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2017年8月6日(日) | 東北旅行記⑦

【 東京(新宿、東京)~神奈川(横浜)~京都 】

今日が旅の最終日だ。

朝7時に八戸からの夜行バスで新宿に着き、サウナに行って少し汗を流した。ゆっくりしてから、東京でのお楽しみの「ダイアログ・イン・サイレンス」に参加した。暗闇の世界(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)は大阪でも東京でも何度も体験しているが、音のない世界は初めてで(日本開催がまず初めて)、申し込んでから今日までワクワクが止まらなかった。

初体験なので、ワクワクと緊張が交差していて周りが全く見えていなかった。知人がアテンドとして参加していることは知っていて、本人にも参加することを事前に連絡していた。日にちは確か言っていなかったと思う。
まさかその日、アテンドしているとは思わなかった。彼女もまさか、来るとは思っていなかった。こちらは周りが見えていなかったので気づかなかったが、彼女は私に気づいて手を振ってくれていたらしい。メッセージが届いてびっくりした。

私は視力が弱い替わりに、聴力が強い。聴力を奪われる音のない世界が、少し怖くもあった。しかし実際は、はしゃぐぐらい楽しかった。逆に暗闇の世界の方が怖い。このことを彼女に伝えると、同じような感想をする人がいるらしい。不思議な世界だ。
ふと思ったのが、目に見えないモノへの関心が高い。これはひょっとしたら、恐怖からきているのかもしれないと思った。

今年も開催されるらしいので、まだの人はぜひ体験してほしい。私ももう一度体験したい。

駆け足で横浜美術館に向かった。「ヨコハマトリエンナーレ」が開催されていて、知人が展示していることを知ったのでどうしても観たかった。その知人とは以前本の紹介をした人で、いろいろな新聞などメディアでも取り上げられている。

滞在できる時間は、わずか一時間足らず。その時間で、美術館以外のすべての施設も回れると思ったが、受付で聞いてみると難しいと言われた。言われた時は半信半疑だったが、美術館だけでも全然時間が足りなかった。

彼女の作品以外にもこんな作品も。

夜行バスは23時30分に出発なので、この旅行で一番ゆっくりと東京駅に戻った。いつもの晩御飯を食べて、いつもの喫茶店で時間を過ごして、いつも乗る夜行バスで23時30分に乗って、翌朝6時に無事京都に着いた。

疲れたけれど、優しさと温かさで満ち溢れた旅行になった。あれからもうじき2年になる。また東北を訪れたい。

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