仔ねこ物語 その2
そんなこんなで、突然隣の晩ごはん的にやって来たくるみは、
一晩中へっぽこ夫婦の世話もとい、介護(?)を受けながら朝を迎えたのであった____
「くるみちゃん、おはよー!」
その①で書いた、段ボールハウスをそーっと開けてみる。
「俺のくちゃい」靴下のお友達を抱っこして「俺のくちゃい」靴下でカバーされた湯たんぽで温まっていた。
どうやら、くちゃくても平気だったようで、良いんだか悪いんだか分からないが、とりあえずぐっすり寝てくれたようで胸を撫で下ろした。
ついでの事を言うと、上の写真でお分かりかと思うが、いちごパックのトイレの臭いも平気なようだ。
「オジちゃん、オバちゃん、おはよー」
お?起きたようだ。
それじゃ、ミルクと前の日は用意しなかった離乳食を準備するかな。
と、我々人間様の朝食の準備がてら、2匹のにゃんズのご飯支度をする。
良い感じに良く食べてよく甘えてくれる。
大分閉ざしていた心が開いてくれたようだ。
チュパチュパ、、、
「おかぁしゃーん、おちぃいよ」
手に抱えられ、ちっちゃなお手手でしがみつく。
そして哺乳瓶が恋しいのか指しゃぶりに夢中だ。
先住猫はなちゃんの目が気になりつつも、今はひたすらくるみに愛情タイム。
・・・うん? おかぁしゃん??
思わず言葉が行って帰ってきた。
どうやら、母親の認識をしてくれた事に後で気付いた。
ゲップもさせて身体を拭き拭きしたし、次はソファーのクッションの上をお散歩と行きますか。
あんよの訓練は大事、大事。
よちよち、よち、よ、、、コテン。
あんよの力より頭が重いのか、上手に歩けず顔面からごっちんこしてしまう。
まだ早いのかな?じっくりと毎回食後にあんよの練習をさせよう。
さて、「コシヒカリ」の段ボールハウスに帰ろうねー
今日は一日どうだったかな?くるみちゃん。
そっとお家に戻す。戻した後は上の写真の通り。
「・・・・・・。(怒)」
頭元のいちごパックが良くなかったかなー
身体じゃなくお尻に湯たんぽがあるのが良くなかったかなー
「俺のくちゃい」靴下のお友達が鼻先にあるのが良くなかったかなー
じーな的には、どれも正解!
・・・ごめんね、くるみちゃん。1日の〆のお後がよろしく無かったようで。
______________ 続く。