【甲状腺がんの話 #3】最初の検査結果が出るまでにしたこと~良性でも手術を受ける?どこの病院で?~
いきなりですが、私は何かあるととにかく色々と調べる性格です。
検査結果が出るまで2週間。自分が納得いくまで散々調べました。
何を調べたか。
・本当に手術が必要か
・甲状腺腫瘍の摘出手術の方法やリスク
・手術後の生活
・手術をしない場合のメリットデメリット
・悪性だった場合の治療
・検査をした大学病院で手術をするので良いのか
おそらくこのあたりだったと記憶しています。
また、手術となったとき、悪性と診断されたときに、自分が加入している医療保険ではどのくらいの給付があるか、どのように申請するか、もこのときに確認しておきました。
やはり費用面は重要なので。
さて、先生の説明(前回参照)から、良性だったとしても手術はした方が良いのだろうなと思っていました。
仕事は個人事業主。体が資本です。不安要素は早めに取り除いておきたいという気持ちも強かったです。
実は、伯母も今の私と同じくらいの年齢の時に甲状腺腫瘍の摘出手術をしていたそうで(良性)、それも私の決断を後押ししてくれました。
やはり、身近なところに経験者がいるのは大きかったです。
わからない物事だからこそ怖いので、手術の方法や体験談を見るうちに、何となく怖さは和らいでいきました。
不安を緩和するのに、具体的なイメージができることも大きいと感じています。
さて問題は、どこの病院で手術するのか、でした。
私は都内在住なので、あまり不便ではない距離に甲状腺の専門病院をはじめ、様々な病院があります。
今は、年間手術件数もネットから見られるようになっているので、件数が多い方が安心か?今の病院の口コミはどうだ?など、収集できる情報を比較しまくりました。
こういうのが全く苦ではない性格なのが救いでした。
結果、検査を受けた大学病院での手術で決めますが、下記のようなことを考えた結果です。
・素人が病院の情報や件数を見ても結局何が正しいかは判断できない
・名医がいるところにしてもいいが、必ずしもその先生が執刀してくれるかはわからない
・検査を受けたのは大学病院なので、がんや転移となって別の診療科にかかるとしても同じ病院で診察・治療してもらえる安心感がある
・今後の通院治療等を考えたとき、通いやすい方が良い(検査を受けた大学病院は電車で2駅、タクシーでも20分程度の場所)
・検査を受けた大学病院に決める場合、先日の先生が主治医となるとのことだったので、この先生ならお願いしてもいいと思えた
最後が1番大きかったような気がします。自分の体を預けるわけですから、ここの信頼関係がないと、不安しかありません。
私の場合、初回の説明から、何を聞いても明確に迷わず答えてくれる知識・経験、何を聞いても嫌な顔せず丁寧に回答してくれる誠実さを感じたので、この病院でいいかな、と決断しました。
自分で調べて自分で納得したからこそ、何の迷いもありませんでした。これが、誰かに言われて~とかだったら、多少なりとも不安が残ったのではないかと思います。
私の好きな歌詞、「悩んだ末に出た答えなら15点だとしても正しい」を胸に、2週間後の検査結果を待つことにしました。
あとは、先日先生から教えてもらったスケジュールをもとに、手術を受けるなら(+スケジュールを自分で決められるなら)このあたりだと嬉しいなあ、という日程をいくつかピックアップしておきました。
もちろん、急ぎで、となったらそれに従うまでですが、選べるならそれに越したことはありません。
ちなみに、入院日程を選べるなら月初~をオススメします。
この国には高額療養費制度というものがあり、1か月の保険診療での自己負担上限額が決められています。この「1か月」は1日~末日なので、翌月になると上限額の計算がリセットされます。
私は、社労士という専門家なのに、ヘルニア手術の時にこのことをすっかり忘れて、28日に入院して2週間入院するという月またぎをやらかしたので笑、今回は反省を生かすぞ!!!という覚悟が強かったです笑
さて、2週間後の検査結果を聞きに行く日には、母親も同席しました。
母親にも「良性だったとしても手術をするつもり」と伝えていたので、その説明を一緒に聞いておきたいとのこと。
実はヘルニア手術の時、急に手術が決まったのでご家族への説明云々で診察予約の調整が大変だったので、ここで一緒に行けば手間省けるよね、ということだったようです。
実家暮らしではないので、このあたりの調整も色々と大変です。
検査結果ですが、このときは悪性とは認められませんでした。ひとまず安心。
しかし、先生に手術の意思を伝えると、手術後に摘出したものを病理検査にまわして診断確定となるとのことでした。
母親もいたので、手術のリスクなどをまた説明してくれ(前回と同じ内容)、悪性ではないので手術の日程も急がないし希望があればどうぞ、とのことだったので決めていた希望日で予約。
最速で2か月後とのことだったので、そこで選びました。
次回は、入院2週間前くらいに術前検査と入院手続等に来てね、とのこと。
自覚症状もないし、治療で腫瘍が小さくなるわけでもないので、通院も薬も何もなし。日常生活で気を付けることを尋ねると、何もないです普通に生活してください、と返ってきたので、ただただ通常の日常に戻るだけでした。
あとで母親に聞いたところ、あの先生が主治医なら心配なさそうだと思った、とのこと。自分以外の人が同じ感想を持ってくれたのは安心でした。
色々な体験談を見ると、最初から悪性の診断で手術、という方が多いようでした。
私のような順序の方があまり見つからなかったのが、このようなnoteを書こうと思ったきっかけなのです。