本とともに人生を歩みたい。
今、マネジメントの研究のために、過去読んだ本を見直している。以前少しふれたが、デザインの思い違いをしていたことに気づいたから。
赤線を引いた文章をみて、
マネジメントに活かせるような文章や
その文章から新たに顕れた文章を書き留めている。
「書き留めている」と書きつつ、
実はwordに打ち込んでいるだけだけど。
経営学や哲学や思想に関する本など幅広く見直している。
以前附箋をしていなかった文章が目に飛び込んでくると楽しい。
新たな気づきや発見との遭遇は本当に楽しい。
かつて難しかった本でも、新しく附箋や赤線を引くと思う。
「成長したなぁ」と。
いい歳をしてと思いつつ、いや、いい歳をしているからこそ、
自分の変化や成長を感じることができるのは嬉しい。
去年秋に「デザイン×マネジメント×アカウンティング」を研究し直した。
本の赤線箇所をみるとで、気づきや発見に遭遇して、
思索探究していくことに、ふと幸せを感じる。
できれば、毎日本を読んで思索探究する生活を過ごしたい。
現実的には働かないと暮らしていけないけど、憧れがある。
そのような生活を実現したいので、ロト6をしているが当たらない。
邪な欲が外れさせているのだろうか。
実は、憧れの生き方をした数学者がいる。
100万ドルを拒否したロシアの数学者ペレルマン。
私は大学で数学を専攻したけれど、入学してすぐに挫折した。
高校までは得意で自信がかなりあった。
問題を解くのが楽しかったけれど、
大学数学では文章だらけの本を読むのが苦痛で諦めた。
数学の本といっても、正しくは数学者の人生の物語の本。
この本を読み始めたのは、一年半前。
大学卒業以来20年以上経って、数学にもう一度ふれた。
ユニークな人生を天才数学者たちは送っていて、
数学への関心がもう一度起こった。
ユニークな天才数学者たちの中でも、
ペレルマンほど関心を惹かれた数学者はいない。
『完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者』(M・ガッセン著)
この本に、ペレルマンを次のように紹介している。
100万ドルもの賞金がかけられていた、数学上の七つの難問のひとつ、ポアンカレ予想。それを解いた男は、名誉も金も拒否し、森へ消えた。
独りで数学の難問を研究し、突然発表して世間をざわざわさせた。
表彰も100万ドルもの賞金を拒否した、本当に信じられない。
そもそも何のために発表したのか、不思議だ。
何よりも、世間から浮世離れした生活を送っている。
誰とも関わらずに、謎めいている。
装いも、かなり変わっている。
街でもし見かけたら、目を疑うような装いらしい。
私は、数学者になりたい訳ではない。
私は、浮世離れした生活を送りたいとも思わない、少しは思うけれど。
ただ、好きなことを好きなようにする。
誰にも迷惑をかけずに、誰にも知られずに。
遠い昔、森の中で暮らしていた人たちのように。
本がない人生を想像することはできない。
本棚を見るだけで、落ち着く。
以前、知り合いと話していたら、言われたことがある。
「アトリエみたいに本を飾ってみては。」
本屋さんにも憧れる。
古本屋もいいけれど、アトリエみたいな本屋は特に。
京都には、そういう本屋が多い。
本屋に行くと、落ち着く。
今まで読んできた本棚はこちら。
いいなぁと思う人が紹介する本をもっと読みたい。
それよりも、今しっかり読み直したい本がたくさんある。
GWは、本を読んでみたい。
本を読まなかったら、
本の言葉と出会わなかったら、
どんな人生を今送っていただろうか。
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