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【心に火が灯っているね、運動会】


 もう、燃えています。3年生。

 最高ですね、あの雰囲気は!!

 こうやって自分もわくわくした気持ちで運動会をむかることができることをとっても嬉しく思います。


 自分たちの運動会

 自分たちでつくる運動会


 この2つをもうバッチリ理解したと思う。

 出てくる言葉、行動、振る舞い、目つき、話の聴き方などからみて取れる。

 まず、「やりたい!!」「もっとより良くしたい!」という言葉が自然と溢れている。

 今日、昨日とったソーラン節を見せると、

 「ここ怪しいな」「勘違いしている」などと、「発見」の連続。

 そして、「もうやりたい!!」「一回踊らない?」と声が。

 そして、教室で踊り出した。

 この雰囲気よ。

 もっとできるなと自分自身を信じている心も素敵。

 教室で大声を出して、盛り上がるのなんの。

 狭い空間だと大きい声もさらに大きく感じて、自分たちで作った盛り上がりにさらに盛り上がる感覚。

 そして、黒板に「修正ポイント」「OKポイント」を洗い出して作戦会議。

 その次の時間に外で練習。

 修正ポイントを意識して、挑戦。

 ここでは前もって、「本番通り全力を出し切れる回数」を聞いた。

 すると色々折り合いをつけて、全員が2回ならマジでやれると。
 その確認の上で集まった。

 集合に走ってくる感じ、「静かにしてた方が格好いいよ」「鳴子の音も決しておこう。そして一気に音が揃うとかっこいいよ」など、集まり方にもこだわる声かけ。

 全員が揃うまで、「自主練しよ!」と声を掛け合って、迷う部分を踊り出す仲間も。

 そして、本気の1回目。


 明らかに昨日までと違う。危うく感動しそうになった。
 まだ早い。

 声の大きさ、左右の揃い方、フリへの自信、決めポーズまでの素早さ。

 自分ごとして、映像をチェックして、分析していたのだと改めて感じだ。

 このあとが僕のとっても嬉しかったこと。

 それは、休憩したあと、自然とリフレクションが生まれたこと。

 これは、成長。これは成長だよ。


 これほんと嬉しかった。

 集まって、「どうだった?☺️」とそれだけ聴いてみた。

 すると、

 「○○のフリをつい自分は間違えちゃうので、みんなも気をつけてみて〜」

 「移動の時に、遅れちゃうことがあって、そこを修正できたらいいなと思うんだけれど、どうかな?」

 「提案なんだけれどさ〜」

 「僕は、移動の素早さとかフリの揃い方とかよくなっているとおもってて、自分たちの成長を感じた」

 ・自分の失敗をみんなもしないように共有している点

 ・提案や「どうかな?」と「クラス」に向けてリフレクションしている点

 ・自分たちの成長を自分たちで共有して喜び合う点

 この三点が新しい姿で本当に感動した。

 この感覚を、この景色を、来年も再来年も6年生になっても、その後の人生でも忘れないでねと熱く語った。

 自分たちのものだという感覚
 自分たちでよりよくしてく感覚
 自分たちでよりよくしていけるという自信
 この集団の幸せな未来を考えている視点

 本当に、優れてた。

 それが自然と生まれること。

 もう、運動会を通して成長したなと。

 それでいて、前日準備も最高だった。

 まあ、そりゃ火が灯っているからね。

 自分たちにできることはなんでもやる気持ちが伝わった。

 それは、結構フリの語りも効いているのかなと思っていて。

 まず前日準備の目的や、流れを説明する前に

 『YOASOBI』さんの『アイドル』のライブ映像を、授業が始まると同時に、いきなり大型テレビに流した。

https://youtu.be/RzXTe-QfWTw?si=W88J_03crRnGnp2I

 そして、歌うは合いの手するやで大盛り上がりをした。

 そのあと、

 「で、なんで?って思うよね。」そこからが始まり。

 主役は?と聴くとYOASOBIさんだと。

 じゃあ、YOASOBIさんたちでこの盛り上がりは作れたかな?このライブは作れたかと。

 すると気づき出して、

 音の調節
 灯の調節
 席を用意する人
 道具を準備する人 

 などがいないと、成り立たないと。


 そう、主役が輝けるのは、裏で支えになっているスタッフさんがいるからなんだと。

 そのスタッフさんがいないといくら歌がうまくともあそこまで輝けないんだと。

 みんなは明日主役になるだろ?種目をやる時、いわばYOASOBIさんだ。

 でもみんなが種目で主役として輝けるのは、

 音
 席 
 準備
 会場セッティングなどをしてくれる人がいるからなんだと。

 で、君たちは今日のその5・6時間目スタッフさんなわけ。

 君たちがいるから、種目をやる主役が輝けるの。

 君たちがいないと運動会で輝ける人は生まれない。

 どうだい?主役を最高に輝かせるための最高のスタッフになってみないかい?と。

 最高のスタッフである君たちが、最高の運動会をつくっているんだと。

 もう、目の色が変わったね。

 集合は早いし、走ってくるし、ずーと働き続けるし、
 頑張ることをメモしてきている仲間もいるし、ラインカーの仕事をもらう仲間もいるし、机をピカピカにする仕事をする仲間もいるし。

 最高の準備を整えたみんなには、最高の結果が待っているよ。

 そんなことを伝えた。

 こんな心に火が灯った子たちの運動会は素直にわくわくする。

 本番が楽しみだ。

 黒板には溢れる明日の自分やクラスへのメッセージ♡


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