観たい映画、観てほしい映画。
月が替わると、あの日が今年もやってくる。
あの日のことを忘れないために、メディアもこの時期発信する。
様々なイベントなども行われる。
できるかぎり、見たり聞いたりしようと思っている。
その中でも、観たい映画がある。
多くの人に、観てほしい映画がある。
地域によっては、すでに上映されている場所もある。
私の住んでいる京都は、4月に上映されるようだ。
<本の紹介『あわいゆくころ』と、個展の案内>で紹介した作家の、
震災が起こってからの活動記録の映画。
紹介でも書いたが、彼女が発した言葉は私にとって、
大きな転換点になったことは疑いようがない。
近年、“安心安全”という言葉を至るところで聞くようになった。
“心理的安全”という言葉も、目に耳にするようにもなった。
ただ、なんだろう。
どこか空虚な響きに、聞こえることがある。
おそらく、その言葉に込めた想い、願いの違いだろう。
流行っているからという理由だけの、
深く考え感じていない人が発する言葉だからだろう。
今纏めている『<責任>の生成』にある当事者研究に近いことを、
この二人の作家は実践していることの、重み・想いの差だろう。
どんな映画かわからないと、正直思う。
だから、映画HPの言葉ひとつひとつを、じっくり感じてほしい。
もし何かを感じられたら、ぜひ映画館に行ってほしい。
場所や日程的に無理そうなら、映画タイトルと同じ本も出版されるので、
そちらを手に取ってほしい。
ちなみに、映画を観る前に、買う予定。
年末ぐらいから、4年ぶりの東北を訪れたいと思っている。
まだ訪れたことのない場所か、一度訪れた場所か。
少し考えよう。
東北に行こうと思うだけで、気持ちがどんどん和らぐ。
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