R.I.P
昨日、ボク亀の久代さんのモデルであり、数年前までRADIO365でラジオ番組も頑張っていた「チャコ白濱」さんの妹さんから、事務所宛に手紙が届いた。闘病の末、今年の5月に亡くなったという訃報の連絡だ。
そこで色々と遺品整理をしていたら、色々とラジオ関連や、ラジオドラマの遺品が出てきたらしく、手紙を書かねば・・という思いからの温かい内容の感謝の手紙だった。
チャコさんはボク亀の久代さんそのままの人柄で、いつも収録の際にわんさかお土産を持ってくる。で、俺が「こんなに・・全部食えませんよ」と言うと「男のくせに文句言わずに食べなさい」とよく怒られたりもした。(笑)
そんな彼女は「連続ラジオドラマ小説〜幕末爆音伝」の冒頭シーンに登場する、天照大神の声優を務め、死ぬ間際も爆音伝のポスターを眺めては、「自分の誇りであり、素敵な思い出」だと話していたらしい・・。(;_;)
僕の人生は何故かいつも人に何らかの影響や、変化を与える仕事、そして作品づくりの連続だ。そしてコロナ禍が始まる3年前から考えても、色んな人が現れては、また消えていった。良くも悪くも・・。
僕は昔から人間関係において一番大切にしているたった一つのことがある。
それは「連絡を取り続ける、会い続ける気持ちを忘れないこと」だ。もちろん毎日、毎週、毎月連絡をよこせというものではない。要はあくまで気持ちの問題だ。
この歳になると「その心構え」すらも無くなってしまうと、人間関係というものは儚くも一瞬で夢のように消えてゆく。そしてその先にあるのは大抵、昔から先人たちの諺にある「後悔先に立たず」となることがほとんどだ。
長いようで一瞬の人生。
誰かと出会い、素晴らしい時を共に過ごしても、必ずまたいつか別れる日が来る。それが人生の宿命である。
チャコさんと最後に会ったのは、たしか僕がお台場から水道橋にオフィスを移転してから、一度だけスタジオに遊びに来た覚えがあります。ですが収録自体は行わず、お互いの身の上話で終わりました。
彼女と会ったのはその日が最後です。
世の中には会いたくても会えない人もいる。
生きたくても生きれない人もいる。
人生はほんの一瞬の煌めき。
友人、愛すべき人、家族など。
会える間に会いましょう。
チャコさんR.I.P
your friend ZION.
P.S 妹さんには本日手紙を返信しました。ボク亀の原作小説と一緒に。
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