Z-liquid - Light snowfallについて。

概要

タイトル：Light snowfall
作詞：ZION
作曲：ZION
収録アルバム：1st Single "Light snowfall"、2nd Album "Gently room"
時間：4:06

解説

　2年前の夏のある日、私は実家で寝ていた。いや、正確には「寝ようとしていた」。昔からたまーにある「全然寝付けない日、週間」、ベッドの上で何とか寝ようともがく一夜。その晩はそういう夜だったのである。
　そんな最中、漸く寝付けそうな瞬間がついに訪れた。待ちわびたぞ、この時を。しかしせっかく眠れるチャンスだったというのにいきなり夢？を見て目が覚めてしまうのだ。季節外れの雪景色の中に赤レンガで作られた屋敷が見える。「コッコッコッコッコッコッコッコッ…」という電子音と共に聞き覚えのある女声（私が敬愛する井上苑子さんの歌声に似てるような…そんな声だった。）で、「こーのー雪がもーっとー…降ってくれた―らー…」という歌声が聞こえた。瞬間、またハッと目が覚めてしまう。「これは…いい曲が書けるぞ！」と。急いでボイスメモに録音し、翌日作曲する時を楽しみにしながら再度眠りについた。
　しかし、いざイメージのままに作ってみるとそれまでの自分の曲と全然違う雰囲気とコンセプト、慣れない作詞（歌がある曲は当時この曲で2曲目だった。）でどこか小恥ずかしさが否めず、すぐさまこの曲を好きにはなれなかった。まあ、今までとは全然違う手法を取り入れたり最大限恥ずかしさのないように努力はしたのだが…
　知り合いや家族に聴かせると、自己評価とは裏腹に結構な高評価を得られた。時間を重ねて正式に配信したりライブで演奏した時も、共演者や観客から一番評価を貰える楽曲となり、必然的にZ-liquidの代表曲というポジションを獲得したのである。こうして自信にもつながり、自分もこの曲を愛することが出来るようになっていったのだ。

次回：清須茶水について。
そんな代表曲に添えられたこの曲の意味は？