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会社の成長

成長そのものを目標にすることはまちがいである。
大きくなること自体に価値はない。
よい企業になることが正しい目標である。成長そのものは虚栄でしかない。(二六〇頁より)

 これは、ドラッカーが『(エッセンシャル版)マネジメント 基本と原則』の中で語っていた言葉。

「成長そのものは虚栄でしかいない」という言葉は、正にその通り。
 
よく会社のPRに、
 「二ケタ成長」「創業から赤字なし(常に成長)」など
 成長を誇示する表現が実に多い。

一見、安定していて今後も成長が続くように思える。
しかし、成長した結果どのような会社になったのかは、
 ほぼ示されていない。
 
「よい企業になる」とは、現在地より進化することでもある。
時には、劇的な変化を遂げるかもしれない。
 
本来示すべきことは、
 どのような会社を目指し、
 どのような活動(行動)をして、
 今どのような会社になっているのかの成長の軌跡。

加えて、これからどこに向かっていくのか。

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