見出し画像

【人のためになる喜び】


 2学期もあと残すところ、3日。

 ここに来てもまだ伸びるかと、感心する毎日。

 熱量高まる漢字の大テストはいよいよ明日。

 これまでの積み重ねが、成果となって見られる日。

 どのような原因を積んだか、それがどのような結果につながるのかを感じて欲しい。よくても悪くてもいいの。
 
 うまく結果が出なかったら、それをラッキーと思い『成功のための材料』と名前をつけるまでがゴールだ。

 今日の10分漢字学習も、スタート前から熱がこもっていた。

 朝きたらすぐ、休み時間からも、黙々と取り組む仲間がいる。その
火が次々に燃え上がるからこのクラスはやっぱり凄い。

 「ね、ね、この漢字は覚えといたほうがいいよ。」
 「このプリントは宿題で頑張ってこよう!俺もやってくるから!」
 「教えてくれたお返しとして、絶対100点とるね!」

 本当録音なり動画なり撮っておけばよかった。そしてお家の人に届けたかった。学校でもものすごく頑張っていますよ。人のためになること、それを返すことを学んでいますよ。積み重ねの大切さを感じていますよって伝えたい。

 というか、うるさいくらい学級通信で伝えているんだけれど、やっぱり生の声や映像を届けたいな〜。

 体育のオリジナルバレーも最高。

 もう、本当準備、ウォームアップ、整列、めあて記入、試合の準備、審判、結果報告、片付け、、、めっちゃ自分たちでやる。

 もう本当見て凄い物をすごいという仕事。

 2学期の終わりにここまでくるのかと本当に驚きの成長ぶりだ。

 算数でもまた感動場面。

 そんなお前感動感心ゆってるけど盛ってない?と思われるかもしれないけれど、盛ってないんす。

 盛ってないんすよ。

 あるの。目の前にあるの。

 算数で、ある子がものすごく一生懸命教えていたの。

 「1を10等分したうちの1つが、10分の1なのね、、、」

 身振り手振りを加えながら熱心に。

 相手の子も頷きながら、問い返しながら、聴く。

 それで、「わかった!!」となるわけ。

 それでさ、そのあと様子を見ていたら、その一生懸命聞いていた子がまた別のまだわからない子のところへいって、さっきまで自分が聞いていたこと、わかりたてほやほやのものをこれまた熱心に伝えるわけ。

 で、で、

 それを見ていた、最初に身振り手振りを加えて教えていた子が僕のところにきていうわけ。

 「僕なんか涙が出そうだよ〜。なんかさ、なんかさすごいんだよ〜。」って。

 それを聞いて泣けるんだけれど、

 まあ、聞いてみると、

 自分が一生懸命に教えた相手がわかってくれることがまず嬉しいんだけれど、さらにその相手が、また別の仲間に教えているのを見ると、自分の力が広がっている気がして嬉しい。そして、ちゃんとその人が活躍できるようなことを伝えられたんだなと思うと嬉しいというのだ。

 なんて、ことを算数を通して学んでやがるんだ。

 本当すげえ。

 もうまさにそうだ。授業を通して豊かなつながりをもつことだ。

 人のためになる喜び。

 してもらう喜び、できる喜び、を超えて

 喜びの最上級の「与える喜び」を感じている。

 この子は喧嘩になるとすぐ手の出る子だった。

 でも今や、こうして誰かのためになる喜びを感じ、僕の説明でわかってくれてありがとうと感謝を述べるほどになっている。

 振り返りにも、

 とにかく嬉しいんだ、わかってくれてありがとう。そしてそれを広げてくれてありがとうと綴っていた。

 何がどうなってそうなったのかわからないけれど、仲間との豊かなつながりの中で、自信の心や行動を磨いているのは間違いない。

 そんな喜び溢れる放課後。

 僕の学級通信を読んでくださった先生が声をかけてくださった。

 漢字への取り組みを書いたもの。

 先生のクラスの漢字にはまっていく様子。熱が伝染する様子が伝え割ってきますって。

 こんな喜びはない。
 

 
 起案することにしてよかったと思った。本当に思った。

 それで

 「どうやったらあんな風に熱が広がるように、促せるんですか?」

 というところまで聴いてくださった。

 マジでポンコツな自分の拙すぎる文に興味を持っていただけたことが嬉しかった。

 そのままの熱量で感謝を伝えた。

 やっぱりこうして自分が頑張っていることに、興味を持っていただけることって最高の喜びなんだなって。

 僕はこんなにもまたいただいてしまって、何ができるのだろうってまた問い続けます。

 本当に嬉しい。

 僕も相手の興味を持っていることに興味を持っていこうって再度思った。

 まあとにかく嬉しかった。

 そして、

 恐縮すぎるけれど

 目標の明確化。

 目標の「共有」。

 限定すること。

 やり方がわかること。

 手段の自己決定ができること。

 励まし合う仲間がいること。

 この6つのやる気の火を灯す方法を話させていただいた。

 あ〜嬉しいな〜〜〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?