行動と責任|行動を妨げる心理的要因
この文章は、約5 年前の2014 年7 月に、以前使っていたブログに投稿した内容。改めてnote 用に文章や言葉をリニューアルにしてみることに。
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いろいろな人がよく言う。
「行動に移さないと、何も変わらない」と。
正直、私もそう思っていた。
意見(口)ばかり言って何もしない人には、言ったこともある。
「口動かす暇があったら、手を動かそう」と。
今は、少しこの考え方って果たして正しいのかと思うようになった。
正しい・・・というよりも、傲慢・横柄さを感じてしまう。
「自分のものさしだけで、ついつい相手を測っていないだろうか。」
「人の言葉をあたかも自分の言葉のように言っていないだろうか。」
私自身、あまり深く考えずに行動してきたこともある。
反対に、考え過ぎて行動できなかったこともある。
この行動の違いをうまく説明することはできない。
「行動に移したくても移せない」、何かがある気がした。
行動に移すには、2つのキーワードがあると思っている。
この2つが揃わないとその行動に移せないと思う。
・ 本人のモチベーション(感情、タイミング、ペース)
・ 行動するときの環境(人や場、つながり)
ここ最近(2014年当時)、意識してしていることがある。
それは、行動を起こした人に、行動を起こした背景などを訊くこと。
人が行動を起こす時って、“何が” 作用するのかを知りたいだけ。
その何かを知ることで、行動を起こしやすい仕組みを創れるのではと思う。
「行動したくても行動に移せない、いや妨げるのは何か。」
自分の過去の行動などから、一つ頭に浮かんだことがある。
私だけでなく誰でもそうだと思うけれど、失敗に対する恐れ(不安)。
「なぜ失敗に対する恐れが生まれるのか。」
理由の一つに、“責任” を考えている。
責任を果たせないと、“無責任” だと思われ、“信頼” を失う。
責任と信頼の間には強い関係性があって、無責任な人を信頼しない。
責任感の強い真面目な人を、“誠実” な人と思ってしまう。
こう考えていくと、実は失敗することが怖いのではないことに気づいた。
失敗の結果による人の評価、“無責任”・“不信感”・“不誠実”が怖いんだと。
これらの負の感情(無○や不○)が高まると、無意識にその人を疎外する。
ここまで考えて、ある想いに気づいた。
失敗しても許される環境や受容できる心を持つことの方がより重要だと。
したいことは、プラットフォーム創りや仕組み創りに環境創りなんだと。
私の人生の研究テーマに、つながっていく。
「どのようにすれば、気づきを行動に移すことができるのだろうか」
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