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古代戦争に武術カンフーが通用するの?

武術の達人が本当にいるかもしれませんが、古代戦争には全く使えないでしょう。

冷兵器時代の戦争における最も重要なのは隊列陣形です、いわゆる規律は技術より大切。

中国古代兵法の中に、最も有名なのは『孫子兵法』、しかし理論が多く実用性が乏しいです。これに対して明王朝の戚継光『紀効新書』が最も実践できる兵法として伝われていました。

戚継光像

その中に「比场中较艺擒捕小贼不同,堂堂之阵,千百人列队而前,勇者不得先,怯者不得后」という一文があり、大軍団作戦全員が同じ動きじゃなければならない、臆病だから後ろに下がるのはもちろんダメだし、怖くないから先に前に出るのもだめです。先に出てしまったら陣形に穴が開けてしまうからです。敵が攻撃してきたら、そのまま斬り返す、どちら先に陣形が崩されたら勝負が付きます。

古代ローマの密集陣形も同じ、勝手に出たら陣形が崩れる


つまり本当に映画のようなカンフー達人がいたとしても使えません。

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