楽曲:錯覚のブルー・まなつのアーミー・あこがれのトッテナム
1.錯覚のブルー
ディスク『それいけ!花ランちゃん①』に収録された一曲。
村上の得意分野であるバラードです。ライブハウス映えする曲やと思う。
そしてこの曲は、『生成りのこころ』『synthesizer』の続きか、もしくは同じ世界線の話かもしれません。歌い出しの「冷たい川辺に白い足つけて」はニート時代、京都の鴨川デルタで出会った風景を書いたんやけど、ちょうどその時スマホの充電がなくて写真が撮れなかった。逆にその偶然がこの曲を作ったなと思います。
その風景1つから膨らんでいった歌、ぷきさんの透明感がバッチリ出てて、よく歌い上げてくれたなぁと改めて感嘆します。
『まなつのまじっく』以来かな、村上が一切歌いません。
美しい風景と言葉をアナタなりに噛み、味わって聴いてみてください。こういう曲を好きといってくれると、やってきた甲斐があったというものです。
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2.はるかぜのアーミー
新曲とか言いながら5年くらい前に1,2回ライブでやった曲。聴いたことある日は超レアです。
『錯覚のブルー』とは違い、全編村上&ぷきが一緒のパートを歌う曲。
とにかく花柄ランタンっぽい、元気な行進曲に仕上がりました。
頭空っぽで楽しく聴いてみてください。
アーミー、なんていうちょっと物騒なタイトルでですが、ここはひとつ、『汚くて明るい、憎めないやつ』みたいなニュアンスで感じ取ってみてください。隠し味として、いろんな打楽器をランダムで叩きまくってます。よーく聴いてみてね。
アンデス始まりというのがとってもGOODです。
3.憧れのトッテナム
そして意図せず、この曲は村上ソロです。なんと、ぷきさんのボーカルがゼロ、ピアニカだけの演奏です。
曲に関しては村上の好きなサッカーチーム『トッテナム・ホットスパー』に思いを馳せる曲なのですが、三拍子の牧歌的な曲調と、後半の壊滅的に下手な英語が可愛い曲やと思ってます。多分ライブではしないかな、アンコールとかでするかも。
実は、今回のシングルは2曲やなと思っていたところ、納期ギリギリ、不意に思い立ち家で撮ってみたらすごく良くて、本当に家で撮りきりました。鳥や車の音が入ってるのはそのせいです。
余談:ジャケットについて
これは京都の鴨川です。『錯覚のブルー』のくせにすごく曇ってるのはまぁ何も考えなかったからです。写真はこむたという女の子が撮ってくれました。カワイイ後輩みたいなやつです。
水切りを試みる村上と、なぜか偉そうなぷき。なんかアホらしくて好きな写真です。
よくみたら跳ねてる石まで写ってる。
○●○
というわけで3曲の紹介でした。なんともいい感じで、村上正直言いまして、『ごがつのゆうれい』の三曲はあんまり録音気に入ってないんです。曲は最高に気に入ってるけどね。せやからすごく研究して撮りました。いいのができたなぁと思う。
やはりピッチ修正(音程を直すテクノロジー)を一切使わないでこのクオリティのぷきさんがすごい。村上はありのままの音痴で収録されています。
これを読んだ方は聴いて、SNSとかで感想を書いてみてください。とっても喜びます。皆さんの大好きなシングルになると嬉しいです。