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【甲状腺がんの話 #1】受診のきっかけはまさかの……
やる気になっているうちに更新をしてみます笑
ここからは、なるべく時系列で、体験談を綴っていければと思っています。
入院中にあってよかったものとか、女性には気になる(かもしれない)入院中の生理の話とかも、いつかまとめるつもりです。
さて、結論から言うと、私のがんは初期段階での発見になったのですが、よく聞かれるのが「早く見つかってよかったね」とか「どうやって気づいたの?」というきっかけのお話です。
早速この記事のタイトルを回収しますが、受診のきっかけは、「脱毛」です。
私は学生時代に脱毛サロンの無期限・回数無制限コースを契約しているのですが、今年、数年ぶりに施術してもらおうかなと予約を入れました。
脱毛サロンに通ったことのある方はご存じかもしれませんが、私の通っていた脱毛サロンではムダ毛が残っていると機械を当ててもらえないので、前日までに自己処理を行う必要がありました。
洗面所や浴室のような暗い明りの下では細かなところまで見えないので、リビングの明るい光の下で自己処理をしていたところ、左鎖骨の上に、赤ちゃんの握りこぶしほどの膨らみを発見。
赤ちゃんの握りこぶしほどの大きさの膨らみが突然現れることなんてないので、おそらく徐々に大きくなっていたのだと思いますが、その日まで本当に、全く、何も気づきませんでした。
その1週間ほど前に親に会っていたのですが、親も気づかなかったとのこと。
普段ネックレスもよくつけるタイプなので、「こんなになるまで首元の違和感に気付かないことある?」と本気で自分が信じられなかったです。
確かに、真正面からはあまりよくわからず、横から見た方がわかるような膨らみだったけど……いやでもさすがに気づくでしょ……。
さて、鎖骨の上の方の膨らみ。
これを発見して、皆さんはすぐに「甲状腺だ!」と判断できるでしょうか。
私は全くできませんでした。
首元の腫れ?のど……はさすがにここじゃないよな、あ!リンパが腫れるってのはよく聞く気がする!でも風邪気味じゃないしなあ
こんなもんです。
Google先生に聞いて、甲状腺かも、という選択肢が増えたものの、馴染みのない臓器の名前が出てきてよくわからないなあ、程度。
しかも、素人からしたら、選択肢が増えただけで本当に甲状腺かどうかもわからない。
触っても何をしても痛みもないし、もしかしたら明日には小さくなっているかもしれない!という淡い期待を持ちつつ、1日様子を見ることにしました。
あとで知りましたが、甲状腺疾患がある場合、脱毛は主治医の許可が必要なようです。数か月後に知って不安になりました。
さて、1日経過しても膨らみは変わらず、とりあえず病院に行ってみることにしました。
このフットワークの軽さには、我ながら本当に助けられました。
元々病院が苦手ではないのに加え、社会保険に加入していない個人事業主なので、何かあった時に傷病手当金等ももらえないわけです。
そんな「身体が資本」という考えが強かったものよかったのかもしれません。
(その割に、健康診断は個人事業主になってから1度も行っていないのですが)
とはいえ。
のどかも?リンパ?甲状腺という可能性も?となったとき、何科を受診すればよいのかがわからない……
こちらもGoogle先生に聞きまして、内科か耳鼻科か甲状腺専門病院か……と出てきたので、「耳鼻科なら行ったことのある病院が近くにある!」と耳鼻科を選択しました。
耳鼻科を受診すると、喉の腫れもリンパの腫れもなく、場所的に甲状腺だろうと言われます。
ただ、小さな病院だったのもあり、甲状腺の諸々の検査ができる機械がないとのことで、大学病院の紹介状をもらう展開になりました。
「良性か悪性かの組織検査をして、良性なら9割方経過観察になるので……」のような、大学病院で行われるであろう検査の説明を受けた気がします。
実はリンパの腫れでした!だから薬もらって帰れるかな~くらいに思っていた私は、大学病院の紹介状?なんかすごいことになってきてしまった……とその展開に驚きました。
あまり慌てて受診しなくても大丈夫と言われたものの、グレーな状態で放置しておくのが嫌だったので、帰宅後すぐに紹介先の病院の予約をとり、最短で受診できるよう調整してもらいました。
こういうとき、個人事業主って良いですね……。
ここまで、謎の膨らみを発見(月曜夜)→様子見の1日(火曜)→朝イチで受診(水曜)、とかかったのは1日半くらいです。
大学病院の予約受診はここから更に2日後(金曜)。
このお話は、また次回。