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ミニサイズ好き必見のマグネシウムマウス[AJAZZ AM3 MAX]

今回はAJAZZ AM3 MAXをレビューします。

提供 : 株式会社KIBU

AM3 MAXはSサイズに分類されるAJAZZ初のマグネシウムマウスで、FinalmouseのSサイズよりも小さいサイズ感をしています。

小型サイズなこともあって、「つかみ持ち」や「つかみ持ち」との相性がよく指先で操作する(エイムする)感覚を意識することができました。

価格は8Kドングル付属で¥14,500。KIBU公式ストアから購入できます。

▍AJAZZ AM3 MAXとは

⚫︎パッケージ

・AM3本体
・8K対応レシーバー
・USB-A to C ケーブル
・説明書(日本語非対応)

内容物は非常にシンプルで、替えのソールやグリップテープ等は同梱していませんでした。

⚫︎形状

背の低いフラットな形状をしています。サイドはくびれが少なく、ミニサイズにしてはしっかりと幅があるように感じます。

高さが本体後部まで残っていることから、持った際に手のひらへのフィット感があります。

本体幅がマウス後部に行くにつれて広がっている点も特徴です。持ち方によっては手のひらへのフィット感を得られます。

センサーの位置は中心よりも前目に付いています。ちょうどくびれている(本体幅の1番狭い)場所にセンサーがあり、持った際にはセンサーの中心を掴めるようになっています。

⚫︎ビルドクオリティ

シェルの組み立て精度は高く、つなぎめ等気になる点は見当たりません。

特にクリック周りのクオリティは高いと感じます。

メインクリック、サイドボタンともに、プリトラベル・ポストトラベルどちらも気になる点はありませんでした。
ホイールもちょうど良い硬さで、適度な軽さを持ちつつ、ノッチを感じられます。

ソールはPTFE製の面ソールがデフォルトで付いています。 エッジは丁寧に処理されていて引っ掛かりはありません。ただ、若干使用時に付着するほこりが気になります。


⚫︎ソフトウェア

AJAZZ公式サイトからダウンロードできます。

WEBドライバーでない点、インストールする手間がかかり、少し面倒です。執筆時点では英語・中国語・韓国語のみ対応していますが、12月には日本語に対応する予定だそうです。

DPI、ポーリングレート、LOD、デバウンスタイムといった設定を行うことができます。
比較的わかりやすく、一度マウスのソフトウェアを触ったことがある方なら特に迷うところはないと思います。

バッテリー残量の詳細は表示されません。インジケーターや8Kドングルのライトの色の変化で確認する必要があります。

デバウンスタイムに関しては、メカニカルスイッチのため低くしすぎるとチャタリングを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

▍比較

●VS WLMOUSE Beasrt X Mini

サイズ感は非常に近いのですが、サイドの形状が大きく異なります。
Beast X miniはサイドにくびれがあるのに対して、AM3はほとんどくびれがありません

並べてみると、Beast X miniよりもAM3のほうが本体後部まで高さが残っていることがわかります。

そのため、持った際にはBeast X miniの方がサイドの幅が細く感じられ、全体的にAM3よりも小さく感じます。

また、サイドボタンの位置もAM3の方が後ろ目にあります。個人的にはAM3の位置の方が押しやすく感じました。

Beast X miniよりもサイドの幅があり、くびれていない点、サイドボタンの位置が真後ろ目で大きい点からBeast X mini のサイドが狭い・きついと感じた方にはAM3がおすすめできます


●VS Finalmouse Starlight-S

Starlight-Sと比較すると全長はAM3の方が短いです。

サイドはStarlightのような絶壁であり、マウス後部に向かって広がりがある点で似通っています。幅もほぼ同じくらいのサイズ感だと感じます。

Starlight-Sと比べて、AM3の方が本体後部の高さが残っているのが特徴です。AM3の方が掴んだ時に手のひらへのフィット感があり、Starlightで感じるのっぺり感(フラットさ)がなくなっています

Starlight-Sに似たフラット形状で、もう少し小さいマウスや、本体の高さが欲しかった方にはAM3をおすすめできます。


▍インゲームで使ってみて

ミニサイズのマウスであるので、他のサイズのマウスに比べて指先で操作する感覚がとてもわかりやすかったです。

センサーがフロント寄りのため、つかんだときにちょうどセンサーが真ん中にくるのも良い点でした。

全体的に穴の空いたデザインでサイドにも穴が空いていますが、WLMOUSEほどサイドの穴が気になることはありませんでした。サイドの穴が気になる方は別途グリップテープなどで対処する必要があります。

コーティングに関しては滑りにくい加工といったものはされておらず、乾燥した手で触れると結構滑ります。この時期、乾燥肌の方は対策が必要ですので注意が必要だと感じます。

重量は実測値48.6g(ソール有)と軽過ぎず重過ぎない絶妙な重さで、安定したマウス操作ができました。

ただ直近で30g台のマウスを使用していたため、指先で動かす際には重さを感じる場面があり、慣れが必要でした。僕のように普段から30g台のような超軽量マウスを使用している方や、軽さを求めている方には合わないかもしれません。

▍どのような方におすすめか


手の小さい方やつまみ持ちの方には相性が良く、オススメできるマウスです。

形状に癖はなく細かい持ち方の制限はされないため、小さめマウスを探しているつかみ持ちの方にもオススメできます。

僕は浅めのつかみ持ちなのですが、違和感なくほかのマウスから乗り換えることができました。

ただ、手の小さい方でないと被せ持ちはきつく感じるため相性は悪いので注意が必要です。


▍おわりに

今回はAJAZZ AM3 MAXをレビューしました。

AM3 MAXはコーティングと軽量化の穴さえ許容できるのであれば、非常にコスパに優れたマウスだと感じます。

形状に癖はあまりなく持ち方を制限されないため、指先で操作する(エイムする)方や、手の小さな方、つまみ持ちの方といった幅広く相性の良いマウスだと感じました。


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