小説FRANKEN AI'sがネクパブPODアワード2021審査員特別賞を受賞しました!!
ようやく本日情報解禁となります。実は昨年応募しておいたネクパブPODアワードという個人出版大賞の最終選考にFRANKEN AI'sがノミネートされ「審査員特別賞」を受賞いたしました! 株式会社インプレスホールディングス 取締役副社長 塚本由紀様より、素敵な選評のコメントも頂きました! 以下、選評コメントとなります。
年々、当アワードへの小説のエントリー数は増え、今年は約15%のご応募がありました。その中から初の選出です。
インターネットラジオ放送局を20年に渡って運営する著者を中心に制作されるラジオドラマ。常に課題となっていた脚本不足を解決しようと遂にご自身で「原作」の執筆に取り組み、今作は3作目とのこと。声優オーディションを経て録音、YouTube への公開はもちろん、Audible や Apple Books などのオーディオブックも販売されています。
多彩なメディアミックス展開の一環として、これまで唯一未着手だったというプリントメディア。自ら挑戦され、いまやライフワークであり名刺がわりであるとの「逆転発想」の楽しみ方を評価しました。表紙もオリジナルデザインであり、また、作中に登場するバンドの音楽まで自作、プロの領域ながらすべてが""DIY""です。
もともと音声メディアを想定しているためか、章立てや言葉の使い方がコンパクトでわかりやすいです。フランケンシュタインとのアナロジーを用い、現代から近未来に向かって「シンギュラリティ(技術的特異点)に至ったAI(人工知能)と人間の純愛」をテーマとした点も面白く読めました。次回作以降への意欲にも期待をしております。
(株式会社インプレスホールディングス 取締役副社長 塚本 由紀)
残念ながらグランプリこそ逃しましたが、それよりも「この歳で誰かに評価されて、そして賞金まで頂ける」ということにとても感動しました。そもそも人生で「何かの賞」を取ったこと自体、あまり記憶にありません……。
■前に進むということ
僕の好きな言葉でこんな言葉があります。
"Take the first step in faith. You don't have to see the whole staircase, just take the first step." まず何も疑わず最初の一段を登りなさい。目の前の階段全体を見る必要はない。とにかくまず一段目に歩を進めなさい。
キング牧師
同じような言葉はソフトバンクの社長孫正義さんの言葉にもあります。
「登りたい山を決める。これで人生の半分が決まる」
孫正義
小説「FRANKEN AI's」は私自身の作品としては2作目であり、小説を書き始めてからまだ1年も経っていない2020年1月頃に執筆を開始しました。その前の処女小説である「幕末爆音伝」執筆の頃は、当初様々なモヤモヤ、言葉が頭の中を駆け巡りました。
こんな歳で小説を書き始めるなんて、なんと恐れ多い考えを……。どうせ誰かに馬鹿にされるだけだろう……。駄作にしかならないのでは……。
そんな風に色々と悩み続けましたが、それよりもなによりも「前に進まなくては」という思いだけが一番強く、「ここに停滞していることが一番悪であり、そしていつの日か後悔するだろう」と思い、変なプライドは捨てて「まず登る山を決めるんだ!必ず俺にもできる!人がなんと言おうと、バカにしようと俺は本を完成させる!」いつもそう自分に言い聞かせては、執筆を続けました。
■仲間という存在
今回のオンライン授賞式には盟友KATYと一緒に参加しました。彼とはもう20年近い間、仕事に関することや、色々なプロジェクト、2015年にはロックバンドでアメリカ西海岸ツアーなどを一緒に実現させてきました。そして2019年から実に10年ぶりに再スタートした、RADIO365でのラジオドラマ制作に関しても、今も一緒に頑張っています。今作の受賞も、やはり彼あってのものだと思っています。KATYいつも本当にありがとう。
もちろん僕にはその他にも友人や、協力者が色々といます。彼らはあくまで友人であり、仲間であって、家族や恋人のような深い関係ではありません。ですがこの「依存するだけの関係ではなく、心地よい距離感の友」がいることは、僕にとってはとても大切な財産なんだと、よく母に言われます。
実は1ヶ月半ほど前に父を病で亡くしました。享年89歳という、「もう十分に大往生だよ」と皆に言われるほど長生きをした父ですが、この4人兄弟の中で、長男とは15歳も年の離れた独身者の末っ子をいつも心配して、気にかけてくれていました。今週末、四十九日に横浜に行ってきますが、この受賞を父に報告してきます。
■次回作について
50歳の手習いではありませんが、僕の新たなライフワークになりつつもある「小説執筆」ですが、実は次回作は既に3案ほどプロットがあります。本当は父を主人公にしたロードムービー的なお話を優先したいのですが、残念ながら北海道と沖縄にシナリオハンティング(執筆のためイメージを膨らませる為、書く前に舞台となる場所を訪れ調査すること)に行く必要があり、まだまだコロナ禍の現状では悩ましいところです。とはいえ、必ずその作品自体は完成させて世に発表するつもりです。今しばらくご期待ください。
というわけで、オンライン授賞式の模様は4/6(火)正午にYou Tubeにて公開されるとのことです!ぜひチェックしてみてください!https://nextpublishing.jp/award2021/
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