24/7/3 いい感じ
今日は調子がいい。こんな書き出しをするぐらいに調子がいい。別にいいことがあったわけではない。スマホもあまり見ていないし、色々と集中できている。ここ最近は全然ダメだったけど、これを習慣にできたらいい。このリズムを続けられたらいい。
友達がシオカラトンボの特徴を教えてくれた。白い水色で、スピードもあるので、本当に夏のフロントランナーって感じとのこと。すごくいい説明でわくわくした。想像の中でトンボが飛びはじめた。僕は先日本屋にいたら、ミンミン蝉の声が表通りから入ってきた話をした。気がつけばすっかり7月になっている。
夜、重い破裂音が空から聞こえた。花火の音だ。この付近で花火というと、やはり府中の東京競馬場だった。花火の音と競馬場の方向を頼りに花火を探してみる。ケヤキの間から、明るく光る空が見えた。誰かと外で飲みたくなった。こんなにちょっとしか見えなくても楽しいはず。なんなら公園で音だけ聞きながら飲むのだって楽しいだろう。でも今日は誰も誘わなかった。
夜風が気持ちいい。そのままベランダの小さい折り畳み椅子に座って本を読む。花火の音と読書と夜風で、なんだかとてもいい気分だった。部屋に戻り、窓はそのまま開けっぱなしにした。夜風が少しカーテンを膨らませた。
22時ぐらいに散歩に出た。多摩川まで行くのが気持ちよそうだと思ったけど、往復するには距離があったので国立駅までにした。団地の街頭が少し当たらない場所で一瞬すごく尿の臭いがした。歩いていると暑くなってくる。国立の夜は人が少ない。歩きながら間寛平が昔やっていた、ランニングとヨットで地球一周をする企画のことを思い出した。テーマソングがあって、忌野清志郎による歌だった。ラーン寛平ラーンといった歌詞だった。清志郎はどんな言葉でもメロディーに乗せてしまいそうだと思い、その身軽さをうらやましく思い、見習いたいと思った。
部屋に帰って少し暑く感じたので、やはり冷房をつけた。時計を見たら、思ったより早く帰ってこれたので、次は多摩川まで散歩してみようと思った。
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