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【KTH交換留学チュートリアル】準備編 : 留学決定まで

こんにちは。前回の投稿から、留学先大学のイベントやら授業、旅行やらで時間が経ってしまいましたが、ちゃんと書きます!

今回のトピックは留学決定までです。2023年度の春募集に申し込んだ流れを説明していきます!


交換留学の準備を始めるタイミング

思い立ったが吉日、すぐに動き出しましょう。早ければ早いほど余裕を持って準備や今後の予定を立てることができます。理想は申込み期限の半年以上前から準備し始めるのが良いと思います。
特に理系で研究室に所属している人は、できるだけ早く担当教員に相談しましょう。卒業時期や研究室での活動に大きな影響を与えるためです。
自分は申込み期限の2か月前に行こうと考えましたが、正直ギリギリなラインだったと思います。色々承諾いただいた教授には感謝です。

決定までにやったこと

交換留学決定までの流れは、自分の場合以下の通りでした。
()内には自分のケースでの日にちを詳細に記載していますが、あくまで大体の時期と間隔の参考程度にしてください。

  1. 必要書類提出 : 5月下旬 (23年度だと5月25日)

  2. 所属学部・専攻で審査・面接 : 6月上旬 (6月5日)

  3. 学内全体で書類選考・結果発表 : 7月下旬結果通達 (7月24日)

大まかに実行したことは以下のとおりです。

  • 留学先大学決定 : 4月中旬辺りまで

  • 必要書類作成 : 5月半ばから2週間ほど

    • 本当はもっと早く取り組むべきですが、このときGWにコロナになってしまったので、スタートが遅くなっちゃいました、、

  • 今後のプラン構築 (授業・進路・研究など)  : 4月中

  • 担当教員とのコミュニケーション : 新学期から締め切りギリギリまで

  • 面接対策 : 6月頭

留学先大学決定

与えられた選択肢から留学先を決めましょう。決定の際には自分が留学で重視したい点を整理しましょう。自分は、

  • 英語で授業を受けられる

  • 町中でも英語が比較的通じる

  • 多くの国の人とコミュニケーションが取れる

  • 日本人が多くない

  • 情報工学系で高い評価

    • コンピュータサイエンスの授業を受けようとしていたため

というのを重視していて、上がすべて当てはまるスウェーデン王立工科大学 KTHを第一希望として選択しました。それ以外には、スイスのジュネーブ大学も選択肢にありましたが、留学生の割合が多いという理由でKTHを第一希望に据えました。

必要書類作成

留学先を決めたら書類の作成に早く取り組みましょう。おそらく各大学でフォーマットがあると思うので、それに従って書きましょう。

東大の場合

自分が作成・用意した書類は、以下の通りです。詳細は各大学・所属学部の募集要項をよく読んで確認してくださいね!

  • UTAS (学内システム) での申請フォーム : 詳細を後述

  • 語学能力証明書 (TOEFL iBT or IELTS) UTASに添付

    • 自分はiBTを院試のときに受けていたので、それを使いました

    • TOEFLのmy Page→My scoresで過去のスコアを参照可能

    • 証明に使いたいテストを選択すると、Reportのpdfをダウンロード可能、それを提出すればOK

  • 英語の成績証明書 : UTASに添付

    • 前期課程・後期課程それぞれ東大の証明書印刷機で印刷して、pdfとして取り込みんだものを提出

  • 誓約書 : UTASに添付

    • フォーマットに沿って記入

  • パスポート顔写真 : UTASに添付

    • 印刷したものをpdfにして提出

  • 奨学金受給希望状況確認書 : UTASに添付

    • 詳細を後述

  • カバーレター : 所属学部・研究科に提出

  • 教員からの学生所見事項 : 所属学部・研究科に提出

    • 担当教員の協力が必要、後述

こうして並べてみると結構あることが分かるんじゃないでしょうか?これでも自分は学部東大かつ前期後期で跨ってないというのもあって、提出すべき書類は最小限な部類だったと思います。

UTASでの申請フォーム

全学交換は基本的にUTASに必要情報の記入・添付をして提出することになります。具体的には以下のことを書きます。

  • 氏名・住所・学歴職歴など自分の基本情報

  • 留学先希望校 : 第3希望まで出せます

    • あくまで自分で色々記入する必要あり、選択肢を選ぶタイプではなかったと思います

    • 学部・研究科、HP、留学の条件などを自分で記入する必要あり

  • 自己PR

  • 留学志望理由

  • 派遣先での学習・研究計画

  • 留学後の計画・進路

今思えば、この申請フォームの自己PR、留学志望理由、派遣先での学習・研究計画、留学後の計画・進路の内容が選考においてとても重要だったと思っています。
後述しますが、面接は比較的形式的なものだったので、比重としては書類のほうが大きいと思われ、ここを如何に論理性・具体性を持って説明できるかが鍵になると思います。そういう意味で就活のESっぽかったなとも思います。余裕があれば、友達とかに添削してもらうのも良いと思います。

奨学金について

書類に書くべき情報は、前年度の成績とその他の奨学金受給希望状況です。

で、これは修士1年の人は奨学金の獲得が圧倒的に有利です。理由はその条件にあって、

  • 前年度の成績が参考されるが、基本的にマックスの成績になっているはず

    • 前年度基本卒論だけだと思うので、基本的にGPAは3 (要は優もしくは優上) になっているはず

    • 前年度のみの成績なので累積ではないというところに注意

  • 金銭的な条件は自分の収入 (世帯ではない) が536万以下であればよい

なので、修士の人は是非申し込みましょう。

今後のプラン構築

院試だったり就活と留学時期が被る場合は、どのようなスケジュールであるべきかを考えましょう。
自分の場合は、

  • 春募集ではヨーロッパで1年留学できるオプションがなかった

  • 半年の留学で卒業時期を伸ばしたいとは思わなかった

  • 修士で卒業予定で、就活が始まりかけていた

というのもあって年内に就活を終わらして (つまり25卒だが2023年に就活を終了させる) 、かつできるだけ前期のうちに単位を取りきるということを考えていました。授業は留学先大学との単位互換も可能ですが、念の為取りきってしまったほうが良いと思います。これは留学担当の人からも勧められました。

結構きつかったですが、友人の助けもあって、両方達成することができました。ここを掘り下げると長くなっちゃうので、就活の話はまた今度書きます。

担当教員とのコミュニケーション

必要書類のうちの、所見事項は担当教員にお願いして記入して貰う必要があります。研究室あるいはゼミに所属しているの学生は、担当教員にお願いしましょう。学部生で研究室やゼミに所属していない場合は、授業の先生などに頼む必要があります。
それに加え、考えた今後のプランを担当教員にできるだけ早く伝えましょう。担当教員からFBがあったら、その都度プランや書類の修正を行いましょう。綿密なコミュニケーションは、今後の手続きでも大事なので、怠らないようにしましょう!

面接

書類提出して1, 2週間後に面接をしました。
東大の場合、ある専攻と無い専攻があるらしいです。工学系はあるはずですが、学際情報学府所属の友達はなかったと言っていました。

面接自体は合計15分で、前半は英語で留学したい理由・その大学を選択した理由などを聞かれました。後半は日本語で、卒業時期や進路をどうするのかといったより細かい質問を受けた後、留学や留学先に関する注意を口頭で受けると言った流れでした。就活の面接に比べればかなり楽だったのと、結構形式的な感じだったので、ここで異常に手を抜かない限りは問題ないと思います。

面接準備としては、志望理由を英語で言えるように準備をしておくと良いと思います。

留学決定

面接してから2日後くらいに、所属専攻の選考が通ったという連絡を受けました。そこから大体2ヶ月後に全学交換の推薦が可能という連絡をもらい、実質留学決定となりました。

ちなみに全学交換の推薦が可能と言っているのは、大学側が手続きするのは学生の推薦だけであって、留学先への手続きはまた自分で色々とやる必要があるためです。

まとめ

今回は留学決定までを記載しました。書いてみると結構やるべきことは多かったなと改めて思います。
総じて、余裕を持って早め早めの行動を心がけましょう!この記事が参考になれば幸いです。質問・疑問点などあればコメント頂ければ対応します。


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