私の場所が無くなった話。
書こう書こうと思って先延ばしにしていたことがあったので、今回はその件を綴ります。
先月(5月)。
私が足しげく通っていたカラオケボックスが閉店してしまいました。
チェーン店とはいえ、なんだか空虚になった感じは否めませんでした。
長年の関係
私は、そのカラオケボックスには長年お世話になっていました。
実をいうと、通うまではそれまでカラオケはちょっと苦手意識がありました。
理由は、小学生ごろだったはずですが。
私は、カラオケに行く機会がありました。
ただ、その時。
何曲か聞いたら、いわゆるグロッキー状態になってしまったのです。
一回だけだろうと思ったら、二度も。
それで、カラオケを避けるようになっていきました。
大人への一歩?
その時は、突然訪れました。
ふと、ひとりカラオケに行ってみたくなったのです。
それは、高校の頃だった気がします。
だけど、前述の記憶も消えないわけではありません。
もうエイ!という感じでした。
それで、飛び込んでみると。
歌い始めたら、気持ち悪さがなかったのです。
後々気づいたのですが、私はマイクにかかるエコーがかなり苦手だったのです。
(今では、マイクの音量や、音楽の音量。エコーを調整して歌っています。)
そして、ひとりカラオケが大好きになりました。
かつ、歌が好きということも思い出せたのです。
その店は、私にとっての居場所だった。
カラオケで、一人だったからこそ。
楽しい時間を過ごしました。
しかし、閉店して外出の頻度はちょっと減ったように思えます。
よくよく思えば、ここが私の居場所の1つだったんだと気付いたのです。
密室で、結界が張られている感じがリラックスできる。
そして、ここだからこそ。
自分らしくいれる場所。
自分を取り戻せる場所。
そんな存在だったんです。
探してはみているが
私にとっての安息の地。
そして、思考をまとめられる場所。
このような居場所が無くなったこと。
私にとっては、かなり問題なんだなと思い始めました。
そこで、第2の居場所を探し始めました。
だけど、簡単には見つかっていないのが現状。
すなわち、カラオケボックスならどこでもいいわけではないということです。
自分らしくいれる空間であること。
これが私が望んでいるのです。
満足のいくところは、やっぱり見つけたい。
今、見つかっていない。
だけど、見つけなければ私もおかしくなるかもしれない。
それは、百も承知でした。
いつもなら、まあいいやと投げ捨てる私です。
しかし、今回は諦めきれない。
そんな思いが強くなっていくわけです。
見つかることを信じて。
探し続けたいと思います。
それでは。