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若い人の脳出血。当たり前こそ意識。

脳梗塞、脳出血、いずれも年を取ってから、気を付けるべきことのような若人には関係のないような病気に聞こえる。しかし、現に私の知っている人(20代前半)がつい先日、脳出血で職場でぶっ倒れて救急搬送された。年が近いこともあり尚更驚いた。幸いにも、命に別状はなく、後遺症も残らなかったらしいが、それでも一時はICUに入っている。

大学生である身の上、どうしても生活習慣は乱れてしまうことがある。食事、睡眠はその代表格である。若いうちは健康のありがたみに本当に気づくことはこのような命に関わることを体験しない限りほとんどないだろう。風邪などでそれを経験しても、すぐに忘れてしまう。私はこの気持ちを文字という形で刻む。

話は変わるが、祖父母はいつも私に対する最後の言葉として「健康にだけはしっかり気を付けやー」と言ってくれる。いつもは、分かってるよーといった軽い感じで受け取っていたが、彼らと私とでは、その言葉の重みがまるで違う。一度失うと取り戻せないものかもしれないのである。しかし、若いうちは取り戻せるものであると思いがちである。いや若者にとっては、健康<今や将来の事なのかもしれない。

今や将来のことを考えるのはとても大事だ。しかし、その基盤にあるのは健康である。「何を当たり前のことを」と思うかもしれないが、その当たり前の基盤を私たちはいともたやすく忘れて崩してしまう。

死は平等に訪れるが年齢においては不平等である。過去と未来の狭間を噛みしめて生きよう。

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