ケベックへの旅 帰国の途へ
とうとう帰国の日がやって来ました。
朝7時にフロントナックロビーに、お迎えのタクシーを予約していたので、6時にはホテルをチェックアウトする事にしました。
重いトランクを引っ張ってキツイ坂を上らないといけないし、万が一フロントが混んでも困りますから。
部屋を出てロビーに行くと、フロント係の人は1人だけで、ロビーはガランとしていました。
チェックアウトすると、「タクシーを呼びましょうか?」と聞いてくださいましたが、私はすでに予約があるので結構です、と断り、荷物を下まで運んでもらいました。
それで、今回はこのホテルの事をよく知らなかったし、予約するときはフロントナックのすぐ近所だと思ってフロントナックのリムジンタクシーを予約しましたが、もし次回泊まる事があれば、ここにタクシーを呼んでもらった方が便利だなあ・・・と思いながら外に出ました。
まだ薄暗い街にはほとんど人影がありません。
そりゃ朝6時ですもんね。
でも思ったよりは寒くないし、風もなくて助かりました。
車もほとんど通っていないので車道の端を通る事にします。
その方がトランクが押しやすいので。
すると思ったより楽に移動できてなかなか良かったです。
フロントナックに着くと、運転手さんが迎えに来てくれるまでロビーで待ちました。
お迎えが来てくださって、車に乗りこむと、いつも出て行くテラス側とは反対の方から車は出て行きました。
こちら側から出られるとは知らなかったのでちょっとびっくり。。
何気に右側を見ているとドラマでシンが座っていたベンチが見えました。
えっ??こんな場所があったの??
知らなかった〜
思わず、「ここで写真を撮らせてもらえませんか?」と言うと、運転手さんが車を停めてくださいました。
それで、車の中から写真を撮りました。
どうしてこの場所に気づかなかったんだろう・・・と不思議に思って反対側を見ると・・・
シンたちがステーキを食べに来て車を停めた場所でした。
いつもそっちばかりを見ていたからこっち側に気がつかなかったんですね。
盲点でした。
でも、最後に気付いて良かった〜
写真も撮れたし。
そこから噴水の横を通って車は走って行きます。
来る時には全く分からなかった風景が、今では見慣れた風景になっていて、どこを向いて走っているかもちゃんとわかるようになりました。
アレイを真っ直ぐ走って、途中で右折。
ああ、セントジャン通りの方に行くんだな・・・
セントジャン通りを越えると、ものすごい下り坂になりました。
そしてそのまま走って行くと、単線の線路がありました。
ローカル線?
もうあと1週間か2週間長くいられたなら、電車に乗ったり、観光バスに乗って、もっと遠くへも行ってみたかったですね。
そんな事を考えていたら、道がだんだん混んで来ていました。
渋滞になったらどうしよう?と思いましたが、まだラッシュ前のようで、そこまで混んだりはしませんでした。
来る時の運転手さんはよくしゃべる方でしたが、今回の運転手さんはあまり話しかけては来ないので、じっくり車窓を楽しみました。
空港に着くと、まずはチェックインカウンターへ。
ブッキングの控えとパスポートを渡すと、「搭乗券は?」と聞かれました。
えっ?今からそれをもらうんじゃないの?と思って、「持ってませんけど・・・?」と答えると、「ここは荷物を預けるだけのところですけど」って。
「じゃあ、チェックインはどこで?」と聞くと、隣を指さします。
ああ、そうなのね。
ということで、隣へと移動してそこの女性係員に同じ物を渡すと、「xxxっっx」と。
えっ??と聞き返してみると、今度はその係員が「へっ?」という顔に・・。
私にではなく隣の人とおしゃべりしていただけでした(笑)
その女性。
「なんかだるくて朝早くからやってられないよねぇ〜」とでも言いたげな感じ。
でもやる事はちゃんとやってくれたので文句はないです。
ただ、日本のカウンターにはいないタイプ(笑)
この街ではどこに言っても店員さん同士のおしゃべりはすごいです。
日本ではないなあ・・・と思いますけど、緩くて働きやすいかもしれませんね。
搭乗券をもらう時に「トランクはどこでピック・・・」と言いかけると、「最終目的地」と言いながら、チケットのITMを指差しました。
じゃあ来る時と同じ感じだな・・・と思いながら荷物検査場へと向かいます。
するとその入り口で、持っていたペットボトルは全部持ち込めないと言われました。
最初に乗るのはトロントまでの国内線だから良いのかと思ったのに。。
残念。
仕方なく水をゴミ箱に捨て、そのまま搭乗口まで行ってから、サンドイッチを買って朝ごはんを食べました。
まだ朝早いせいか、待合室はとても空いていました。
ここの空港の待合室はPCを使いやすいような机がたくさん置いてあって便利でした。
飛行機は定刻通りに出発し、トロントに着きました。
トロントでは国内線から国際線に乗り換えます。
当然手荷物検査も税関審査もあると思ったのに、何にもありませんでした。
ターミナルを移動するだけ。
ああ、だから国内線の時からペットボトルはダメだったのか・・・。
と納得しました。
行きはトロントピアソン空港の国内線ターミナルで5時間乗り換え待ちがありました。
帰りは2時間ぐらいです。
国内線ターミナルには椅子がいっぱい置いてあるだけでしたが、国際線ターミナルにはコンセントのついた机と椅子のセットがいっぱい置いてありました。
PCを使う場合はもちろん、iPhoneを充電するだけでも便利ですよね。
良いターミナルでした。
羽田への便ということで、待合室は日本人がいっぱいいました。
ここでは2時間の乗り換え待ち時間でしたが、ウロウロしていたら結構すぐに過ぎました。
定刻出発で飛行機に乗りこむと、なんだかもう帰って来たような気持ちになりました。
羽田に着きさえすればあとは何とでもなる・・・という気がするからでしょうか?
とにかく無事に帰宅できそうで、ひと安心です。
帰りも非常口のところの席でしたが、今回は特に事前確認で呼び止められることはありませんでした。
また、帰りは隣が空席だったので、荷物も置けてすっごく楽でした♪
最初の食事は「ビーフ&ライス」と「チキン&ポテト」のチョイスでした。
ビーフの方をチョイスすると出てきたのは牛丼。
なるほど。そういうことか。
そして、やはりパンもついています。
お腹が空いていないので、チョコレートケーキのみ完食で、あとは味見だけしました。
そう言えば、ビーフ&ライスは牛丼でしたが、チキン&ポテトはどんな料理だったんでしょうね?
気になるところでした。
その次はまた今回もカップヌードルとサンドイッチがサーブされました。
前回よりも麺がしっかりしてて、より美味しく感じました。
そして最後の食事はやはり卵 or お粥のチョイスでした。
今回は「オムレツ orお粥?」と聞かれましたが。。
行きよりも帰りの方が1時間以上長いのですが、私は帰りの方がずっと楽でした。
隣に人がいなかったせいかなあ・・・
東京に着くのは午後3時半頃なので、機内では出来るだけ寝ないようにしました。
そうすると時差ボケが少なくてすむかなあ・・と思って。
そういえば私の前は非常口があるので、広く空いたスペースになっています。
行きの飛行機では他の人がそこでストレッチしている光景は見ませんでしたが、帰りは結構たくさんの人がそこでストレッチをしていました。
トイレに立ったついでにそこでストレッチしてから戻る・・みたいな感じで。
やはりあれだけ長く座りっぱなしだと疲れますよね。
約13時間の旅が終わり、羽田に着きました。
飛行機を降りるとまずはトイレに行きました。
便座は冷たくないし、ウォシュレットは付いてるし、「ああ、日本に帰ってきた!」って思いました(笑)
でも私は伊丹への乗り換え便の出発まで、4時間ぐらいの待ち時間があります。
ああ、ここまで帰って来たのに・・、長いなあ・・・
と思っていたら、またもやなんか変。
実は私の計算間違いで、2時間強でした。
良かった〜。
この勘違いはなんだか嬉しいです。
とりあえず国内線ターミナルに移動すればいいんだな・・・と持込荷物申告のところを通ろうとすると、「荷物はそれだけですか?」と聞かれました。
「いえ、これから伊丹まで行くのでトランクはそのままそこまで・・・」と言いかけると、「いえ、荷物は全てここでピックアップして、ここを出てからもう一度預け直さないといけません」と言われてしまい、またターンテーブルまで戻ることになりました。
おねえさ〜ん!!
最終目的地までじゃなかったじゃないの〜!!
でもこれはお姉さんが悪いわけではなくて、日本の税関制度のせいでしょうね。
荷物のタグは確かに伊丹行きになっていましたから。
荷物の申告を通過すると、また荷物を預けるところがありました。
その隣には宅配の受付カウンターもあります。
宅配にすれば楽じゃない??
と思いましたが、私は帰ったらすぐに洗濯しないといけない事情があるので、それは無理だな・・・と諦めました。
荷物を預けると、また手荷物検査場がありました。
なんだかよく分からないシステムだなあ・・・と思いながらそこを通ると、次の場所は国内線ターミナルへのバス待合室でした。
よく分からないけど、ここで待ってればいいんだな・・・としばらく待っているとバスが到着しました。
乗ろうと歩き出すと、係員が「チケットをお見せください」と言います。
へっ?と思いながら見せると、「最初の停留所でお降りください」と言われました。
停留所って一つじゃないの??
知らなかった。
何も知らずに乗ったら大変でした。
バスに乗ると、次の停留所だとアナウンスがありました。
次の停留所で降りて指定された搭乗口まで向かいます。
そこまで結構遠かったです。
もう帰って来た気持ちになっているせいか、疲れがどっとでて、足がなかなか前に出ません。
やっと搭乗口まで到着してしばらく待っていると、搭乗口変更のアナウンスがありました。
またそこから歩いて行かなければなりません。
ほんとに最後まで変更変更・・・。
そして、いっぱい歩きましたね。
変更後の搭乗口で待っていると、「この飛行機はお席が足りない可能性がございます。後の便に変更してくださるお客様を10何名募集いたします」というアナウンスが。
変更してあげると、お礼として1万円もらえるとのことでした。
うーん、とっても魅力的!
でも、今日は無理だなあ。
で、これって10名集まるのかしら??
もし集まらなかったらどうなるのかしら??
前にアメリカで、引きずり降ろされてた人がいたけどなあ・・・
なんて思いながら待っていると・・・
結局登場時刻になると、全員乗れることになりました、というアナウンスがまたありました。
よく分からない出来事でした。
そして少し出発は遅れましたが無事伊丹に到着。
ここから家へ向けて帰ります。
とっても楽しい旅でしたが、やっぱり疲れましたね。。
今日はぐっすり眠れそうです(笑)
・・・という事でケベックへの旅は終了となりました。
次回からは食事を中心にまとめた食べ物編をお送りします。
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