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その名は「ボイしる」!

2020年の終わりに、やっとやっと見つかりました(涙~~)
これが私が心からやりたいことです。

ずーっとずーっと長い間、頭の中にはあったけれど
それを表す言葉が全然見つかりませんでした。

でも、でも、ようやく、やっと、生まれてくれました!

それは、『ボイしる』!!
「自分のボイスを知る」という意味です。
そして「知ったら、最大限生かそう」という思いを込めました。


なぜ、れいこは『ボイしる』を目指すのか?

私は、話し方の講師、ナレーション、アナウンサーと、長年「声の仕事」をしてきました。その中で、ずっと疑問に思っていたことがありました。

その発端となったのは、20年も前。
声の仕事も10年ほど経験し、発声滑舌トレーニングを指導をしていた頃のことです。

それなりに経験も積んできたので、
それなりの自信を持って取り組んでいたのですが、
発声滑舌トレーニングレッスンのあと
「あれれ???」と思ってしまうことがありました。

生徒さんみなさん、とっても上手になっています。
滑舌ばっちりで歯切れよく、テクニック的にはバッチリです。

なのに、説得力が減ってしまっているような・・・
生徒さん自身の魅力が減ってしまっているような・・・
そんな気がしてならないのです。

もっというと、トレーニングする前のほうが好きな声だったかも~
なんて思ってしまったり・・・・・

もちろんその疑問は、自分の中ですぐさま打ち消します。
いやいや、そんなはずはない。
ちゃんとしたプログラムだもの。
わたしだって、そうやって練習してきたんだもの。
と自分に言い聞かせてきました。


でも、せっかくレッスンを受けたのに、
発生が上達したにもかかわらず
接客業の生徒さんは、「冷たい感じ」と言われてしまったとか
営業をやっている生徒さんは、「ハキハキしずぎて偉そう」に聞こえるとか
評価が下がってしまう結果に。

ナレーターを目指している方も、
オーディションに通ったという話は一切なし・・・。

焦りました。
良くするためにレッスンしているのに
逆効果???!

その後、より滑舌を強化する方法や、声の高さを変える演出
表情のテクニックなどさまざま工夫をしたのですが
結果はあまり変わらず。
申し訳ないという気持ちと、教えることの挫折を感じ
指導すること自体、辞めてしまっていました。

その後、ボイトレ、コーチング、呼吸メソッド、話し方コーチ、心理療法と、
「良い」と思えるものはなんでも吸収しようと
経験を重ねていく中で
パニック障害になったり、あがり症になったり
だんだんと自分の声にも自信がなくなっていきました。

自信がないから練習をする
練習するだけ評価を気にする・・・・・・・

そうやって、「声の100点」を目指しているうちに
どんどん疲れて行きました。疲れ果ててしまいました。

そんな、疲れ切っていたある日
音声の監督さんから
思わぬ一言をいただきました。

「今日のいっしきさんは、力が抜けていていいね
いい感じに雑音が入っていて、“人間・いっしきれいこ”が出てるよ」

とても驚き、
そして初めて、少〜しだけ理解しました。

そっか〜。声には人柄が出るのか・・・・・

きれいな発音だけ意識して練習していると、
自分のいいところもそぎ落としちゃうことになるのだな
・・・と。

それからは、理想の声に寄せて練習するのではなく
自分の声を、「いいところ」を生かしていこうと、
「他者目線意識」から、「自分目線意識」へと変えていったのです。

そこからです。
わたしの「ボイしる」の旅が始まったのは・・・。

知れば知るほど深いのが「ボイス」の世界。
声とメンタルとのつながり
「嘘の声」と「本当の声」
声と骨格との関係
声帯 年齢 性格 生まれや育ってきた環境・・・

うーん、面白すぎるぞ『ボイしる』!!

ということで、「自分の声を知る」ための
あんなことやこんなこと
いろんな角度から書き綴っていきたいと思っています。

個性を引き出す ボイしる。

どうぞ宜しくお願いします。
お願いします。


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