【レビュー】LAMZU Maya
今回はLAMZU Mayaのレビューをします。
製品(Maya)について
LAMZUは中国(深圳市)発のゲーミングデバイスメーカーで、特徴的なカラーリングに加えて、底面に穴をあけるといった工夫が印象的なブランドです。
代表的なマウスとして、左右対称のAtlantisシリーズ、エルゴノミクスデザインのThornが発売されています。
アメリカのプロゲーミングチームのSentinelsに所属しているTenZ選手がAtlantisを使用していたことで、一気に話題になりましたよね。
Thornに関しては、イギリスのプロゲーミングチームであるFnaticとコラボモデルも発売されています。
そんなLAMZUの最新マウスとして発売されたMayaはどんなマウスであるのか、詳しく見ていきたいと思います。
パッケージ
内容物は以下の通りです。
Maya本体(チャコールブラック)
1000HZレシーバー
USB-Cケーブル
マウスソール
底面シール
グリップテープ
巾着袋
取り扱い説明書
標準でグリップテープや交換用ソール、持ち運び用の巾着袋まで付属しているのはすごく充実していますよね。
また、外箱裏面に技適(技術基準適合)の印字もされています。
種類
Mayaはホワイト(White)、クラウドグレー(Cloud Gray)、チャコールブラック(Charcoal Black)、インペリアルレッド(Imperial Red)の4色展開で販売されています。
カラーによって仕様の違いはないので、好きなデザインを購入するのが良いでしょう。
デザイン
Maya本体はプラスチックのソリッドシェルを採用し、底面以外に穴は開いていません。
底面を肉抜きすることで軽量化をするのは画期的なアイデアですよね。
ただ、その結果マウスソールが独自のデザインとなってしまっているため、替えのソールが市販のもので代用できません(汎用丸型ソールを除く)。
本体左サイド前面にはLAMZUの文字が印字されています。
シンプルなブラックの本体にゴールドの印字は非常におしゃれだと感じました。
ビルドクオリティ(BQ)
それぞれのシェルの間に隙間や段差はなく、非常に高い精度で組み立てられていると感じました。
コーティングは優秀で滑りにくいです。
※LAMZU製品はカラーによってコーティングに差がある場合があります。
ただし、ブラックは滑りにくいコーティングの変わりに皮脂が目立ってしまいます。
滑りにくいコーティングと皮脂が目立ってしまうことはトレードオフではありますが、気になってしまう方は別のカラーを選ぶことおすすめします。
メインボタンのスイッチはHuano Blueスイッチを採用し、軽いクリック感が特徴的です。左右のクリック感に違いはありませんでした。
サイドボタンは適切な位置に取り付けられていて、クリックしやすいです。
ホイールは適度な硬さがあり、回しやすいです。ホイールクリックの硬さも丁度よく、使いやすいと感じました。
Mayaはソリッドシェルで45g(公称値)と強度が心配になりますが、強く握っても軋むことはなく、マウスを振っても音は鳴りませんでした。
全体的にビルドクオリティは非常に高いと感じました。
製品仕様
〇重量とバランス
公称値45g。マウスソールありでの実測値は46gでした。
重心はマウスの中心部分にあるため、非常に操作しやすいです。
〇センサー
PixArtのセンサーPAW3395を採用しています。
センサーは本体のほぼ中心に位置していて、ほかのマウスからも乗り換えやすいと思います。
〇ポーリングレート
別売りの4Kドングルに接続することで最大4000HZに対応しています。
※標準のドングルでは最大1000HZ。
ソフトウェアからポーリングレートを変更することができます。
〇バッテリー
最大80時間連続使用が可能なバッテリーが搭載されています。
※ポーリングレートを4000HZで接続した場合は上記時間よりも短くなります。
軽量化のためバッテリー容量は大きくないため、他のマウスよりも充電頻度は上がってしまいます。
〇ソール
エッジの処理はきちんとされていて、滑らせた時にひっかかることはありませんでした。
サイズと形状
Mayaの本体サイズは119×62×38㎜でミディアムサイズに分類されます。
本体の中央が一番高くなっていて、全体的にはフラットな形状です。
フラットなマウスといえば、Wlmouse Beast XやFinalmouse Starlight-12シリーズが挙げられますが、持ってみると全く別のマウスだとわかります。
それはMayaは本体サイドのくぼみが大きいからです。
Beast XやStarlight-12はサイドのくぼみが小さいことが特徴ですが、Mayaは大きく逆ハの字にくぼんでいることが特徴です。
このくぼみによって持った時の安定感(フィット感)が増し、つかみ持ちやつまみ持ちに最適な形状だといえます。
ただ、サイドが大きくくぼんでいるので横幅が狭く感じ、かぶせ持ちには向きません。
StarlightやBeast Xよりも持ち方が制限されるものの、フィット感をより得られるマウスだといえます。
ソフトウェア
LAMZU公式サイト(https://lamzu.com/pages/download)からダウンロードできます。
日本語に対応はしていませんが、DPIやポーリングレートの変更といった基本的なことはソフトウェアで変更できます。
購入方法
国内正規代理店(HID-Labs)またはLAMZU公式サイトで購入できます。
国内販売価格は17,270円、LAMZU公式サイトでは93.99ドル(送料別)となっています。
パソコンショップアーク(東京)やPCワンズ(大阪)では店頭での販売もされているので、ぜひ訪れてみてください。
まとめ
LAMZU MayaはFinalmouse Starlight-12やWlmouse BeastXに似たフラットな形状でつかみ持ちやつまみ持ちの方に最適のマウスです。サイドが逆ハの字にくぼんでいるので、ほどよいフィット感を得られることが特徴です。
また、ビルドクオリティは非常に高く、ソリッドシェルを採用した軽量マウスの中で一番といっても過言ではないと感じました。
ポーリングレートを最大4000HZで使用でき、45g(公称値)と軽量ながらソリッドシェルを採用と、最近のトレンドを取り入れているマウスでもあります。
バッテリー容量に懸念があるものの、ミディアムサイズのマウスとして良い選択肢になるのではないでしょうか。
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