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外部ソースたのしもう

随分間が空いてしまいましたが続編です。

プライベートがバタバタしててサバゲから離れているうちに、外部ソース解禁となったフィールドが増えたのか記事が読まれているので書くことにしました。

前回の終わりに「次は外部ソースを便利に運用するTIPSと空圧機器関連の規格を紹介する」と言ったっきりなのでそのお話です。


あると便利なもの

TIPSというか外部ソースを実際にサバゲで運用するに当たって「あったら便利なもの」を紹介していきます。


ピスコ固定圧レギュレータ RVFUP6-6‐x(xは二次側出力圧)

「なんでレギュレータあるのにもう一個付けるの?」そう思ったあなた、いい質問です。

一つに極力手元(銃本体側)で安定していて欲しいので、ボンベ直圧→サンプロレギュ(0.5MPa)→ホース→固定レギュ(0.45or0.4MPa)→銃本体という減圧をします。

ちゃんとスペックを見ると固定圧レギュの入力範囲に収まっていませんが、動作と圧力は期待したとおりになります。「なんでか分からんが付けとくと良くなる」と思っておいてOKです。

二つ目、こちらが割と誰にとっても大事なことなのですがサンプロレギュも出力に誤差があるので意外と(ボンベの使い始めなんか特に)0.55MPaくらい出てたりするので保険として付けます。

自宅で計測してフィールド到着後レンジで試射してボンベ交換…という場合に不意に高い初速を出してしまう可能性がかなり下がります。

未だに外部ソースに対する各種措置は厳しいので、1回の初速超過でも「お預かり」になりかねませんので自衛しておきましょう。

ちょっと高いですが損はないので買える時に買っておきましょう。
ちなみにピスコの公式通販が最安です。受注生産といっても1個から購入可能で1週間程度で届きます。


ピスコ PL6-01M

なんてことないL字の継手(エルボ)です。チューブ側は前回オススメしたとおり6mmでネジ側はR1/8(いちぶ)のものです。

サンプロレギュについている継手はストレートですが、それをプライヤーで掴んで回して取ってコレを代わりに付けます。

コレ「あ、僕角度決まってるんで」という顔付ですが普通に黒い樹脂部分はフリーで回るので、サンプロレギュ近傍のホース取り回しが非常に良くなります。

蓋つきのポーチから横にホースを出すという人以外はマストバイと言っても過言ではないでしょう。高いものでもないですし、ピスコ公式通販で1個から送料無料で買えます。

ワンポイントスリング

既に国内代理店の方で終売になっているのですが、私の運用方法の紹介というところで…

前回「ホースなんてスリング程度の煩わしさ」的なことを言いましたが「じゃあスリングとホースをまとめてしまえばいいのでは?」という発想です。

モールに取り付けるタイプで背中にからスリングを生やして、リグの肩付近でグリムロックでスリングとホースをまとめてしまいます。

また、このスリングは銃側の先っちょだけファステックスで取り外せるので、手持ちの外部ソース機に先っちょを付けておいて取り替えて使用します。

そうすることで銃を身体から離すときに、自然とカプラとファステックスを外す形になります。

このスタイルでかれこれ1年以上運用していますが、外部ソースの不便さを感じたことは無いです。というか使用感はまんまワンポイントスリングなので困ることはないです。

シールテープ

ホムセンで売ってるやつでいいのでガスガンを使う限りは持っておきましょう。ネジに巻いて締めれば大体なんとかなる。

電動ガンのチューンではすっかり悪者になりましたが、こちらは本来(?)の用途です。

ツノダ ウォーターポンププライヤー

歯の部分が樹脂でできてるやつ指定です。
カプラとかボンベ締めるのに便利ですし、バレルナットやストックチューブやらを回すのに重宝します。

副次的な効果でボンベ取り付けの際に手が離れるので生ガスの直射を避けられます。

あと、普通に家の水回りのトラブルに対処したり、硬い瓶のキャップを外したりと何かと便利ですので家庭用にもう一本買いましょう。

空圧機器の規格とか

良く使うものだけ用語集的な感じで紹介します。

継手(つぎて)

チューブを取り付けたりネジで接続したりする中継金具のこと。真直ぐだったり90度折れてり分岐したりする。

ストレート:真直ぐ出るやつ
エルボ:L字の90度曲がるやつ
チーズ:ティー(T)とも、T分岐のやつ
ワイ:Y分岐のやつ
ワンタッチ:チューブ側の金口の一つで、リング部を押しながらチューブを引っ張ると取れるやつ

圧力の単位(MPa、気圧)

理科の授業とか天気予報だと殆どキロパスカル’(kPa)ヘクトパスカル(hPa)だったが、大気中の圧力より高いものを扱うのでメーターとかレギュレータはkPaより0が三つ多いメガパスカル(MPa)が使われています。

まぁ小難しいことはどうでもいいので、よく出てくる数字だけ覚えておきましょう。

0.5Mpa:サンプロレギュの最大圧(標準)、25度くらいのフロンガスの圧力なんだとか
1気圧:ほぼ1MPa=1気圧、老人は圧力の単位に気圧を使いたがる
bar,psi:海外のレギュレータは他の単位系で記載されることが多い、参考程度に覚えておけばいい
SI接頭語:㌔とか㍋、㌥、㌢のちゃんとした名前をこう言う、0がいっぱいあったらまどろっこしいので略すためにある、1メートルの100分の一なんでセンチメートル

ネジ径とテーパーネジ、並行ネジ

誠に遺憾ながら空圧機器のネジはメートルねじでなく専用の名称があります。しかも気密を取る都合ふつうの「平行ねじ」に加えて、締めるほどキツくなる「テーパーねじ」もあります。

新JISでテーパー付きのRがおねじ、Rcがめねじを示します。並行ねじはどっちもGで示します。
基本的に外部ソースに使う径は1/8(職人言葉で「いちぶ」)しか使いません。R1/8、Rc1/8はそれぞれ径1/8のオスメスということになります。
1/8の次に大きいのが1/4で、これは職人言葉で「にぶ」と言います。面倒ですがホムセンで買う時に稀に知っておく必要があります。

まぁ、おねじR1/8しか使わないと思います。
加えて小さい継手のネジにメートルネジのM5、M6あたりがよく使われます。

カプラ

サンプロとかプロテックとか海外プラグとかの一般名詞、国内のサンプロとプロテックは結局国内メーカーの汎用品の径違いでしかない。
サバゲで使うのはサンプロの6mm用(=ピスコのE7シリーズ)ですね。

より流量が欲しい場合は海外プラグ(HPAコネクタ)かピスコの15シリーズ(チューブ径6mm以上)が選択肢になります。

銀色目立つし塗装するわけにもいかないんでCPS15でいい気もします。

・・・

こんなところでしょうか。
一応、外部ソース布教記事はこれで終わりになります。

最近はガスメカのDIYやってるのですが、発案者様の意向は極力守りたいと思っています。
なので外部ソースネタを続けるとしたら、メカ部分の話はせずに電子制御の話がメインになるかなと、正直ソフトと基板の設計はオープンソースにしてGitHubにでも載せるつもりなので。

基本的にはハード側のプラットフォームを売る…まぁArduino使ってるのでArduinoの精神に則ったやり方でいきます。

自分は制御工学とかプログラミングはからっきしなので、そこはもっと上手い人に発展させてもらえたらいいと思ってます。

電磁弁用でもモーター用でもFCUはハード面でなんの独自性の無いものですから…

そんな訳で次回は未定ですがサバゲ、エアガンの話もぼちぼちやっていけたらなと思います。

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