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24/11/13 甲州街道はきっとまだ秋だった

 今日は朝に色々とやっていこうと思って5時半に起きる。自分で開けたのか、元々開いていたのか分からないけど、両側のカーテンが半分ほど開いていて、そこから向かいの団地の棟の上を濃い朝焼けのオレンジがのびているのが見えた。まだ暗さが残る部屋で、ぼんやりときれいだと感じていた。

 日記を書いて、シャワーを浴びて、身体を動かす。いつもより少し硬いような気がする。今日はRCサクセションの『シングルマン』をレコードを流しながら。先週の増田書店のインスタライブでテニスコーツがこのアルバムから『ヒッピーに捧ぐ』をカバーしていて、昔の自分の丸まった背中が見えた。暗く、やるせなく、やり場がない叫びに満ちたアルバム。

 昨日たてた計画通り、朝とん汁を作る。具材は大根、玉ねぎ、舞茸、豚こま。やはり、料理は朝やってしまうのが向いていそうだ。

 お昼は食パンがきれたので、パン屋に買いに行く。カレーパン、パニーニ、かぼちゃのラズッカとお昼のパンも買う。とん汁は夜に食べる。
 帰りに小鳥書房に寄った。詩人の友達が考えごとに頭を悩ましていた。店主の落合さんも色々考えているようで、色々と聞かれて、僕も色々と考えた。みんなで考えた。

 夜は再び詩人の友達とクナーファ屋にいった。友達がクナーファと一緒にカフェラテを頼んでいて、僕はいつもブラックだけど、つい惹かれて、つられて、カフェラテを頼んだ。カフェラテも苦さがあっておいしかった。クナーファでいつも通り幸せになる。

 クナーファ屋には以前お会いしたこれからヨルダンに行く方が来ていた。もうまもなく、今月末に発つらしい。以前あったときに一緒にいた僕の友達がヨルダンに会いに行きますと言っていたので、その友達も含めて、改めてヨルダンに来たときは案内してくれるとのことだった。もしかしたら来年の夏辺りにヨルダンに行くかもしれない。案内してくれるのはとてもありがたい。ヨルダンはなにがあるのか分からないけど、あえて調べないで行きたい。今は観光地的な場所に行く旅にあんまり惹かれないので、人づてやなにかのきっかけで行く旅に惹かれるからうれしい。

 友達を谷保駅ま送る。谷保駅前についた時、ちょうど電車がホームに入るのが見えた。南武線は10分ぐらい待たせられるので、これは一服するしかないねということで、セブンの横で友達はタバコを吸う。そうしておしゃべりしているうちに、次の電車が意外と早くきて、また一本逃してしまった。

 友達と別れた後は、友達が今日は谷保天満宮の方面に散歩してもいいんじゃないかと言ったこともあり、谷保天満宮に向かって散歩をした。谷保天満宮を抜けて、24時間の中華の方面を目指して歩く。道はそれなりに暗い。田んぼの横を通っていく。白い灯りの街灯が続いていく。人はいない。この道もいいなと思う。

 甲州街道を渡り、路地に入ったとき、ふとこういう暗い住宅街とか、どこかの道でダンスをやって動画を撮るのを面白そうだなと思った。というより、小暮香帆さんがそのようなことをインスタで投稿していたことを思い出した。

 今日はパン屋に行くのに既に歩いていたので、軽めの散歩と思っていたが、それなりに歩いたと思う。朝作ったとん汁を温める。本を読みながら温まるのを待ち、時々鍋の様子を見る。

 まだ訪れてないけど、冬はやっぱりとん汁。一口目を食べたときにそう思った。とてもおいしい。余った大根で作った大根おろしを、納豆ご飯にかけて食べる。


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