【おいたち02】生まれ変わった中高生時代
餃子のおかげかどうかはさだかでないが
以後、発作回数が減り、中学になってほぼ完治した。
自分では「命の餃子」と思っている。
もちろん、一番の好物。
病弱だったせいで、あまり友達と闊達に遊んだ経験がない。
そのせいか、人が集まるところに行くのが大の苦手だった。
特にお正月の親戚の会合は憂鬱。
おじいちゃんおばあちゃんちでは、みんなから離れて隅っこにかたまる、
という、びびりようだった。とにかく臆病で緊張しやすい性格だった。
そんな明日をもわからない病弱さはどこへやら・・・というごとく
中学時代はすっかり元気になった。
当時、世の中は受験戦争と校内暴力が騒がれていた時代。
わたしの通う中学校も、なかなかの荒れようだった。
教室のガラスが割れる音が響くのは日常のことだった。
そして、荒れてる不良男子に初恋をした。
長い学ランでぺっちゃんこの学生カバンで、いつも肩をいからせて話す
そんな男子がものすごく自分をもってる気がしてしまっていた。
好きになって欲しくて、真っ赤な口紅をしたりパーマをかけたり
ピンヒールを履いたりしたが、結局実らなかった。
ところが不良男子がとりこになっていたのが、金八先生。
自信たっぷりに不良をしていた男子は、決して自分をもっていたわけではなく
格好つけて一生懸命いきがっていたのだ。
そんな心の奥底を知っているかのように、金八先生の言葉は、不良男子を
響かせていた。
すごい、金八先生!心の底からスーパースターだと感銘した。
同時に、私のことを心底心配してくださった本物の担任の先生がいた。
なんと当時、先生と交換日記をしていたことも。
喘息もちで学校を休みがち、しかも学区制が変わって、全く知らない友達の中にとけこめるか心配だという通達が小学校側からあったらしい。
臆病だった性格や 病弱だったことへのコンプレックスがなくなって
いったのは、担任の先生の影響がとても大きい。
今では誕生日に一升瓶のお酒を送って下さるK先生。
まさか、こんなに大酒飲みになるとは思っていなかったそう。笑
そして、私も先生の道へ と歩み始める〜〜
女子高時代はとくにエピソードなし。
キリスト教の学校で礼拝がつらいとか、アイドルの話しで盛り上がったりとか・・・くらいかなぁ・・・。
<つづく>