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24/9/4 口伝

今日は起きたときそんなに頭が重くなかった。窓を開けて寝ていた。外の朝の冷たさが部屋に入り、肌に触れている。

昨日の演劇のことを思い出す。演劇の芝居には過剰さがある。セリフを言うのではなく、現すに近いのかもしれない。過剰にやらないと、物理的にも会場に届かない。

Frueに出演が決まったクレア・ラウジーを聴いた。かなり良くてFRUEがより楽しみになった。

少し曇ったが、お昼には気持ちのいい秋晴れが浮かんでいた。風は涼しく、日差しもそこまで暑くない。小鳥書房では関西から来ているインターンの方がいて、その方は古のギャグをちゃんと継いでいた。なんてこったパンナコッタと言っていて、よっこいしょうきちもよく使うらしい。音楽も古びないのだから、ギャグだってどんどん継いでいった方がいいと思う。それにしてもギャグにはどこか、音楽にとってかつての歌い継ぐというか、口伝みたいのが残っていてふといいなと思った。しかも言ってしまえばくだらないことであるのに。数日前から狙っていたフランク・ザッパの自伝の古本を買った。

夕方、クナーファを二種類食べて散歩をする。やはり涼しく、快適だ。そういえば去年の今頃は小鳥書房文学賞の応募が始まって、そのための日記を書いていた。あれから一年と思うと、本当に時が経つのは早い。

なんとなく夜元気がなくなって、やる気もなくなってしまって、そういえばまたしても去年の今頃のことを考えて、スピッツのインディゴブルーをよく聴いていたような気がして、寝る前に寝落ちしそうになりながら聴いた。初恋クレイジーのピアノのイントロは本当に胸がきゅっとする。

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