中学校 卒業式祝辞
今年度、中学校のPTA会長を勤めさせていただいておりました。
本日無事に卒業式を迎える事が出来たのですが、コロナ禍による式典の短縮の為に、入学式祝辞・体育祭挨拶・卒業式祝辞を一生懸命考えたのですが、発表の機会が無かったので、noteに留めておきたいと思います。
コロナ禍の大変な時に、沢山の経験をした全ての卒業生に『おめでとうございます!』の言葉を送りたいと思います。
では、私が本日卒業生にお伝えしたかった祝辞を記載いたします。
卒業式祝辞
桃の節句も過ぎ、いよいよ春を迎える本日、卒業を迎えられる皆さん、本当におめでとうございます。
今年度ほど、年初の想定と違った一年を過ごす経験をした事はなかったかと思います。
コロナウイルス感染拡大をうけて、学校生活や私生活において今まで当たり前だと思っていた事が、当たり前に出来なくなる経験を誰もがしております。
この様なコロナ禍という特別な経験をした皆さんに本日、お祝いの言葉を贈れる事を幸せに感じております。
私から皆さんへ贈る言葉を申し述べたいと思います。 皆さんの前にはこれから、幾重にも壁が立ちはだかると思います。
しかし、その壁から逃げては駄目だと私は思います。
自分の行き先を決められるのは、皆さんお一人おひとりです。
全ての事を自分自身で決断する事は、プレッシャーかもしれません。
時には、道を誤る事があるかもしれません。
ですが、もう一度、これだけは言わせて下さい。
『悩みから逃げないで下さい。
自分の行き先を決められるのは、自分だけなのです。』 誤った道に進んだのなら、修正すればイイだけの事なのです。
悩みながら、間違いながら人は大きくなるものです。
失敗や挫折こそが成長の糧と言われておりますが、そこから這い上がる時ほど、人を大きく成長させるものありません。
失敗を経験した人にしか、身に染みて、その失敗が理解できないからです。
だから、悩みながら・迷いながら・失敗しながらも、変化を恐れずに進んで行ってほしいと思います。
最後に、昨年政界から引退された「世界で一番貧しい大統領」といわれたウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の言葉をお心に留めておいてほしいと思います。
『私たちは、発展する為に生まれてきたわけではありません。
幸せになる為に、地球にやって来たのです。
人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。
命より高価なものは、存在しません。』 皆さんの命のお時間を素晴らしく、鮮やかに輝かせて、これからの人生を歩んで行ってほしいと願っております。
保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
コロナ禍の中、本日この門出を迎えられる事を、心からお祝い申し上げます。
又、日頃よりPTA活動に、ご理解とご協力をいただいております事を、改めて深く感謝申し上げます。
校長先生をはじめ教職員の皆様、三年間、そして今年度はコロナ禍という特殊な環境の中にあったにも関わらず、子ども達と真剣に向き合い、温かく見守る中、時には厳しく根気よく、ご指導していただき、本当にありがとうございました。
この中学校での全ての出来事が、子ども達の今後の人生の糧になる事と確信しております。 これからも末永く、子ども達の成長を見守り・応援して下さいます様、宜しくお願いいたします。
ご来賓の皆様、本日はご多忙の中、ご列席いただき、誠にありがとうございます。 皆様が見守って下さったお陰で、子ども達も安心して中学校生活を送る事が出来ました。
本当に皆様には、感謝の気持ちしかございません。
誠にありがとうございました。
どうぞ今後とも、変わらぬ愛情とご支援をいただきます様、宜しくお願い申し上げます。
卒業生の皆さんの歩く道が、幾久しく健やかで、幸多からん事を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
本日は、本当におめでとうございました。
PTA会長 MA-