【セレスティアル航空】巻いた尻尾はどうすんの【まんじりともせず】

福井県に対する説明……なの?

 さて今日は、5月11日だった訳だが。
 福井県に対して「ホームページ上で説明する」としていたセ航空側の言葉は履行された様子が見られない。相変わらず、なんだかフワフワした(空を飛ぶから?)微妙に怪しい日本語の調子のいい宣伝文句が並んでいるばかりだ。一応更新日だけ、今日の日付になっている。あとなんか「登録開始日」が5月16日(来週月曜)って書かれてる。ほんとかな?
 ツイッター上で本日のセ航空本社の現地を外から窺った報告を上げている方もおられて、当該建造物の当該フロアには電気が点いていて、少なくとも誰かしらがいるような雰囲気ではあったらしい。

県議さんも削除

 セ航空の売り込みをそのまま「福井空港小型航空機活用推進大会の結実としての今後の福井空港の活用」としてこの件をサイトに上げていた県議会議員氏も、報道を受けてのことか、さすがに当該項目を削除したらしい。
 またYouTube上で確認できるのだが、3月11日の福井県議会(何らかの委員会だろうか)における議員質問に対して櫻本副知事が答えている内容に、セ航空の構想運航内容がほぼそのまま(所要時間や運賃等はなかったが)織り込まれているという場面もあった。
 県側の積極的な行動があってもよい段階ではなかろうか。

進展らしい進展は見られない

 おそらく、仮に(仮に、ですよ!)「何かしらの善意に反する行動をもとにしているなら、今後「準備してます」「がんばってます」「折衝中です」みたいな進捗にならない状況報告みたいなコメントくらいは出すが、結果フェードアウトみたいになってしまうんじゃないかという感触がある(個人の感想です)。
 きちんとした地域創生、不採算施設の活用を志しての協働ということなら、(もうちょっと練り込みが要るだろうにとは思うが)「まずは堅実にこの段階から進めていきます。感触がよければその次に進みます」と、言ってくれさえすれば「ああ、そうなのか」と待つこともできよう。
 しかし、現状を見るに

「横浜国際航空」

 千葉急行バスより近似値の高い事例として、不動産管理会社が80%出資した「横浜国際航空」が、航空機を自社で所有せずリースによって航空便を運航するという計画を発表した事例があった。一種の上下分離のようなやり方になるだろうか。地上部分はやりますから飛ぶのはお任せします、みたいな?
 まあこれもこれで結局「羽田~関空便」の計画をぶちあげたものの、それをなぜか「羽田~小笠原便に縮小して、結局小笠原側で「そんな話ひとつもないけど」で終わってたということらしい。多分羽田にも関空にも何一つ話が行っていなかったものと推察する。

公共機関を相手にしたからには

 事象としては近いが、セ航空については県を巻き込んだ(しかも副知事が結構しっかり嚙んでるっぽい)話であるので、これより二段三段ほどしっかり立ち回らないと、既に言われている「補助金詐欺」だの何だので、飛ばせずままになったとしても話を終わらせる手順も必要になってくる
 今はまだ、福井県政としては「信じたい」ところだろう。

 単なる風呂敷売りじゃないなら、きちんと動いてほしい。

 福井県も福井県で、「信じる」ための根拠があるべきで、それがないとなるなら、しかるべき手段で縁を切るのが筋と言える。

 ちょっと堅い言葉で結ぶことになるが、これが「悪趣味な好事家の手遊び」で終わっていい規模の話ではないからこそ、なのだ。
 そんなのは千葉急行バスレベルで十分なのだ。悪趣味人は別にTDLにもUSJにも行かなくていい、八街駅に6:09に到着できればいいんだ。


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