ケベックへの旅 食事編 第3日目
プーティンのほかに、ケベックでもう一つ食べたかった物がパンケーキでした。
メイプルシロップをたっぷりかけたフワフワのパンケーキを食べたいと思ってずっと探していたのですが、全く見当たりません。
ひょっとしたらパンケーキは朝ごはんに食べる物なのか・・?と思い、次の朝はホテルでビュッフェを食べることにしました。
前の晩から別のホテルMANOIR VICTORIAに泊まっていたのですが、そこの1階にレストランがあって、そこで朝食が食べられます。
セントジャン通りに面したCHEZ BOULAYというお店です。
席に着くとウエイトレスの方が、「ビュッフェでもいいし、それが多すぎると思ったら別のメニューもあります」と教えてくれました。
そこで取り敢えずメニューを持ってきてもらい見ていると、スタンダードな朝食セットやベーグルセットなどがあり、クレープセットなるものもありました。クレープにメープルシロップをかけたものとフルーツのセットです。
これがパンケーキだったらいいのになあ・・・と思い、オーダーを取りに来た別の人に「パンケーキはないんですか?」と聞くと、「ありますよ」と言いながらクレープセットを指差して、「英語ではクレープって言うんです」と。
そこで、「あっ、そうなの??じゃあそれ」と言って注文したら、出てきたのがこれでした。
これは何語でもクレープじゃ!(笑)
まあ美味しかったですけど。。
価格は12ドルに税金を加えて13.8ドルでした。
それで、フルーツの中にちょっと気になるものがありました。
ほおずきのようなものです。
ほおずきって食べたことがないのですが、食べられるものなのかしら?
それともこれは別の果物??
恐る恐る食べてみましたが、味は微妙で、別にまずくもなかったですが、ほおずき?と思っているせいかあまりおいしくもなかったです。
さて・・・
クレープを食べていると店員さんが「大丈夫ですか?」と日本語で声をかけてくれました。
最初に席に案内してくれた人です。
「日本語お上手ですね」というと、「少し。韓国人なんです」と。
「あっ、そうなんですか?私も韓国語話せますよ、毎日韓国ドラマを見てるので」と韓国語で話しかけると、「どんなドラマを見てるんですか?」と聞かれたので「今は100日の朗君様を見てますよ」と答えると、「面白いですか?私はまだ見てないんですけど」っておっしゃるので、「面白いですよ」なんて話をしました。
食べ終わるとその韓国の方が「カードで支払いますか?」と言ってカードリーダーを持って来られました。
そして、「ほんとに韓国語がお上手ですね。今まで会った日本人の中で一番お上手です」と褒めて下さったんです。
「そうですか?ありがとうございます」と答えながらカードリーダーを操作していると、「チップを加えますか?」という選択のところに・・・。
この状況で「NO」とは言えないですよね。
心の中で「やられたな・・・」と思いながら「YES」のボタンを押しました(笑)
ここで少しご説明しておくと・・・
日本ではクレジットカードで支払う際はカードをお店の方に渡し、最後にサインするか暗証番号を入力しておしまいですよね?
ところがケベックではカード支払いの場合は、自分で全部操作しなくてはならないんです。
まず店員さんが金額を入力してくれます。
そのあとからは自分で操作することになります。
まずはカードリーダーにカードを入れます。
すると金額確認を求められますのでOKボタンを押す。
ここまでは何の問題もありません。
でも、次からが結構大変なんです。
ケベックではこれにチップを加えなければなりません。
ファストフードのようにセルフサービスのお店であれば必要ありませんが、テーブルにオーダーを取りに来てくれる店では払うのが普通だと、去年ロンドンに行った時に教えてもらいました。
勘定書にチップが15%の場合はいくら、25%の場合はいくら・・・などと明記されている場合もあります。
その場合にはそれを加えれば良いでしょうし、そうでなければ自分で決めて追加します。
で、操作に戻りますが・・・
チップを追加するかどうかを聞かれるのですが、YESとNOはそれぞれどのボタンを押せば良いかが分からず、まず悩みます。
ipadみたいに画面にタッチするのであれば分かりやすいのですが、それぞれに対応するF1とかF2とかのボタンを押さないといけないからです。
上下の矢印ボタンを押すケースもありました。
次に追加する場合は%にするか金額にするかを選択し、それぞれの%や金額・・・10%とか10ドルなど・・・を入力します。
そこまで入力すると、次になぜか英語かフランス語かを選択しなくてはなりません。
そして最後に合計金額をチェックし、暗証番号を入れておしまいです。
この一連の作業ですが、店によって機種が違うので、ボタン操作が微妙に違うから悩むんですよね。
それで、「この操作難しいですね」と言うと、その韓国の方は「私も最初は難しかったけど、9年も住んでたら慣れました」と言うんです。
この方、私と話す時は英語、隣のテーブルの方とはフランス語で流暢に話してたんですよ。
9年でこんなにも2ヶ国語が上達するんだ!とびっくりするとともに、こんなに語学ができるのに他の職業はないんだろうか??と不思議に思ったり。。
働くってどこでも大変なんですかねぇ。。。
この日はロケ地巡りではなく、セントジャン通りを歩いてみることにしました。
しばらく歩いて行くと、右側にタイ料理のお店がありました。
Thai EXPRESSというお店です。
ちょうどお昼で小腹が空いてきたので中に入ってみます。
メニューの写真を見ていると味はちょっと微妙そう・・・。
トムヤムスープ(写真だとラーメン風でした)にするか、パッタイにするか・・・。
何となくパッタイの方が無難な気がしたのでそちらを注文。
ここで食べるか持ち帰りか?
と聞かれたので、お持ち帰りも出来るんですね。
私はここで食べました。
具はエビ、ビーフ、チキン(?)の中から選べました。
パッタイはエビに決まっているのかと思っていたのですが、違うんですね。
それともカナダ流アレンジなんでしょうか?
税込で13.43ドルでした。
他の具はニラ、もやし、ネギ、豆腐(厚揚げかも)で、かなりのボリュームでした。
味はまあまあ・・・、かなり濃い味付けでした。
そして豆腐?みたいなやつが美味しくなくて、それだけ全部残しました。
ここの店は中で隣のカフェとつながっています。
最初それを知らなくて、飲み物を受け取るコーナーなのかと思っていましたが、後で外からみて違う店だったんだ・・・と気づきました。
この日は午後から雨が降ってきたので、晩御飯は遠出はやめてホテル近所の「SUSHI SHOP」でテイクアウトすることにしました。
セントジャン通りのマクドナルドの向かいの道を入ってすぐのところにあります。
外に出ている看板がかなりインパクトがあって、もやは魚を使っていること以外に共通点を見出せない食べ物だったので、一度食べてみたいな・・・と思っていました。
でも、中に入ってみると案外普通でした・・・。
ただ、すでにパック詰めされているのをみると、ネタの乾き方が半端なくてとても食べる気にはなれず、新しく巻いてもらうことにしました。
注文したのはバンクーバー巻とカッパ巻。
それぞれ6.95、3.5ドルで、税金を加えて全部で12.01ドルでした。
バンクーバー巻の中身は、サーモン、チーズ、アボカドでお醤油をつけて食べると美味しかったです。
両方とも海苔は裏巻です。
で、両方とも酢飯ではなくて白飯だったような気がします。
もし酢を使っていたとしても隠し味程度でした。
別に隠さなくて全然良いと思うのですが、こちらの方は酢が苦手なんでしょうか??
それから、せっかくなのでお茶でも買おうかなあ・・・と思ってドリンクをチェックしたら、「PURE LEAF」と書いてあるのですが、「レモン入り」とか「はちみつ入り」とかで全然お寿司と合いそうにないお茶ばかり・・・。
結局お茶は諦めました。
とにかく私が見た寿司店はどこの店のお寿司もとっても残念なものだったで、ケベックの人に本物のお寿司を食べてもらいたくてたまらない気持ちになりました。
もし、これが日本を代表する和食と思われていたら本当に心外です。
ぜひ一度お寿司を食べるために日本に足を運んで欲しいなあ・・・と思いました。
・・・ここが折り返し。あんまり褒められた食生活ではないので、後半は挽回したいところです。
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