いざ出雲王国 Vo.3-出雲大社と稲佐浜の夕日-
出雲大社までの道のり
揖屋駅→出雲市駅→バスで出雲大社(時間が合えば、一畑電車大社線でも出雲大社に向かえる)
今回の出雲滞在には、旅籠屋さんを使わせて頂いた。
出雲大社のメイン通りに宿があり、出雲大社駅前から3分くらいと交通の便も良い。レギュラーシーズンであれば、かなりお手頃価格で宿泊できるため、リーズナブルかつ長期滞在したい人にはかなりオススメである。
ただし、夕飯はついてこないので注意が必要。(朝はセルフサービスでパンを頂くことができる)
部屋もかなり広々としていて、自室の鍵を外出の度にフロントに預けなくても良いため、かなり快適に過ごせた。また出雲大社に行くときは、泊まらせて頂きたいと思う。
出雲大社
久しぶりの出雲大社。到着の時刻は14時近くだった。
まずは、祓社で挨拶をする。
のんびりとしつつも、爽やかでシャキッとした雰囲気が境内に漂っている。
松の参道が清々しい。(写真は参道の真ん中のもので、歩けないようになっている。)
境内のいたるところにあるうさぎの像がめちゃくちゃ可愛い・・・。
個人的にはこのうさぎ像が欲しいくらいなのだが、一体どこの会社様が作ってくれているのだろうか。売ってほしい。もしくは、カプセルトイにしてほしい。平成の大遷宮を記念してたくさん設置されたようだ。
八足門と西側の参拝所で本殿にお参りをする。
神様は西向きに鎮座されているため、西側での参拝は欠かせない。
素朴ながらもとても立派な社殿で、どこか懐かしさを感じる場所である。
素朴の中に華麗さや荘厳さが含まれていて、古代からの聖地でありながら、現代にもそれが続いている素晴らしさに感動する。
10月末の来訪であったため、境内にはたくさんのトンボが飛んでいた。
中でも本殿の裏側のロープには気持ちよさそうにトンボたちがくつろいでいた。トンボは神様の使いと言われたりと、少し不思議な要素を持つ生物なので、トンボたちもここでエネルギーの充電をしているのかもしれない。
ご祈祷
せっかくなので、ご祈祷を申込んだ。
ご祈祷はもちろんご利益もだが、
神社によって祝詞の節や祈祷方法が違うので、文化的な側面から見ても大変面白いのだ。
祈祷内容はもちろん「良縁祈願」を・・・😌笑
神社や日本の神様が好きな人たちと出会えますように🙏
祈祷の時間までは申込所で待ち、時間になったら、拝殿に案内された。
そこで祝詞奏上が行われた。
なぜだかは分からないが、神職さんが祝詞を読み上げている時に
涙がじんわりとこみ上げてきて、ありがたい気持ちになった。
もしかしたら、魂は何かを感じていたのかもしれない・・・。
不思議と感謝の気持ちに包まれた。
ご祈祷が終わると、八足門の中に入って、本殿を拝むことができた。
大きな祭事期間中などは恐らく入れないと思うのだが、中に入れるのはありがたい。ちょうど何かの神事が行われていた。本殿へ続く階段に神職さんたちが段々に座っていて、とても威厳に満ちていて、ありがたい場面を見せて頂いたように思う。
ちなみに神在祭にバスツアーで出雲大社に来た時には、集団祈祷をしたのだが、出雲大社の代名詞になっている大しめ縄がある神楽殿で行った。
八足門の中では祭事が行われていた為入れなかった。
神祜殿(宝物殿)
宝物館には、古代本殿の心御柱が展示されていて、見応えがあった。
八足門の前から発掘され、心御柱は巨木3本を束ねて一つの柱にしている。
高層建築の社殿があっただろうことが窺えるのと同時に、
古代日本に確かに存在した“何か”出雲王国の片鱗を感じた。
遥か昔、この地にはどういう景色が広がっていたのだろうか。
素鵞社
本殿裏にある素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る社だ。
社の下に箱が設置してあり、中には砂が入っている。
稲佐浜から採取してきた砂をこの箱の中に入れて、
引き換えにここの砂を頂くことができるのだ。
稲佐浜
神在祭の時に、神様が出雲にやってくる際にやってくる場所が稲佐浜だ。
日本でそのような場所はここにしかない。特別で神聖な海岸である。
また、夕日の名所でもある。夕日指数というものが毎日発表されているので、旅程を組む参考になる。日本海に沈む夕日を楽しめる。
ちなみに出雲大社の近くにバスの連絡所があり、稲佐浜へはバスで行って、帰りはバスが無かったので、徒歩で帰った。
太陽が沈むまではまだ時間があったので、弁天島や、稲佐浜から近くにある出雲大社の末社の上宮と下宮などにお参りした。
上宮では、神在祭の時に神議(かむはかり)という会議を開くと伝えられている。
夕日を目当てに訪れている人は結構多く、心細くはない。
砂も採取して、とても綺麗な夕日を拝むことができた。
夕日も昇る朝日もそうだが、地平線に近い太陽は肉眼で見るとまん丸に見える。御神境を連想してしまい、太陽信仰との関連があるのかもしれないなと思った。
余談だが、私が行った日の日没は17時半だった。宿に帰ってからメインストリートで夕飯を済ませようという腹づもりだったのだが、出雲の飲食店は16時くらいにはほぼ閉まってしまうので注意が必要である。近くにコンビニがあって助かった。ありがとうローソン・・・・😭慎ましく、人間らしい人々の暮らしがここにはあるのだなと思える。ほっとする場所だ。
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