24/8/1 ぬるい8月はじめの日
植木の葉と葉の間に張られた蜘蛛の巣に水滴が何粒か溜まっていた。昨日降った夕立の残りだろう。今日は幾分か涼しく、心地よい朝。部屋に戻って気温を調べたら26度だった。涼しげな虫の声が聞こえる。窓を開けてみた。それでも扇風機は回して。
ベランダを黒い影が下降するのが一瞬見えた。そのあと蝉が驚いたような声を出していた。たぶん鳩よけネットに止まっていた蝉がカラスに攫われてしまったのだろう。蝉の声が遠くに去っていくのが聞こえた。
10時ぐらいにはやっぱり気温が上がってきて、暑く感じてきたように思ったので、窓を閉めていつも通り冷房をつけた。
しかし、一方で外に出てときに出てきた言葉は「ぬるい」だった。酷暑のとき「ぬるま湯にいるよう」ということもあるが、そうではなく、本当にぬるいと感じた。でも家に帰って気温を見たら気温は30度を超えていたので、やっぱりなにか感覚がおかしくなっているのだろう。小鳥書房によって、お肉屋さんでチキンカツを買って家に戻った。
なんでだったかは覚えていないんだけど、本棚の傾きが気になってしまった。うちの本棚は手を加えたことによって傾いている。傾きというより、本棚の枠と棚板の隙間が気になった。傾かないようにツッパリ棒を斜めに入れて支えている。そのつっぱり棒を一回とってみる。倒れはしないが、やはり目で確実に分かるぐらいには傾く。そこからまず隙間がない状態にして、改めて傾かないようにツッパリ棒を入れようと、棚を押したり試行錯誤する。結果隙間はなくなり、傾きもほぼなくなったが、久しぶりに腰を痛めてしまった。
夜友達から今日の集まり行きますか?とLINEが来たので「腰を痛めた」と送ったら、「おじさんじゃないですか 笑」ときて、確かにしっかりおじさんしてるなと納得した。清々しいとすらも思った。
そういえば今日小鳥書房でパチパチ生まれ(88年生まれ)という言葉を聞いた。これからは自分がいつ生まれたか言う時は、その言葉を使いたいと思う。
夜は蕎麦を茹でて、お昼に作って冷やしておいためんつゆでざる蕎麦にする。それに豆腐も食べて、あとは本でも読んで安静にしていようと思った。やはり横になるのが一番楽なのだが、そうすると案の定眠くなり、寝落ちしてしまった。
23時半ぐらいに一旦目が覚める。何件かの連絡にお返事をして、歯を磨いてマットレスに横になった。
そう言えば夕方か夜ぐらいにふと思ったのだが、朝少しでも涼しければ、こんな夏でも窓を開けられる時間があるという習慣も、なんかいいなと思った。