見出し画像

Pythonの勉強するよ 【基礎編①】

というわけで始めていきます。
今回は、以下の項目について取り上げていきます。

1.0 始める前に

始める前に注意事項を。

基本的に、各セクションごとにPointと、最後にまとめを書いていくつもりです。
時間がない場合でも、そこだけ見れば内容はわかるようにしてこうと思っています。

1.1 とりあえず動かしてみる

早速ですが、Pythonで簡単な計算をしてみましょう。
IDLEを起動して、2 + 2と入力してみてください。

>>> 2 + 2
4

2 + 2と入力した後に4と表示されるはずです。
この2 + 2を式といいます。
少し分解してみましょう。

こんな感じになります。Pythonは、2+2という式を受け取って、一つの値に評価する(式を計算して、簡単にする)ことができるということですね。
ちなみに、下のような演算子のない一つの値も式とみなされます。

>>> 2
2

Pythonで使える演算子はいろいろあります。例として数学演算子をまとめておきます。
すべてを完璧に覚える必要はありません。必要に応じて調べればいいんです。

Pythonの演算子の順序は、通常の数学と同じです。丸かっこ()を使って、優先順位を上げることもできます。いろいろ入力して試してみましょう!

>>> (2 + 3) * 10
50


1.2 整数、浮動小数点、文字列

1.1 では、Pythonは値と演算子で作られた式を実行できるんだよー、ということを勉強しました。
1.2では、値について少し深堀していきます。
値はデータ型というカテゴリーを持っていて、すべての値は、何かしらのデータ型に属しています。

データ型は、上の表以外にもいろいろあります。そのうち使用することになるので、その時に紹介していきます。

1.3 文字列の連結と複製

1.2 では、値はデータ型を持っていることを勉強しました。
1.3 では、演算子について見ていきましょう。
Pythonは2 + 2と入力すると、2つの値を足し合わせて4という結果を返しました。それでは、2つの文字列型に対して+演算子を使うとどうなるのでしょうか。

>>> 'Hello' + 'World'
'HelloWorld'

このように、文字列をつなぐ文字列連結演算子として働きます。
次に、文字列型とint型を+演算子で結ぶとどうなるのでしょうか。

>>> 'Hello' + 2
Traceback (most recent call last):
 File "<pyshell#30>", line 1, in <module>
   'Hello' + 2
TypeError: must be str, not int

このように、Errorが発生しました。
これは、Pythonが文字列型とint型を+演算子で結合しようとしたけど、どうしたらいいかわからなかったよ、ということです。
まあ人間も「文字列の'Hello'と数字の2を足して!」とお願いされてもわかりませんしね。
ここで、「Hello2じゃないの?」という人がいるかもしれませんが、それは数字の2を無意識に文字列の'2'として扱っていることになります。
このように、あるデータ型を別のデータ型に変換することを型変換というのですが、Pythonでは自動的に型変換をしてくれません。
なのでint型から文字列型に変換してね!というお願いをしないといけないんですね。変換方法は、別のセクションで説明します。

続きまして、*演算子です。こちらの場合は、文字列型とint型の間に用いると、文字列の複製演算子になります。

>>> 'Hello' * 5
'HelloHelloHelloHelloHello'

命令的には、「文字列のHelloに数字の5をかける」ではなく、「文字列のHelloを5回繰り返す」になるみたいですね。
(これ使うことあるのかな?)
ちなみに*演算子は、2つの数値(掛け算)と、文字列型とint型(文字列の複製)だけに用いることができます。それ以外は、Errorが発生します。

>>> 'Hello' * 'World'
Traceback (most recent call last):
 File "<pyshell#41>", line 1, in <module>
   'Hello' * 'World'
TypeError: can't multiply sequence by non-int of type 'str'
>>> 'Hello' * 1.0
Traceback (most recent call last):
 File "<pyshell#46>", line 1, in <module>
   'Hello' * 1.0
TypeError: can't multiply sequence by non-int of type 'float'

文字列型とint型だと文字列の複製ができるのに、文字列型とfloat型だと文字列の複製ができないのは、「'Hello'を1.5回繰り返して」のように言われた場合にどうすればいいかわからないからですね。

まとめ

・Pythonは、値と演算子で作られた式を実行することができるよ。
・値にはintとかstrみたいなデータ型がいろいろあるよ。
・使うデータ型によって演算子の動きが変わるよ。
・Pythonは、型変換を自分でしないとだめだよ。

今回のまとめとしては、こんな感じになると思います。
次回は、変数とかをやっていきます。
ではでは。


P.S.

画像作るのめんどくさい。
楽できるように工夫していこう。Pointとかは引用文でもいいかも。

見出し画像に蛇の画像を使っていますが、Pythonの名前の由来は
イギリスの喜劇集団「モンティ・パイソン」に由来するそうです。蛇の名前ではないそうです。Pythonのロゴは蛇なのにね。
下は公式からの引用です。

なぜ Python という名前なのですか?¶
Python の開発が始まった頃、Guido van Rossum は 1970 年代に始まった BBC のコメディシリーズ "Monty Python's Flying Circus" の台本を読んでいました。Van Rossum は、短くて、ユニークで、少しミステリアスな名前が欲しかったので、この言語の名前を Python と呼ぶことにしたのです。
『空飛ぶモンティ・パイソン』を好きでなくてはいけませんか?
いいえ。でも、好きになってくれるといいな。: )

表が見にくいとかご意見があれば改善していくので、
コメントお願いします。
それでは次回の記事で。

いいなと思ったら応援しよう!