーと思うが、以下略。
とりあえず2022年8月28日に配信開始された楽曲『スペードのQ』をエンドレスで聴きながら書いております。
導入:サロメ嬢の案件動画で始めたP生活
直接の切欠はこれまで3度のエントリで触れてきた壱百満天原サロメ嬢である。2022年7月6日配信のバンダイナムコのPR受託動画(いわゆる「案件動画」と呼ばれるもの)において、スマホアプリゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』(略称「ミリシタ」)を紹介したのを受けてのことである。
筆者本人としては、直接ではないが『アイドルマスター』シリーズの情報について断片的に触れることはあった。何しろアーケードゲームとして稼働開始したのが2005年7月、もうコンテンツとしても17年物である。ウィスキーだってちょっとしたヴィンテージの域になる程だ。その間に様々なメディア展開をしているので、オタク界隈の隅っこを覗きながら生きていれば何らかの形で耳目にはするタイトルだ。
その断片の中でも、現在では「765PRO ALLSTARS」(略:AS)と呼ばれる初期からのアイドルキャラクターの13人には馴染みがあり、諸々見ていく中で気になるキャラクターはいたのである。ただ、最初アーケードゲーム(ゲームセンターに置いてある機械=筐体と呼ばれる=で遊ぶタイプ)であり、その後は家庭用ゲーム機や可搬式ゲーム機で展開していったという経緯もあり、そうしたものに縁が持てない状況であった筆者は根拠となるコンテンツそのものには触れることなく過ごしてきた。
それが「ミリシタ」では4倍の52人に膨れ上がっていて、5年前の2017年にはスマホアプリゲームとなっていたことなども知らず、そのくせその前年から『刀剣乱舞online Pocket』という、DMM.comのサイトにアクセスして遊ぶ(?)ブラウザゲームがスマホアプリ版ゲームになったタイミングで審神者になっていたので、個人の情報の摂取というのは意識して行わないと限界があるものだなあなどと感じるところではあるのだが。
ともあれサロメ嬢の配信で「こういうゲームなんだ」ということを知ることになり、「じゃあ気になっていたコンテンツにちゃんと触れてみるか」と思い、始めてみた……というのがざっくりとした経緯である。
前提:アイドルの数は「13+39=52」
さて、この数字で何かピンとくる方もおられるかもしれない。
ジョーカーを除いたトランプの枚数と一致するのである。これは標題の「スペードのQ」とも当然繋がってくる。すると小鳥さん美咲さんは(おっと誰か来たようだ)
本流と言える「アイドルマスター」(アイマス)の設定としては、女性アイドルのプロデュースを専業とする芸能プロダクション「765プロ(なむこぷろ)」を基礎的な舞台として、プレイヤーはそのプロデューサーという位置づけとなっている。初期のAS13人は直接プロダクションが引き受けたアイドルへの各種出演依頼をこなしていくとともにプロデューサーレベル、アイドルとの親密度、各種収入が上がっていくというもの。
「アイドルマスター ミリオンライブ!」(ミリマス、ミリオン)ではその765プロが輩出するアイドルに人気が出てきたため、新たに37人の追加アイドル「MILLIONSTARS」とAS13人の計50名を売り出していくとともに765プロ劇場の規模を拡大していくという流れになっている、らしい。ゲームとしてはGREEとPCブラウザがプラットフォームのソーシャルゲームで、これは「ミリシタ」開始後の2018年にサービスを終えている。ほかにもアニメやコミックなど、メディアミックス作品としての位置づけになっていたようだ。
そしてその後継作品としての「ミリシタ」=「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」はその765プロ劇場が固定化され、追加アイドルも2人増えて39人となって、改めて「39プロジェクト」として39人を公募やスカウトで集めてきたという過去のストーリーをベースに、52人が揃っている状態からゲームを開始するものであった。ゲームの分類としては「音ゲー、リズムゲー」と言われる、ライブコンサートで演奏する劇中歌に合わせて指定されたポイントにやってくる「音符」を押さえることで得点を増やしていくというのが基本線となっている。その結果に応じて、過去のストーリー閲覧やアイドルのカード、衣装を獲得、劇場全体や各アイドルのファン数を増やしたりアイドルを数値的に成長させてゆくといった要素もあり、遊び方は多岐にわたる。
何しろちゃんと始めて2か月経っていない俄Pなのでいろいろ情報が追い付かないが(派生作品も多数あるので……)、ひとまずこの間に摑んだ概要はこんなところである。
理解:イベントごとに曲が出てくるんですね
で、システム的なことをよく分からないまま触り始めた筆者は、自慢ではないがリズム感は人よりある方なので(実際の歌唱やパーカッション演奏経験もあるし、曲を作ることも趣味としているくらいである)、まあなんとか「並レベル」のコースを中心にプレイしつつ、ようやく他のプレイヤー諸氏が話していることが分かるようになってきた所となっている。恵美ではない で、まあ御多分に漏れずというか、多くのスマホアプリゲームやソシャゲと言われるもので行われるように、365日何かしらイベントやキャンペーンが行われているのである。
筆者が経験したイベントは(サイドストーリー的なものを除く)「正餐とイーヴルナイフ」以降なのだが、これが今まで馴染んできた「刀剣乱舞」や「文豪とアルケミスト」「駅メモ!」と比べてイベント期間というのが短めなのである。これらはだいたい2~3週間ないし1ヶ月程度を単位としてイベントを開催してくるのだが、どうやら「ミリシタ」は1週間程度で次のイベントに移行してしまうようなのである。
その1週間の内に、イベント曲をプレイする、またそのために他の曲やゲーム内タスクをこなすという、筆者の今までのアプリゲーム体験からすると濃密なスタイルを要求されるという印象がとても強い。それでも細かく設定されたポイント達成報酬が複数系統あるので「あ、ここまでもう少しやれば到達するぞ?」と思うとついやり込んでしまうのである。チョロPである。
補足:「デレステ」もやってるんですけどね
で。
ちゃんと始めてみるとまあ、52人もいるので色んな個性を揃えたアイドルがいるわけです。そんな中には「推し」と言えるお気に入りも出てくるというもので。
ぶっちゃけて言うと、P就任当初はあずささん(三浦あずさ)がお目当てでした。大変遅れ馳せになるものの、「あずささん担当P」を名乗ることができるようになろうというのが大きい動機だった訳です。
でも、実際に始めてみると、これがまあ「みんなかわいい」。
実際のところ「デレステ」(アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ)や「サイスタ」(アイドルマスター サイドM グロウイングスターズ)、「シャニマス」(アイドルマスター シャイニーカラーズ)も一度は触ってみたものの、現状継続できているのは「ミリシタ」と「デレステ」に留まっている。その「デレステ」も、あんきらだとかの断片情報で得ていたキャラクター達が「あー、ここにいるのか。じゃあちょっと集めるか」と思って続けている状態で、特別思い入れの強いお気に入りがいるわけではないのが現況。ただ、鷺沢さんとかが思った以上に「化けた」のは面白い所だと感じている。
ここで「ミリシタ」と「デレステ」で何が違ったのかというと、おそらく最大の要因は「ミリシタは基本フルボイスの3Dグラフィック」というところにあるものかと思っている。
次点として、同じ音楽リズムゲームではあるのだが、ゲーム上で現れる「音符」の「当たり判定」の設計思想みたいなものが異なっていることがある。「デレステ」は当たり判定が厳しく、きっちり当たりポイントに収まっていないと、当然「外れ」になるのだが救済措置がない。「ミリシタ」は少々ではあるが判定が緩めで、ちょっとずれたタイミングで音符を叩いても「まあいいでしょう」的に許容してくれる部分がある。この点、「デレステ」を訓練コースとしてプレイしている感は否めない。
あるいはキャラクターの設定における方向性や各キャラクターの関係性のような部分で、俄Pにも見えてきやすい「ミリシタ」に軍配を上げる要因となっている、んじゃないかな、みたいに思っている。
本題:やっと「スペードのQ」の話ができる
そして8月下旬。
「みんなかわいい」の中でもやっぱりあずささんは別格だし、多分画面に登場しないプレイヤーキャラクターとしてのPの想定される年齢よりは間違いなく年下なのに、Pはあずささんに対して敬語で話すし(2歳上の莉緒にはタメ口なのに。もっと言うと莉緒と同い年の歌織さんには敬語なのに)、その辺はもうプレイヤーとしてのPの総意として別格なんだろうなあという感覚で見るようになった中、きちんとした「イチ推し」がイベントの主役格として登場したのである。
その名は「永吉 昴」。4人の兄がいる末妹で、野球大好きで、一人称が「オレ」で、つり目気味のお転婆元気なクールキューティ。
いやまあ、基本「刀剣乱舞」でも短刀や脇差を愛でがちだしイチ推しは秋田藤四郎だし、「文アル」でも児童文学系文豪がお気に入りだしなかんずく小川未明と鈴木三重吉がツートップなので、ショタコンの自覚はございますよ。でもあずささん目当てで入った世界にぶっ刺さる子がいるとは思わないじゃないですか。
まあそんなわけで、52人いる中でも昴くん(公式にこう呼んでるメンバーもいるので倣わせてもらう)を特に贔屓しているバカPとしては、もうご褒美イベントでしかなかったわけです。
しかもイベント曲「スペードのQ」はストーリー中でも指摘されるほどの「ヤンデレ曲」という仕上がり。これを歌うのは52人をスート別に4分割した13人ユニット「SHADE OF SPADE」の内の4名で、メンバーは昴くん、北沢志保さん、エミリー・スチュアート、ASからの双子の片割れである双海亜美。(北沢さんだけさん付けなのは察してください。同格に白石さんがいます。この二人は……おもしろい。)
もうこの時点で4000文字を超えているのだが、まあ通常運転なのでOKOK。実際語りたいことはこの先にある。
イベントのエピソードとしては以下の通り。
京都のイベンターから招聘されてPと上記4人が現地に赴き。アウェイでステージを2週連続で務めることになるのだが、会場の控室で、現地では超人気のアイドルグループの所に挨拶しに行ったPは彼女らに絡まれてなかなか離してもらえない。煮え切らない態度のPに4人ともイラっとして(エミリーはしゅんとしてた)、ついには亜美が力づくで連れ戻すが、そのテンションのまま上がった1回目のステージでは本調子が出せなかった。Pが4人の不興を買ったまま翌週の公演を控えて一度劇場に戻ってきたのだが……。
(このくらいにしときましょう。キーワードは二つの意味での「兄ちゃんのバカ~~~~~~っ!!」)
で、イベント中も何度この曲をプレイしたか分からない。並コースである4Mで頑張ってるんですが(それより上でプレイできると思えないので)、とりあえず昴くんの衣装は手に入れましたよ。
ヤンデレ曲ということでどんなもんかと思っていたら、まあこれがいい出来の曲で。もうイントロから「あ、これは来るな」と思わされて、クリアして解放されたMVで歌詞を確認して「おおぅ、これはやっべえですわ?」と思わされて。
何がやっべぇって、依存介入加害系ヤンデレの歌を歌ってる4人が設定年齢上はみんな中学生なんですのよ。アイドル曲って昔から「おいおい、この年の娘っ子にそんなの歌わせるんですの」みたいなのありますけども、ちょっと系統の違うヤバさですわねこれは。と、ついお嬢様(一)口調になる程で。あ、(一)は野手のポジションじゃなくて(なお一般人)の略でサロメ嬢が使ってる符号です。ごめんなさいお肉屋sげほっごほっ、なぜか喉が。
追補:児玉雨子さんとグシミヤギヒデユキさん
楽曲情報として記載しておこう。
「スペードのQ」は作詞が児玉雨子さん、作曲編曲がグシミヤギヒデユキさんとおっしゃる。寡聞にして存じ上げなかったのだが、児玉さんはちょっとした鬼才扱いされているようで。それは歌詞から読み取ることができるなあとしみじみ思っている。グシミヤギさんもこの曲しか知らないが、何を食べて育つとこういうのを作れるのかと考え込むレベル。ヒージャーとかかなあ。
一応、歌唱についても念のため補記しておく。
永吉昴(15、CV=斉藤佑圭)、北沢志保(14、CV=雨宮天)、エミリー・スチュアート(13、CV=郁原ゆう)、双海亜美(13、CV=下田麻美)の4名様。
は? 昴きゅんが最年長なの?????? まってまってちょtt
考察:ヤバい所(だいたい全部)
ゲーム内やYouTubeでも公式に出されている部分についてはここで引用しても構いますまい。これは後述するフルバージョンを途中端折った言わばTVサイズみたいなものであるのだが、まあここだけなら「おぉーヤンデレやー」となるくらいなのでまだ平和。
以下、ゲーム内MV版歌詞引用を交えつつ。
と、そーのーまーえーにー
公式MVはこちら。あー昴かわいいMV版歌詞の全編についてはこの動画内で確認してください。
さて、どこから攻めていきますかね。
まずはこのフレーズ。
児玉さんの言葉遣いの凄さがよく出ているフレーズと思う。ヤンデレという属性のターゲティングをよく掴んでいる。一目見て「運命的なもの」を感じたら、もう相手と自分が「合致するもの」として「定められていた」ように信じてやまない。
頭と体の二項対立なのは気になる所だが、まあロジカル(内面)とフィジカル(外面)ということかな。そのどちらをとっても「神、あるいはそれに類するものを超越する」という絶対視。そこには俗世の法律など通用しないという精神性をここで語っている。
分散している行だが、これは当然「SHADE OF SPADE」の曲「スペードのQ」なので「クローバー」「ダイヤ」とトランプのスートが表れている。「ハートは?」とお思いの向きもござろう。当然ある。
上の行ではまあ分かりやすく「心isハート」と読み取れるだろう。刺されているが。え、このみさんハツ刺し頼むんですか
注目したいのは下の行で、ここにも2つの「ハート」が隠されている。その陰にはスペードも隠れている。ひとつは「hurt」。傷つけるという意味の動詞だ。もうひとつは「愛」を「heart」と読み取ることが可能。ここはちょっと深読みかも知れないが。隠れているスペードは、hurtに至るための器具である。
豆知識的に記しておくと、トランプはタロットと共通の源から生まれており、そのスートも共通の要素となっている。クローバー(クラブ)は棒、ハートは聖杯、ダイヤは金貨、そしてスペードは剣、である。
凶器ですね?
その愛ってどう成立するんでしょうね?
それでもOKなのがヤンデレなんである。
そりゃあ青ざめて目も乾くわい。そんな相手の目に映っている(=視界に入っている)ことで既に興奮の域に達そうとしている「アタシ」さんの入り込みようったら。
死にそうなのは誰なんでしょう。そして正しいの基準が見えません。しかしこれが正しいんだそうです。仕方ないね?
この2行目は再掲。
この曲における「Q」の文字、または「きゅー」という音は色々な意味を含めて読み取ることができると思う。
一つには、トランプのQueen。欧米では「Jokerを一枚含める」のではなく「スペードのQを抜き取って他のスートのQを仲間外れにする」という形でババ抜きに近いゲームを行うそうである。スペード(剣)のQueen(女王)というのが一番厄介だ、という見解があるとどこかで見たが、なかなかえげつないことである。
また一つには、問いかけのQuestion。「正しいね?」「間違えないで?」とクエスチョンマークがついていることからも察しやすい。そうすると、タイトル「スペードのQ」が「刃物の詰問」と読み替えることもできてしまい、とてもとてもアレである。ググっと迫ってくる感じが出てくる。
あるいは、「アタシ」の心が「きゅ」とときめいている、みたいな響きを含ませることにもなっているとも考えたりできる。ちょっとかわいいが、そのときめきのせいでえらいことになっているんである。
また「YES」はともかく、「ハイ」はカタカナで記されているが、これは「high」「灰」「廃」「はい(肯定の返事)」あたりがひっくるめられての「ハイ」と読み解いてみる。そうすると、「そうなるまでQをやめない」、すなわち「望む答えが出るまで問い続ける」みたいなことになりかねない……っていうかなってしまうのだろう。
そうすると、有効な答えをもたない「アナタ」は、どういう答えを出せる?
「窮」してしまうかもしれないし、「求」してしまうかも分からない。バッドコミュニケーションは避けたいが、正解を選ぶことはできるのだろうか。
そこでこの「れすきゅー」という部分を見ると、通常は「rescue(救助)」を思い浮かべるところを「Responce」の「Question」であるという読み方も可能になってくる。
「アタシの問いかけにあなたはなんて答える? ね、間違えないで?」と迫ってくる様子を、お好きなアイドルでご想像ください。ゾクゾクしますね。
これが左手の薬指につける指環のことを指すのは明白だが、「マル」「間違えないで?」と言っているということは、どこかに「バツ」があるんだろうなと思ってはいたんですよ。詳述は別途。ただ、最初の「間違えないで?」の所で4人の振付がバッテンになってるのは見逃せないポイントでしょう。
この段では最後になるが、
実際は「るるるきゅー」×2で歌っている所。文字化けを解読してくれるサイトで変換してみたら、こうなった。
eb「ebソebキeaョeaメe「サeaヲebトe。beaトe」kebニe「「eaカe」i
ィェハapanese ナモテ sequences estimated by programゥ
もっとわからん。
とりあえず行末の「九i」が「求愛」を表現しているというのは安易な推測。念のためこの2文字を除去して変換しても、1行目の最後”aカe」i”が減るだけだった。iはiらしい。そのアイは本当に確かなのだろうか。そこにiはあるんか。ワンチャン虚数解ではなかろうか。ぃぇは。なもて。
[追記:その筋の情報によりますとこの文字化けをどういう方法でか復元すると「アタシのすべてをあげるんだから」という文字列になるとかなんとか。それにしても「九i」は出木杉じゃないの]
深淵:配信版フルコーラスはもっとヤバい
もっと言いたいことがある訳ですが、ここから先はネタバレにもなるのでエセ有料記事にしておきます。最低金額の100円に設定にしますが返金を受け付けますので「金返せ」ってnoteくんに言ってください。返金されます。ゼロ円です。 まだフルバージョンを聴いていない方はそれなりに注意して進んでください。必要に応じて停止するなどして、心身の安全の確保をお願いします。
蛇足:とりあえず雑感
上述した通り、この曲を歌ってるのは15歳の昴くんを筆頭に中学生なのだけれど。
ゲーム本編中で使用されたバージョンでは切り取られている部分をフルVer.では聴くことができるのだが、聴くだにしみじみ思う。
「ああ、そりゃ本編には出せないな」
そういう歌になっているのである。
いくらクレジットで4人の名前が出ているといっても。
そして何故か北沢さん(雨宮さん)の名前が削れてるといっても。アレは一体どうして……。[←これは直ったらしいですね]
(一旦CMです)
実践:さーてフルVer.の歌詞についても言及しちゃいますよー
ここから先はご自身の判断でご覧になることを決めた方のみが進める道です。あなたの人生の舞台ではあなたがセンターです。
「……今のは、何でもありません。」
いいですね? 本当に行きますよ? 言いましたからね?
あ、ちなみに配信曲は約250円です。CDとかに収録されるのと同じになるかどうかは分かりませんが、個人的には各担当パート違いや各ソロ等のバージョン違いでアルバム一枚作ってくれても嬉しいです。
という訳でCD待ちの方はここでお別れです。ありがとうございました。(野球中継が途中で終わる時みたいだな)
[注意]ここから先は読みたい人が読んでください
音源購入またはサブスクでフルバージョンを聴いた方向けです
LANTIS(公式情報)
Amazon
Applemusic
Spotify
Mora
e-onkyo music
レコチョク
d-ミュージック
正確な歌詞についても上記サブスクや歌詞掲載サイト等で確認できます。
フルバージョン、聴きましたかー??
この先に進む覚悟、できてますかー???
いきますよー
せーのっ
あ、青羽さんありがとうございました。
本論:フルバージョンの歌詞(聞き取り)
【この段落において、歌詞の内容についての訂正を行いました。】
フルバージョンについては、公式の歌詞が未発表当時に聞き取って書いたもので、この耳で聞いたものを元にしており、表記については独自解釈となります。また、前述ゲーム本編用のものと重複する部分も含めて記述します。 MV版と重複する部分については割愛します。あとパート分けも外します。ご了承ください。
あ、疑問符を付けられる形の言葉には極力つけておきました。
詳釈:切り取られていた部分の逐次解釈
はい。
やられてます。寝てる間に。
でも、消してるの履歴だけでいいんでしょうか。あ、いや、人生の履歴とかになってくると話は別ですが。LINEのトーク履歴とかは結構響くかもしれない。何しろ全部やられちゃうわけです。親兄弟とかも関係なく。
で、責任は誰にあるのかということを問うてますが。実行してるのは「アタシ」で、そう判断したのもそうですよn……いえなんでもないです。信じさせてくれなかった「アナタ」氏がいけないんです。間違えちゃったんです。多分。または「アナタ」に間違えさせた誰かが。きっと。
いや、超能力やおまじないの要素はどこにあるんでしょう。ぶっちゃけ実力行使の影しか見えない。まじないを「呪い」と書けばそれはそう。
イベントエピローグを見てからのこのフレーズは「あっ……」てなりますよね。アプリ。北沢さん、あなた……。
「繋がってないと苦しい」みたいなことはまあまあ聞くことのある内容のような気がします。メンヘラという言葉がそこそこ一般に知られるようになったのもそんな最近ではありませぬ。使い方次第では侮蔑の意味に取られかねないので慎重さを要する言葉ですが、そういうテイストの”病み”加減ですね。で、「たすけて」。れすきゅーのニュアンスがここで出てきました。
裂かれるのは腕と胸なんですねえ。胸が張り裂ける、というのはよく使われる表現として、むしろ腕は自分で刃を滑らせているのでは……というのがバンソーコーの役割だったりするんでしょうけども。いや本気でやる人はバンソーコーなんぞ屁のつっぱりにもならない切り方しますけどね。長袖なしじゃ生きられない方というのが世には一定数いらっしゃいます。まるでやけどの痕のようなことになる場合もあるようです。衝動的にやっちゃうんだそうです。【以下加筆訂正箇所】[【誤】何度か聞きなおしたけど、「瞳孔」ではなく「とうこん」と歌っているように聞こえます。]→【正】どうやらここは「瞳孔」で正解っぽいです。「SEASON-@IR SHADE OF SPADE」有料配信パート内でのライブ披露後、亜美役・下田麻美さんが歌詞に関して言及されていて、そこでこの箇所について「どうこう」と言っていました。ちなみにこのライブは北沢さん役の雨宮天さんが出演できず、『スペードのQ』は下田さん・昴くん役の斉藤佑圭さん・エミリー役の郁原ゆうさんの3人での歌唱でした。【訂正箇所終わり】……まあそれにしても焼き付いちゃうのはインパクトを表現するにしても、その、何が焼き付いちゃってるんでしょうかね……。
で、息できなくて張り裂けちゃったんだか爆ぜちゃったんだか、あるいはSPADEで切り刻んでしまったんだかしたバラバラの欠片を捧げ「たい」ということですが、この際の「い」がギリギリ聞こえるかどうかのレベルまで「た」を伸ばして歌われているわけです。ここに、「(既に)捧げた(ものとする)」のと「捧げたい」という単純な願望との狭間を感じさせるような趣があります。ありますね?……ね?【加筆部分ここまで】
そして本番はここからです。
ここにおける「純情が壊れる」という意味、詳細に考えるべきでしょうか。やめといた方がいいでしょうか。程よく前向きに解釈しても「前科が付く」みたいなことになってきます。いいの? それならむしろR18的なことの方がまだ平和な気もしますが、「アナタ」氏の胸中を思うと前門のトラック校門の大神環。気をつけて帰るんですよ(何の話だ)。ただR18だろうがR18Gだろうが、どの道これ中学生に歌わせるのは問題アリアリだろってことになっちゃうので、本編・MV版の歌詞はギリギリの配置なんだなあという風に思います。はい。
ここの「いいよ いいよね?」の崩れていくようなメロディラインは本当によろめいていく感じで見事だと思います。
だけど、「愛をくれる」という意味深なフレーズ。やっぱりケシカラン方向に想像が働く訳です。やめときゃいいのに。
この局面における「アナタ」氏は、どう反応するでしょうか。意志の強い人物なら、踏み止まってその「アタシの純情」を壊すことに傾かないということも考えられますが、この迫られ方をしてそうやって免れることが果たして可能なのでしょうか。その可能性について、次のフレーズで結構絶望的な気持ちにさせられます。
ここにきて「きゅるるる」の所が”テープの巻き戻し再生”みたいだなと想像するのは、ちょっと昭和育ちの感覚すぎるでしょうか。
ちなみに「挙動」も何度も聞きなおして拾った言葉です。1番のサビの入りで「情緒」(不安定になるやつ)になっているので、どちらかというと「キョドってる」的な「挙動」(不審になるやつ)なのかなと。(そこで亜利沙の声が聞こえてくるのやめよう?)
[追記注 この部分は「挙動」ではなく「今日も」と歌われているようですね。深読みし過ぎなのかもしれないけど、個人的には「挙動」であってほしかった……]
そしてキスという具体的な性愛を示す行動が出てきました。その後の「ハイ」は、前述の通り。どのルートに行くのかは「アナタ」次第になっちゃうのかなー。
「チュ」と書きましたが、これは多分「チュー」で「チュッ」ではないように思っています。もちろん深読みですが、「ちゅうする」で変換してみてくださいよ。出てきませんか、「誅」。
運命に回数があるのもまあ驚きますが、それもそのはず。答えを要Qされてその先でこんなことになっちゃう訳なので。
ミスったらリセットかかっちゃうんですって。あ、「デス」のカタカナ表記は完全に意図的death。同じループのふりだしに戻されちゃうんですって。え、これ、生きてる……?
「違和感」という言葉に「さばく」と続けるのは本当に秀逸だと思います。ここでは敢えて「裁く」として、マルかバツかのジャッジをする「アタシ」の立場を重視しましたが、スペード的には「捌く」でも間違いじゃないと考えます。まるで俎上の鯉。まな板の上の、それは……らぶ、ですか。(北上さん、そこで「ラブカ」とか言い出さないでくださいよ真壁さんも困ってるでしょ)
まあ、ここで「違和感」が出ちゃったんで、結局マルはもらえないってことになるようなんですけども。そうすると、待っているのは「罰」なんですね。チューバツ……。
そして、このフレーズに帰ってくるわけです。
マルをもらえたら、そのマルは左手の薬指に。一気にチャペルに突入させられてると思います。間違えないでルートをたどれたら、晴れてハレルヤなのです。お悔い、飽きのございませんようにグルグルしてください。世界中の大好きを集めても。きっとそこで幸福は義務です。
結論:この歌ヤバい
Q. バツとマル、「アナタ」は間違えずに進めますか?
これに対する「A.」がないのが、とても興味深い所です。
お疲れさまでした。このエントリは本当にここまでです。ご清聴ありがとうございました。るるるきゅー。