【彼編】35歳で婚活したら
脱サラして実家のお寺に戻ってきて早5年。
漠然と結婚したいなあという思いはあったのですが、如何せん出会いがなく…
自分で相手を探すのは難しいと思い、結婚相談所を頼ることに!
(ちょうど行政が婚活を支援する制度もあったので後押しになりました)
結果、素敵なお相手と巡り合うことになるのですが、
後日彼女から「なんで婚活しようと思ったの?」と聞かれたので考えてみました。
私は1人の時間が好きなので、独身サラリーマンの頃の悠々自適な生活が最高でした。
(10年以上ぶりの実家暮らしはちょっと窮屈。。。)
でも今後もずっと1人だと老後、死後のことを考えると不安があります。
弟はまだしも姪とかに面倒見てもらうようなことになれば申し訳ないし…
また、お寺には常に誰かいることが理想なので、今後両親がいなくなり
私1人でお寺をするとなると、家族がいれば助かるという思いもありました。
以上が、私が結婚したいと思った理由でしょうか(現実的ですよね)
結婚相手に求める条件は、ただ1つ。
“私が住んでいるお寺で両親と同居しながらお寺の奥様になってくれる人”
この条件って相当厳しいですよね。両親同居に加え、そこがお寺。
元々自己肯定感の低い私は
「相談所には色々な男性がいる中であえてこの条件を呑む女性いる?」という感じ。
田舎なので今の仕事を続けるのにも制限があるし、小さなお寺で収入も多くないし。
でも相談所のカウンセラーからは、ポジティブな声掛けをしてもらい
(モテますよね?なんて言われたり笑)
どんな女性と出会えるか楽しみなり、いざ婚活スタート!
結婚相談所は、自分に合うお相手を紹介してもらえるものなのかなと思っていたのですが
基本は、自分が意中のお相手にアプローチしてお見合いを申し込む感じらしい。
一般的に「お見合いを申し込んで成立する可能性は8%程度」ということらしいので
私が特段悪いということはないんですが、お断りが続く日々はこたえました。
(この頃にはたくさんの人と出会えるという楽しみもなくなっていき…)
でも何とか活動開始1カ月目でお見合いが成立!
初めてのお見合い。
元々口下手で人見知りな性格の私。同年代の女性と話すのは特に苦手です。
自分の中のスイッチをオンにして、ペラペラとテキトーなことを喋ることは
できるのですが、お見合いの場にそれは不適でしょう。
だから事前にしっかりと準備しておかないとと思い、質問をいくつも考えて
行きの新幹線でも会話のシミュレーションをしていきました。
対面しての第一印象は「プロフィール写真通りの人だ」でした笑
案の定、超緊張していて、お見合いのNG行為“自分の話ばかりする”状態に。
(人見知りは会話の間が怖いのです)
しかも、同年代の女性と話す機会がずっとあまりなかったので
自分的には全然うまく喋れていませんでした。
でも思っていたよりお相手の方から質問をしてくれたりしたので
会話に困ることもなく、気付けばあっという間に1時間が過ぎていました。
事前に会話のイメージを色々考えていたことは杞憂に終わったなという感想でした。
お見合い後の印象は
“フランクな人だなあ…寺方や檀家さんにもこの調子だと困るなあ…”
という感じだったのですが、カウンセラーから
「盛り上げようとしてくれていたのかもしれませんよ」とアドバイスをもらい、
まあ断る理由もないし、せっかくお見合いをOKしてくれたお相手だったので
プレ交際を希望することにしました。
(婚活は色々な人とプレ交際をする中でお相手を見つけていくって感じと思っていました)
するとお相手からもOKの返事が!
これが初めてのお見合いだったので、お見合いすればプレ交際に進むのは普通なのかなと
思っていましたが、結局プレ交際に進めたのは彼女だけでした。
結論から言うと、私は彼女を含めて5人の方とお見合いをしました。
お相手から申し込まれたものはなく、全て私からのアプローチです。
(後日聞いた話ですが、彼女は自分からお見合いを申し込むことはなかったそうです。
1日に何件もハシゴしてた日もあるらしく…モテモテか!笑)
他の人たちとはメッセージのやりとりをしていても
返信に日があいたり、話が盛り上がらなかったりしたのですが
彼女とは毎日LINEできていました。
お見合い後、初めてのデートの時から敬語は使わないようにしたらフランクな感じも
気にならなくなったし、一緒に時間を過ごしていて楽しかったです。
中でも、私が好きな乃木坂46やNiziUを彼女も好きというのが嬉しかったです。
(女性アイドルが好きなのは隠さないといけないかもと思っていたので笑)
彼女と順調にデートを重ねていくのですが、彼女との仲が深まるにつれて
「このまま進んで大丈夫?他の人と比較しなくていいの?」という思いが生まれました。
正直、初めての相手で、どうせそのうちお断りされるだろうなと思っていました。
それがあれよあれよと進んでいくので、このまま進むことへの焦りが生まれたのです。
カウンセラーからも当初より複数のお相手と比較するのも大事といわれていたので、
他にもっといいお相手がいるのかもしれないと思っていました。
でも、自分からお見合いを申し込んでも、相変わらずなかなか成立しないし、
カウンセラーに相談して紹介してもらったりもしましたが、なかなか上手くいかず…
そのような中、彼女との3回目のデート後でしょうか。
気付くと彼女の事が好きになっている自分がいました。
自分の考えをしっかり持っているところ、天真爛漫なところ、笑顔が可愛いところ。
そして、彼女も自分に好意を持っているみたい(結構直接的に言われることも笑)
その後も、お見合いしたり、カウンセラーから紹介してもらった人と連絡をとったり
しましたが、4回目のデートの後に、彼女と真剣交際へ進むことにしました。
(そういえば余談ですが、初期にデートしてた頃、会った瞬間はすごく不機嫌そうな
顔をしてたのは何でだったのだろう。。。初めて伝えますが笑)
そこからは、私の両親への挨拶、彼女の両親への挨拶、プロポーズと、
とんとん拍子で話は進んでいき、晴れて成婚退会できました。
結果初めてお見合いしたお相手と結婚することができたのはラッキーですよね。
初めてカウンセラーに会った時に「お相手見つかるの早そうですね」と言われましたが
どうせセールストークだろうと思ってたけど、当たってましたね。
私の今までの人生は人に恵まれていて、友人からも“人生イージーモード”と言われていますが
今回もそれを発揮してしまいました!笑
(仏教ではよく“ご縁”という言葉を使いますが、まさに“ご縁”に恵まれてます)
私が結婚相手に求めていた譲れない条件は“田舎のお寺で両親と同居”でした。
正直、見た目や性格は二の次というか、あまり気にしていませんでした。
見た目は年を取れば顔もしわくちゃになるし体型も変わるし、
性格も、私の性格が変なのでバチッと合う人はいないだろうなと思っていたし。
一緒に暮らしていく上では我慢して折り合いをつける部分も多々あると思っているので
生理的に無理だなと感じる人以外であればいい、くらいに思っていました。
だから、こんなにちゃんと「好きだな」と思える人と結婚できるなんて超ラッキー!
ありがとう!
とはいえ彼女には、今もすでに色々と我慢してもらっていることもあるし、
これからも色々我慢してもらうこともあると思います。
でも一緒に頑張って行こうね!!
いつでも私はあなたの味方でいます^^
いやなことはいや! 好きなものは好き( *˘ ³˘)♡ 今を楽しく生きるの。