【KTH交換留学チュートリアル】1月号: part2
こんにちは。今回も留学中の日記を書きます!
今回は10ヶ月遅れの1月号part2です。
part1はこちら
筆者のプロフや過去の記事はこちら
Day8: 1/15 (月)
この日は、ようやくKTHのarrival day (=入学・寮の手続き) でした。
airbnbの宿舎を掃除して、KTHに向かいます。
arrival dayについて
交換留学で入学する人が一気にこの日に押し寄せるので、人数は半端なく、かなり待たされることになります。ただここらへんは運営側で工夫があり、待ち時間でいろいろなイベントがあります。
Fika: コーヒー (激苦) とKanelbulle (渦巻きシナモンロール) を提供してくれます
THS (Tekniska Högskolans Studentkår)のイベントチェックイン
キャンパスツアー: 最初に留学生と交流するチャンスです、最初なのでみんな好意的に対応してくれます
また、自分は使いませんでしたが、列に並ぶための手続きをオンラインで行えたみたいです。結構待たされるので、使うほうが良いと思います。
THSのイベント・チェックインについて
KTHにはTHSという学生団体があり、留学生向けのイベント (=International Reception) などはこの団体が主催してくれます (正規の学生が基本的に運営、GPA稼ぎとかが特典としてあるらしい)。
arrival dayの前からメールがおそらく届くはずなので、どのようなイベントが開催されるのかが知らされます。留学生と交流できるチャンスなので、ぜひ参加しましょう。
で、このイベントの申込み自体はオンラインで完結できるのですが、支払い自体はオフラインで実行する必要があります。
その支払いを、この待ち時間で処理することが出来ます。もちろん、この火以外でも手続きできますが、このときが一番楽なのでまとめてやっちゃいましょう。もちろんカードが使えます。
手続きを終え、寮に向かいます。スーツケース2つを雪道の中運ぶのは絶対に無理だと思ったので、KTHから友達2人と一緒にUber使って移動しました。
寮についてから建物に移動するまでもめちゃくちゃきつかったので、Uberで正解でした。
寮についてから
Lappisという寮にお世話になります。
行ってみたら寮というよりは団地みたいな感じで、めちゃくちゃ広かったです。
建物のフロアごとにまとまりがある感じで、各フロアで長みたいな人が居て、whatsappのグループもあるはずなので、ここらへんは初日で把握できるようにしましょう。夕方シェアキッチンに行けば誰かしらはいると思うので、そのタイミングで聞いてみましょう。
部屋は本当にシンプルで、一人部屋にしては結構広かったです。なお半年しかいなかったので、全然有効活用できずに終わりました、、。
日用品購入
部屋にはベッド・机・椅子以外本当になにもなかったので、今日を生きるために色々と買い出しに行きます。部屋に残っているものは、前に住んでいた人がどのぐらい残していたかによります。自分の場合、前の人はほとんどすべて売り払ってしまったらしいので、初期装備しかない状態です。ここらへんはソシャゲみたいに完全にガチャゲーです。僕はノーマルを引きました。
まずはIKEAに行って、布団・枕を買いに行きました。
ただこの日はまじで全員がIKEAに向かうので、物によっては既に売り切れてたりします。自分の場合、布団が既に売り切れていました、、 。幸いシュラフは持っていっていたので、めちゃくちゃ不便というわけではなかったのですが、まあこういうこともあるということは留意したほうが良さそうです。
また、寮ではWiFiは使えるのですが、ルーターは各自で調達が必要なので、ルーターもこの日に買いました。設定方法は、寮の人に聞けばマニュアルを渡してくれると思います (まだ僕もこのマニュアル持っているので、もし欲しい人居たらコメントください)。
日用品を買う場所
最初はなにもないので、何でも買いたくなる気持ちはわかりますが、すべてを最初に買うのはおすすめしません (枕とか布団はどのみち購入が必要)。
僕のいたLappisでは、FBのグループやWhatsappのグループでメルカリみたいにused品の売買が活発に行われており、新品よりもお得に買い揃えることが出来ます。
新しく来た人が買いたいものなんてだいたい決まっているので、売り払う人が運良くいれば、その人と連絡を取って購入することが出来ます。購入の際は、お金の送金が必要になるので、このときにRevolutがあると便利です。大抵の人は現金でのやり取りを嫌うので。
自分はこの週に小さい机とカーペットを買いました。
終わっているキッチン
寮ではキッチンだけ共用だったので、食器とか調味料を置きに行ったんですが、羽虫が大量に発生しており、ただただ最悪でした。グロいので写真は流石に置きません。話を聞くと、自分が寮に入る前の12月には誰も寮に居なく、掃除当番が機能していなかったために、めちゃくちゃ虫が増えたらしいです。どうしてだよぉぉぉ、、
Day9: 1/16 (火)
arrival dayの時点で結構疲れましたが、ついに授業スタートです。
午後から授業だったので、昼はキャンパスにある la campusというレストランで、友達おすすめのパッタイを食べました。これがマジでうまい。
KTHにはいわゆる学食がないため (結構辛い) 、お昼ごはんはこういうレストランに行くか (4個ぐらいあります)、コンビニで買うか、自分で弁当を用意することになります。見た感じ弁当を持ってきている人が多かったです。
授業について
修士向けの授業は、英語で展開されます。交換留学生だけの授業ということはなく、正規生と混ざって授業を受けることになります。
日本の大学との違いがいくつか感じられました。
総じて授業の準備が入念になされていると感じました。スライドとかは基本的にはLMSにアップロードされており (このLMSの作りが結構良かった)、授業によっては録画も公開されています。そもそも、KTH自体研究というよりは授業に重きを置いており、一つの授業の負担は日本よりは全然多いので、それが如実に反映されている感じです。負担が多いと言っても、1セメスターで取る授業数は4つとかが限度なので、全体の負担は多分日本の大学のほうが多いです。
授業の評価は、テストもありますが課題の比重が多く、課題は基本的にグループワークで進めることになります。グループワーク前提の課題も当然ありますが、それ以外の問題を解くだけの課題であってもグループで取り組むように言われます。授業によっては、グループを学生間で話し合って組むようにと言われます。この日に受けた授業がまさしくそうでした。知り合いは当然0だったので、近くにいた中国人に話しかけてなんとかグループを組めました。
授業は、だいたい定刻+10~15分ぐらい経ってから開始される印象でした。時間割だと一コマ2hあるのですが、途中休憩とか開始時間の遅れを考慮するとだいたい1.5hで行われる印象でした。
授業が終わると、学生は先生に対して拍手をする文化がありました。双方にリスペクトがあって僕は好きな文化です。
また、学生からの発言は想像していたほど積極的ではなく、日本とそこまで変わらないと感じました。日本と同じで基本的に授業中の発言が成績にプラスされることはなかったので、まあ当然かも知れません。アメリカぐらいの話なのかな?
オリエンテーション・Chapterについて
初日なので、大学側から留学生向けの説明会が開催されました。基本参加必須だったはずです、専攻ごとで開催されます。授業等については目新しい情報はなかったですが、新たにChapterについての紹介がありました。
chapterは、日本の大学で対応するものが無いので説明が難しいのですが、イギリスのカレッジ制度の超緩い版だと思ってもらえればよいと思います。
コース (専攻よりもっと細かい分類) 単位で一つChapterが存在していて (例外あり)、それぞれのChapterでイベントやpubが開かれています。各Chapterで専用の建物・部屋があり、イベントなどの告知はWhatsApp及びDiscordで行われます。
コンピュータサイエンス系は、メディア系と合同でMETAというChapterに振り分けられます。
各Chapterで缶バッチ?がイベント?か何かで配布されるらしく、それを集める人がちらほらいるらしいです。
School pub
オリエンテーション後nymbleという建物で、pubが開催されました。
pubなので当然アルコール類が提供されるのですが、KTHでアルコールが提供されるイベントでは基本的にパスポートの提示が必要になるので、忘れずに持っていきましょう。アルコール類が提供される場所では身分証の提示が法律で定められているっぽいです。 (レストランとかは例外?)
友達とかを作る絶好の機会ではあるのですが、自分はこういう場所に慣れてなかったので、この日は馴染めずに終わりました、、
夜中に日本の大学の方で課題発表があったので、早めに撤退しました。
Day10: 1/17 (水)
午前中に授業があったので、なんとか起きて向かいます。
お昼はQ buildingにあるビュッフェで友達と一緒に食べました。
135krで食べ放題で、決して安くはないですが出されている品目は幅広く、美味しいので普通におすすめです。米料理とかも結構あります。アイスとコーヒーも出されてます。
午後はまた日用品を買いにGallerian (デパート) 行ったり、KTHの図書館で作業したりしました。買い物でようやく冬用のダウンを買いました。
KTHの図書館の地下にはロッカーがあります。僕は一回も使いませんでしたが、大きな荷物を持っているときには役立ちそうです。
夕飯は、ずっと外食するわけには行かないので虫がいるキッチンで何かを作らなければなりません。まだフライパンとかは使う気に全くならなかったので、とりあえずレンチンできるパスタをLappis内のICA (スーパー) で買いました。
Day11: 1/18 (木)
午後に授業を受け、図書館で作業してました。寮に戻り、共同の洗濯機を初めて使いました。洗濯機の言語が英語でなかったので、かなり使い始めるのに苦労しました。
ようやく自炊
ついに終わっているキッチンで料理をしました。と言っても作ったのはインスタント麺なので、速攻で終わりましたが。なにはともあれ火を使っただけ進歩です。ラーメンだけだと寂しいので、スーパーにあるサラダブッフェを買いました。ピカデリー?という名前でこれ結構便利です。
キッチンで食べていたら、同じタイミングで入寮したチェコ人 (女子)と会って、2hぐらい話してました。
彼女と話していると、英語の会話にところどころ戸惑っているシーンが有りました。それは自分が発している単語があまり理解できていない (半分は僕の発音が悪い) のもそうだし、彼女が単語を思い出そうとしていることもありました。今まで欧州の人であれば万人が英語が得意でスラスラと話せるという認識をしていたのですが、そういうわけでも無い (特に東欧) という事が分かりました。
Day12: 1/19 (金)
午前中、若干の寝坊をしつつ授業に向かいます。
gitについての話でした。
移民局Migrationsverket
午後は、前日運良く予約が取れたのでSundbyberg (スンドビュベリ) にある移民局、Migrationsverketに向かいました。予約が取れるまでは毎日移民局のサイトで予約が空いているかどうかを確認することを強くおすすめします。
行った先で指紋と写真を取ります。ここで取った写真がそのまま在留証明書の写真になるので、髪型とかは呼ばれる直前にちゃんと準備しましょう。僕は適当に行ってしまい、ダサい髪型が証明書に載ることになってしまったので、気をつけましょう。
予約した時間から手続きが始まることにはなってますが、大体遅れているので、後ろに予定は詰め込まないようにしましょう。
Gasque (ガスク)
自分にとって、初めてのレセプションイベントでした。
基本的には夜の食事会なのですが、間にミニゲームが色々あります。
机の島が4つあって、その席にまず適当に座ります。仲いい友達と固まって座れるのでご安心を。その島がミニゲームのチームになります。ミニゲームの内容はど忘れしてしまったのですが、チームのうち1人か2人が代表 (生贄) になって前に出てゲームを行う形式です。僕も一回やりました。一番ポイントを稼いだ島がなんか賞品をもらえたような?
食事は完全ヴィーガン料理でした。ここらへんの配慮は流石です。
色々な国の人と話せるいい機会でした。アメリカ人が同じ島に居て、大谷のドジャーズ移籍の話で盛り上がりました。
Day13: 1/20 (土)
中央駅付近で探索・買い物してから、夜に交換留学生にとってメインのレセプションの一つであるWelcome Partyに行きました。
Welcome Party
集合時間ちょっと前に開催場所につくと、まだ運営側も準備が終わってなくて、吹雪いている中外で待たされることになりました。スウェーデン人は時間に厳しいと聞いていたので、これはちょっと意外でした。開始時刻+15分ほどに着くぐらいがちょうど良さそうです。
パーティーの内容は基本的にはクラブだと思ってもらえればよいです。飲んで喋ってただひたすら踊る、そういう会です。慣れていない人にとっては何しているんだろうという時間になりがちですが、冷静になってはいけません。そういう考えは捨てて、流れに身を任せましょう。クラブで踊れないとなんか寒いやつになっちゃうので、このノリに事前に慣れておくのは大事かもしれません。そんでやっぱ海外の人ってみんな踊りうまいんですよね、慣れているというか。高校からそういう機会があるんだろうなと勝手に考察。
イナズマイレブン知っているイタリア人とか、柔道激強のチリ人とか、色々なバックグラウンドの人と会えてめちゃくちゃ楽しかったです。
いろいろな人と話せるチャンスではあるんですが、いかんせんクラブなのでめちゃくちゃ騒がしく全然会話が聞こえないという現象に陥ります。ノリと想像力で乗り切りましょう。インド人いわく、こういう場は基本何言っているか聞こえなくて皆割と適当らしいのでそういうことなんでしょう。
Day14: 1/21 (日)
この週はイベントてんこ盛りだったので、流石に一日休養日にしました。やったこととしては適当に寮にあるICAを物色してました。
今回はここまで!なかなか盛りだくさんの一週間でした。
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