行動を評価する
近年、理念・ビジョン・ミッションの他に、
どのような行動指針を掲げているかも意識しつつある。
しかし残念なことに、
その行動指針に基づいた行動が実際されているかについては、
多くの会社は語っていない。
これからは、何を掲げているかよりも、
実際に掲げた行動を起こしているかどうかが問われる。
政治、特に選挙においては、マニフェストを重視するようになった。
しかし多くは、
掲げたマニフェストを実現、いやマニフェストに対して行動していない。
ある意味、マニフェストは謳い文句になってしまい、
マニフェストを監視するようになった。
会社においても行動を評価する必要がある。
アカウンティングにとっての美しい行動であるかは、
「目的までの方向は正しいか」などの目的の実現に向けた
行動をしているか(実現性)を確認することで評価できる。
また、正しい行動であるかは、
「理念やミッションに基づいた行動であるか」などの
理念やミッションに基づいた行動をしているか(実行性)を
確認することで評価できる。
正しい行動について、
ピーター・ドラッカーは『非営利組織の経営』の中で、
「ミッションの価値は、文章の美しさにあるのではない。
正しい行動をもたらすことにある。」
と語っている。
まさしく、その通りである。