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【KTH交換留学チュートリアル】準備編: 寮の申請~荷造り・出発まで

こんにちは。今回は寮の申請から出発まで、自分が準備したことを紹介します。サムネイルは旧市街地 (ガムラスタン) の大広場です。
筆者のプロフや過去の記事はこちら


寮の申請

ビザの申請まで終わった辺りで、寮に関するメールがKTHから来ました。
メールが来たのは、授業開始日の2か月前 (11/16) で、その後2週間後ほどに寮が決まった旨のメールが来ました。
入寮決定のメールは人によって来るタイミングが異なるようなので、友達が先に来ていたとしても心配しすぎないで大丈夫です。
なんだかんだ留学でいちばん大事な要素なので、結構ヒヤヒヤしてました。

KTHの寮の選択肢

KTH経由で申し込むと以下の3つが主な選択肢になると思います。

  • Lappis: ラピス筆者はここに住んでます

    • KTH以外の大学の人も住んでいる一番規模の大きい寮

      • KTH以外ではストックホルム大学勢が多い

    • 寮というよりは、団地みたいな感じ

    • キッチンが共用の一人部屋か、シェアハウス形式の部屋の2種類存在

    • 家賃がこの中では一番安い、月7.5万ほど

  • TABY: タビー

    • シェアハウス形式の部屋

  • TEKNIKRINGEN: テクニックリンゲン

    • 大学キャンパス内にある寮

やること

基本的には、KTHから来る申請フォーム (入学許可と同じくMobility online) のインストラクション通りに手続きを進めればよいです。
ただここで問題なのが、KTHで寮を申請しても100%寮に入れる保証がないということです。
実際、KTH側からもSSSBという寮を管轄している団体の、入寮の待ち列に入ることを推奨されます。

補足: SSSBについて

ストックホルムの学生寮を管轄している運営団体です。もっと正確に言うと、KTHから入れる寮のいくつかはSSSBが管理しています (Lappisは少なくともそうです)。
自分は結局待機列に登録しただけで何もしなかったので、詳細な説明は参考にあるサイトに委ねます。

寮に外れた場合

寮に入れないと分かった場合、ストックホルムの住居を自分で探さなければなりません。この点は、私は詳しくないので他の方のサイトに説明を委ねますが、ストックホルムは現在住居が不足しているらしいので (あんなに土地広くて人が少ないので疑いたくなるが、、)、探すのは相当大変らしいです。とにかく寮に入れるよう、全力で祈りましょう。

参考サイト

事前学習: 英会話

行く前に英語のウォーミングアップとして英会話をなんとなくやっていました。やってた期間は2ヶ月で、DMMの英会話を使っていました。
基本的にはその日のニュースを題材に30分間講師とお話するということをしていました。英語力の向上というかは、英語を使うハードルを下げるというニュアンスのほうが大きかったです。
正直やる意味があったかは定かではないというのが今のところの感想です、、

後日談) やっておけばよかったこと

日本の大学の課題を終わらす

当たり前といえば当たり前なんですが、日本の大学で出ている課題は行く前に終わらせていったほうが時間的にも精神衛生的にも良いです。
自分は必修の課題を終わらせることができなかったので、最初の1週間でかなりきつい思いをしました、、

Vlogなどをやりたければ、事前にやり方を理解しておく

留学は本当に多くのイベントが発生します。特に半期だけの留学の場合、授業・イベント・旅行をしているとゆっくりとした時間を取るのがかなり難しいです。そのため、留学中にブログ、Vlogなどをやりたいと思っているのであれば、留学中のスキル獲得を目指すのではなく、事前にどうすれば動画ができるかを理解しておいてから、留学中はアウトプットに集中するのが良いと思います。

荷造り

留学準備で最も頭を悩ます項目の一つです。

結論: 持っていけるものは全て持っていこう

人によって考え方は違うと思いますが、個人的には持っていけるものは持っていったほうが良いです。というのも、最初にモノが少ないと色々と買い物をしに行く必要がありますが、これが結構時間取られるのと、日本と違って (北欧は特に) モノを手軽に購入できないです
例えばスリッパとかサンダルとかは、どこに行っても1,000円以上してしまい、このような買い物を続けていると金銭的な負担がかなり大きくなってしまいます。そのため、スリッパのような小物と言われるようなものこそ、持っていける分は持っていったほうが良いです。
また、自分は冬の時期に生活をスタートさせたというのもあり、北欧のめちゃ寒い天気&雪道の中、そこまで大きいものでなくても買い物して買ったものを家まで持ち運ぶのは結構負担でした。

補足: Amazonについて

スウェーデンは北欧で唯一Amazonが使える国ですが、日本と比べて安かろう悪かろうみたいな商品が全然ないのと、送料がかかって即日配送でもないので、扱いには注意が必要です。

優先順位: 小物>服

持っていけるものを持っていったほうが良いとはいえ、必需品以外は優先順位をつけないとスーツケースに入らないと思うので、判断基準としては小物>服のほうが良いです。理由の一つは先述の通りで、小物が手軽に購入できないためです。
服はその容積の割にあまり多くは持っていけないので、最初は高頻度で使い回すことを念頭に、持っていくのが良いです。ストックホルムには多くのセカンドハンドショップがあるので、生活が落ち着いてきたら色々と巡ってみるのが良いでしょう。
ただ服のうち、下着類・靴下は多く持っていったほうが良いです。理由として寮の洗濯の頻度は週1回ぐらいで、洗濯までに全部使ってしまう可能性を防ぐためです。

キッチン用品は最低限は持っていこう

寮によってキッチンが自室にあるか共用かに分かれると思います。自室にある場合は、当然ある程度は持って行くとして、問題は共用の場合です (自分はこっちでした) 。
結論、何も持っていかなくても器具は基本的に揃ってはいますが、衛生観念が日本と海外で異なるというのもあって、最初は使うのに勇気が必要だったりします。フライパンとかは持っていく必要ないですが、自分用の箸・スプーン・フォークなど最低限のキッチン用品は持っていったほうが良いです。

郵送の利用は自己責任で

荷物の一部を郵送で送るという手段があります。自分は使っていないですが、友達いわく荷物が途中でロストしてしまったため、一ミリも推奨しないとのことです。自分は帰るときには使おうと思っていますが、行きの際には確かに使わないほうが良いかもしれません (使ったという友達もいました) 。

実際の持ち物リスト

noteに直接書くと見づらくて大変なので、自分でまとめていたnotionのページを下で共有します。細かいところまで書いているつもりなので、是非参考にしてください。留学におけるベタな注意点 (ビタミンDとかパスポートとか) は他のサイトに委ねるとして、その中でも持っていって良かったもの、持っていく必要の無かったもの、着いてから持ってくればよかったと思うものを以下に示します。
スーツケースは、100L近くの容量のあるもの2つを使いました。雪の上で持ち運ぶのが結構大変でしたが、友達と協力してなんとか運べました。

特に持っていって良かったもの

  • S字フック

    • 何かを引っ掛けるという行為は様々なところで役に立ちます

    • 12個持っていきましたが、もっとあっても良いと思います

  • 地球の歩き方

    • やっぱり一つあると良いかも

    • 観光のときの計画・行き先の選択肢を考える上では、やはり情報がまとまった本がありがたいです

  • エコバッグx2

    • 単純に買い物でも使うんですが、洗濯物を運ぶときなど、かなり汎用性が高いです

  • めんつゆ

    • パスタ・チャーハンなど、料理への汎用性が高く、スウェーデンでは簡単に手に入れられないので持ってきて良かったです

  • シュラフ

    • 友達が遊びに来たとき、逆に自分が旅行で友達の住んでいる寮に遊びに行く際、なんだかんだ重宝しています

  • 洗濯ロープ・平干しネット

    • これないと室内で衣類干せないので、ほぼ必需品です

  • スノーブーツ

    • グリップ力・撥水性能もそうなんですが、何より保温性能があるのが助かりました

    • 1,2月のスウェーデンは本当に寒かったです、これなきゃ死んでました

  • レンジで炊飯

    • 手軽にお米が炊けるのに加えて、卵を溶いたりするボウルとしても有用

  • 包丁

    • いろいろなところで聞く話かと思いますが、海外の包丁、本当に切れ味悪いです (実体験アリ)

    • 安心・高品質の日本製を持っていきましょう

持っていかなくても良かったもの

  • 洗濯バサミ

    • 洗濯は共同ランドリーを使うのが一般的で、乾かすのは外に干すのではなく乾燥機を使うのが一般的

    • そのため、洗濯物をそもそも干し竿に干すというシーンが少ないため、そもそも使う場面が全然登場しない

    • 意外とかさばったので、2個ぐらいだけ持っていけばよかったかも

  • 本だし顆粒

    • 意外と使い道が難しい

    • 一袋はなくても良いかなという感想

  • 台拭きん

    • シェアキッチンの人は、大抵共用のものがあるので不要

    • 食器拭きは速乾性のものを多く持ってきた方が良いです

  • スウェーデン語学習本

    • 特にストックホルムは基本どこでも英語が通じるので、スウェーデン語にモチベーションがそこまでなければ持っていかなくても良いと思います (地球の歩き方に乗っている簡単な挨拶程度で大丈夫)

持っていけばよかったもの

  • 撥水性能のある暖かい雪国仕様のダウン

    • コートとヒートテックがあれば大丈夫かなと思ってたんですが、完全に舐めてました、やはり最初から雪国でも耐えられるダウンを持っていくべきでした

      • 自分は結局2週間目ぐらいに買いました

    • おすすめは、ファスナー付きの内ポケットが付いているもの。内ポケットに財布とかパスポートを入れておくと盗難のリスクを大幅に減らせるのと、手ぶらで外出できちゃうのでかなり重宝します。

  • 室内用サンダル or スリッパ (追加で)

    • 基本的にスウェーデンは、室外と室内で靴を脱ぐのが一般的

    • なので内と外でサンダル (or スリッパ) は分けたほうが良く、それぞれで揃えたほうが良いです

      • 先述の通りサンダルはなぜか高いのしか無いため、最初から2足持っていけばよかったと思ってます

  • ヘアバンド

    • 洗顔用、いつも使っているのに持ってくるのを忘れてしまった、、

    • 日本で少し余っていたロキソニンだけ持っていきましたが、普通に1箱分あったほうが良いです

  • 生姜チューブ (追記)

    • もちろんこっちにもしょうがはありますが、チューブは無いです

    • 和風料理を作ろうとすると、生姜が結構役立つんですが、いちいちしょうがを擦っていると結構めんどくさいです

    • 自分は途中旅行で来た親に持ってきてもらいました

パッキング時間

必要なものの購入も含めて出発直前の1週間で終わらしました。もう少し余裕を持っておけば安く買えたものとかもあったかもしれませんが、まあ大体このぐらいの期間あれば大丈夫だと思います。

参考サイト

持ち物を考えるにあたって参考にしたサイトを以下に示すので、以下も参考にしつつ荷造り頑張ってください👋

その他やっておいたこと

VPNの設定

大学で提供されているVPNの事前設定を済ませておきました。これがないと、日本なら見れるサイトや利用できるサービスが利用できなかったりするのに、なんだかんだ重宝しています。例えば、Yahoo系のサービス・サイトはEUのGDPR (一般データ保護規則) に抵触するということで、利用できなくなってます。

出発

ここまで準備が終われば、大きな心配は必要ないと思います。
留学直前になると色々ソワソワするかなと思いますが、大抵は考えすぎだったりするので、落ち着いて準備を進めましょう。
この記事が留学準備の参考になれば幸いです。
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