シンボリックリンクでDropboxをより便利に!(Ubuntu・macOS対応)
目次
はじめに
まぁこんな書き出しですが、すみません。
今回は、Dropboxのシンボリックリンクというものを使ってより便利なファイル管理を行う方法を書いていきたいと思います。
動作確認としては、Ubuntu24.04LTSですが、他のLinuxやmacOSにも対応しているようです。
注意として、Windowsに関してはこの記事では触れませんので、予めご容赦ください。
あと、いつも通り自己責任となります。何が発生しても一切の責任を負いません。
参考記事→ https://www.youtube.com/watch?v=tm90hBZPsq4
前提
まぁ当たり前といえば当たり前なのですが、今回はDropboxの機能を使うということで、予めDropboxをインストールしておきましょう。
おそらくこちらからダウンロードできます→ https://www.dropbox.com/ja/install
macOSは存じ上げませんが、Ubuntuに関しては、GNOMEのSoftwareが入っていればダブルクリックでインストールできますし、入っていなかったとしても右クリックをして「Open With…」を押してあげて、「アプリセンター」を選択してあげればインストールできます。
ログインに関しては省きますが、Dropboxを起動した後にウェブ版と同じ要領でログインできるはずです。
前準備(Dropbox編)
まずは、Dropbox側にフォルダーを作成します。
今回は、Minecraftのsavesを同期したいので、Dropbox側に"Minecraft-GameData"というフォルダを作り、その中に"saves"というフォルダを作ります。
"Minecraft-GameData"は、どんな名前でもいいです。他のファイルとごっちゃにならないようにするために用意しています。
"saves"は、Minecraftのワールドが保存されているフォルダで、この名前にしないとMinecraft側が認識してくれません。また、今回はMinecraftですが、他の例えばスクリーンショットの場合は、"スクリーンショット"というフォルダを作成すれば良いのです(OSや言語設定によってここは変わってきますので、自分のコンピュータをよく確認しておきましょう)。
今回は、この"saves"または"スクリーンショット"フォルダを"A"とします。
前準備(コンピュータ編)
今度は、PC側でフォルダを参照します。一度同期したいフォルダーを開きます。そして、その中のファイルをDropboxの方に移動します。
例えば、Minecraftの"saves"をリンクしたい場合は、その"saves"フォルダの中身を全部Dropbox側に作成した"saves"の中にすべて移動します。"スクリーンショット"の場合は"スクリーンショット"で同じような事をします。
何故ならば、Dropbox側のフォルダを基準とするため、Dropboxにデータを保存する必要があるため、このような動作を行います。
移動が完了したところで、一つ上のフォルダにアクセスします。
Ubuntuの場合、スクリーンショットだと"/home/ユーザー名/Pictures/スクリーンショット"、Minecraftだと"/home/ユーザー名/.minecraft/saves"となっていると思うので、そのひとつ上、スクリーンショットだと"/home/ユーザー名/Pictures"、Minecraftだと"/home/ユーザー名/.minecraft"にアクセスします。
ファイル自体はもう移動できてると思うので、元のフォルダ"/home/ユーザー名/.minecraft/saves"や"/home/ユーザー名/Pictures/スクリーンショット"は消してしまいましょう。間違えても、".minecraft"フォルダや"Pictures"は消さないようにしましょう。
この".minecraft"や"Pictures"フォルダを"B"とします。
シンボリックリンクの設定
Ubuntu24.04LTSだと「端末」、それ以外だと基本的には「ターミナル」と記されていると思いますが、そちらを起動します。
そして次のように入力します。
AやBは、先程の説明の通りです。
ln -s A B
そしてEnterを押してあげれば完了です。
つまりはどういうことか
最初に言えって話なんですが、Dropboxにファイルを置きつつ、PC内のフォルダ/ファイルであるかのように見せかけて動作させるってことですね。
ショートカットと違ってそれで動作してくれますし、起動構成などをDropboxに指定することと違って、一部フォルダのみをクラウドと同期できたり、というメリットがありますし、フォルダの場所が変更すると利用できないような機能を利用している場合でも使えると行ったメリットがあります。これによってクラウドの容量を圧迫することなく、必要なデータだけをバックアップできます。
また、クラウドに保存するので、デスクトップPCで作業しておきながら、出先ではノートパソコンで作業だったり、パソコンを変えて作業をする際に大いに役立ちます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はシンボリックリンクについて触れてみました。
自分なりに説明をしたつもりですが、文章を書くのが苦手なのでわかりにくいかもしれません。
その際は、温かい目で見ていただければと思います。
次回の更新もお楽しみに!
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