楽曲:オールユーニードイズみ・つ・け・て
この前この村上ZINE平で、村上の17歳の時の話をしてて思い出したのが、
「そういえば、あの時の頃を思い出して書いた歌があったなぁ」ということ。
それがこの2分7秒の曲、『オールユーニードイズみ・つ・け・て』。
実はこちら卒業式の歌で、卒業の最後の最後まで、クラスメイトにすら名前を覚えてもらえなかったパンク少年のことを歌にした曲なんです。
『オールユーニードイズみ・つ・け・て』
先生もうおしまいだね
どうして僕ら出会ったの?
くたばっちまうね くたばっちまうね
涙も全然出てこない
言葉もハナからありゃしない
くたばっちまうね くたばっちまうね
ちいとは何か見つけたかい?
ちいとは大人になったかい?
くたばっちまうね くたばっちまうね
最後の歌が流れたら
僕は真っ先に行くよ
くたばれ全て くたばれ全て!
ビートの速さで
オールユーニードイズ み・つ・け・て
オールユーニードイズ ようやく泣きそうだ
オールユーニードイズ あ・い・し・て
オールユーニードイズ LOVE LOVE LOVE
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卒業式に流れる、GReeeeNとかゆずとかって気色悪くないですか??笑
もうこのブログやからいうんですけど、そういうのが本当に苦手なんです。
昔のフォークの『ゆず』は大好きなんですが、例えば、今の『ゆず』って、絶対前向きじゃないですか。もう前向きが正解ですよって決めつけてるじゃないですか。
僕は後ろ向き人間やったからこそ、身につけられたことってあると思ってるんです。強制的に「明日」とか「未来」とかを音楽で讃えさせるのは、なんていうか気色悪い。
だから、そんな卒業式の『最後の歌が流れたら、僕は真っ先に行くよ』と、みんなの涙の別れも気に留めず、一番先に帰る少年が世界で一番みじめで、一番カッコいいと思ったんです。後ろ向き人間の美学です。
卒業のファンファーレを背中にして、誰一人視界に入らない帰り道で、
それでも最後に彼が思ったのは『オールユーニードイズみ・つ・け・て』。
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ハンバートハンバート先生は「曲の解説はダサい」って言ってたけど、まぁいいよね。また他の曲でもやろうと思います。やってほしい曲あったらコメント、リプライで教えてね。