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雑談と空間的共有

コロナ禍でオンライン化が進んで、人と直接話すことが稀有になってきた。社内で生まれていたであろうコミュニケーションは、オンライン化で2次元でのやり取りに変わってしまった。時間的には共有しているけれども、空間的な共有はしていない。このような環境下での会話はなんだかぎこちない。その人の表情は確認できるが、質感や言葉に表すことのできない独特の会話の「間」は取ることができない。

この間があることによって、雑談がかけがえのない余韻を生み出し、輝くひとときに変わる。仕事時にあるような緊張感がないため、自分を取り繕う必要がない。つまり、自分の内なる言葉がそのまま出てくる可能性が高いと考える。

飲み会もいい例かもしれない。飲みニケーションという言葉が出てきて久しいが、お酒が入ると人は本心をいいやすいのかも笑

コロナウイルスが会話のデジタル化を大きく後押しした。便利な部分も多くなったが、便利≠満足である。もう一度、空間的共有のある雑談を当たり前にする時が来ることを祈る。


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