〈理想の作品〉映画の「ディレクターズカット」はどういう理由で制作されているのか?
どうも!じきどらむです!
映画には劇場公開時に上映されたバージョンに加えて、監督の監修のもとで映像を追加もしくは削除したディレクターズカット版が存在します。
そんな存在する作品の中で本編とディレクターズカットにおける追加・削除内容と監督の意図を紹介していきます。
という訳で今回は有名作品のディレクターズカット版についてまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します!
ディレクターズカット
ディレクターズカット版とは、監督自ら未公開部分や新たなカット割などを追加した映像作品を劇場公開をされた後に再編集した作品を指します。
ハリウッド映画の場合、監督には編集権利というものが無く撮影が終了し、映像の素材が完成した後の編集には立ち会うことができません。
編集はほぼ完全にプロデューサーが行うた為、公開後に監督が再度編集を行う、ディレクターズカット版(理想の作品)が制作されます。
制作された映画作品例
『ミッドサマー』
2019年に公開された『ミッドサマー』は『ヘレディタリー/継承』を手掛けたアリー・アスター監督の最新作で自身の恋愛感を描いています。
『ミッドサマー』公開中にディレクターズカット版も同時公開され、通常版148分に対して、ディレクターズカット版は171分と23分増えています。
全体に心情表現や人間関係の描写が詳細になっていて、より丁寧に描かれることになったのでR18指定で劇場公開されました。
『ウォッチメン』
2009年に公開された『ウォッチメン』は1986年に発表された同名アメコミが原作でザック・スナイダー監督が手がけました。
また本作にはにはオリジナルの「劇場公開版」と「ディレクターズカット」と「アルティメットカット」の3つが存在します。
劇場公開の上映時間は162分ですが、ディレクターズカットは186分、アルティメットカットは215分と、膨大な映像が追加されています。
『ブレードランナー』
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作にしたリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』には数多くの種類が存在しています。
主に上映時間117分の劇場公開版(1982年)、116分のディレクターズカット(1992年)、117分のファイナルカット(2007年)の3つの存在があります。
またスコット監督は「ファイナルカットこそ私のお気に入りのバージョンです。すべてのバージョンの中で最もお気に入りです」と述べています。
まとめ
好きな作品だと全バージョンを楽しめますが、なかなか楽しめない作品もあるので基本的にはディレクターズカットを観れば完璧ですね。
最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!