Tips #36：優しさに甘え過ぎると、愛情は無音に削られいつかは消える
愛してくれる人は
私達の前では無防備だ
全面的な信頼を寄せ
鎧も武器も全て捨てた弱い状態で
私達の前に立っている
だから冷たい言葉一つでも大怪我する
一瞬のぶっきらぼうな態度でも重症を負う
血だらけでも
「それで君が楽になれるのなら」と笑ってくれる
（433字・この記事を読む所要時間：約1分 ※1分あたり400字で計算）
一番傷付きやすいのは、愛してくれる人。
一番傷付けやすいのも、愛してくれる人。
愛されると、何もかも受け入れられ、全て許されたような気分になる。
何を言っても何をしても大丈夫だと思い、言動も少しわがままになる。
変わらない態度で包み込んでくれる相手を見て、これぐらいは問題無いだろうと思い込んでしまう。
愛してくれるなら、それぐらいは当然すべきだろうと強要してしまう。
相手が傷だらけで接してくれているとも知らずに。
相手が限界まで痛みを我慢していることも知らずに。
全面的にあなたを受け入れているのは、愛しているから、柔らかく暖かい姿で接したいから。
痛くても態度が変わらないのは、愛しているから、辛さに負けて離れてしまったら、あなたの寂しがるだろうと思っているから。
だけど、皆同じ人間。
同じ弱い心を持っているのだ。
その優しさに甘え過ぎると、愛情は無音に削られいつかは消えて無くなる。
そして二度と戻ってこないだろう。
その温もりを大事にしよう。
なくなってしまう前に。
失ってしまう前に。
📚全ての愛情が、愛情で報われますように
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