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正直さ。

どちらかといえば、正直者。
時には、バカ正直だ。

言わないで言いことも、つい言ってしまう。
黙っていられない、と言った方がいいかもしれない。

それで、過去何度も嫌なことを言ってしまった。
言った瞬間よりも、言い終えた瞬間相手の顔をみて嫌になったりする。

黙っていられない性格は、みんなも知っている。
だから、自分が言いたくても言えないことを、私に言ってくる。
そして最後に一言。

「言ったで。」
「言ったからな。」

右から左に、情報をたれ流しができればいい。
しかし、それもできない。

替わりに、相手に言ってしまう。
言われた相手は私を嫌になる。
頼んだ人は、知らんぷり。

本当に損な役回り。
人からよく言われる。

「一言多いで、君は。」

一言だけなら、まだいい。
一言が、二言三言と増えていく。

これは、過去の私。
今は、言わなくなった。
いや、言えなくなった。

言葉を大事にするようになってから、言葉を選ぶようになった。

その替わり、正直さが薄れつつある。
いや、薄れてはいない。
それを表現しなくなっただけかもしれない。

時々、もどかしくなったりする。
自分に正直に言いたいと思ったりする。

時々、つい言ってしまって後悔したりする。
何でも正直すぎるのはよくない、と思ったりする。

正直のさじ加減は難しい。

自分にとってなのか。
相手にとってなのか。
みんなにとってなのか。

自分にとっての正直さが行き過ぎると、正当化に変わってしまう。
これだけは気をつけたい。

若かった時のように、バカ正直に戻れたらと思ったりと、時々思う。
でも、もうバカになるような年ではない。
来月には、49歳になるらしい。

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