Willからはじめるセルフブランディング | ランサーズブートキャンプ・ビギナーコース8期 2回目講義レポート
先日からオンラインで受講中の「ランサーズブートキャンプ・ビギナーコース8期」。2020年10月14日は、全6回中2回目の講義となります。先週と同じように夜8時にパソコンを立ち上げ、Zoomミーティングに入りました。
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2名の講師のうち、前回はリュウジさんがメインで講義をされていましたが、今日はハマさんの番。
2回目以降は、最初の5分を使って自己紹介タイムがあります。参加者のうち指名された何人かが順番に、名前や住んでいる地域、希望職種や参加目的などを話すスタイル…なんですが。
「●●さん、いらっしゃいますか?」
「あ、チャットに、マイクの調子が悪いから次回って書いてありますね、分かりました〜!」
「続いて●●さん。いらっしゃいますかー?あれ、いない??」
こういうのも、生講義・双方向ならではのハプニングですね 笑。
本題に入る前に、前回講義後のアンケートに集まった感想や、受講生からの質問・要望に答えるコーナーがあるのも、誠実に運営されている印象を受けました。
自分の「読み筋」の向こうへ
さて。今回のテーマは「セルフブランディング」です。
字面の通り、自己(Self)をどうブランド化(Branding)するか、ということなのですが。
講義の中で、セルフブランディングを考えるステップとして、
「誰に、どんな目的で、どう思ってもらい『たい』か」
を、まず考えましょう、というお話が、私の心にとても新鮮に響きました。
私は新卒で人材関連の企業に入りました。いわゆる「青いR」グループの組織だったのですが、そこでの目標設定に浸透していた考え方として「Will・Can・Must」がありました。したいこと(Will)、できること(Can)、なすべきこと(Must)の重なるところに、個人も周囲も幸せになれる、満足度の高い仕事が生まれる、という考え方です。
《参考》
しかし私は、これまで経験してきた就職・転職活動や、また会社員として組織の中で未経験の仕事に手を挙げようとする時、「私はこれとこれができます(Can)、組織が提示するポジションでこのような貢献が期待できます(Must)、だからこの仕事をやらせてください(Will)」と、Can先行のアピールをしてきたことに気がつきました。
もちろん職責とのマッチングを考える時には、必要な技能があるかどうかは重要なファクターです。ただ、今の自分が「できること」を中心に据えてアピールした結果で得られる仕事と、自分の「ありたい姿」をイメージし、少しだけ手を伸ばして得られる仕事。仕事をやり遂げた時の自分を想像した時に、後者の方がより、自分の望む未来に向かって成長できるような気がしました。
会社員時代、海外拠点を巻き込んでの新規事業開発を担当したことがありました。文化や言葉の違い、コミュニケーションの行き違いによって発生する想定外の出来事を、毎日半泣きになりながら収拾させていた時のこと。当時の上司が帰り道、私のガス抜きのために一杯付き合ってくれました。その時に言われた言葉をふと思い出します。
「読み筋の外に打たれた点に日々ダッシュしろ、その軌跡がおまえの成長だ。」
自分が今、確実にできることの中で仕事を引き受けることが「読み筋」だとしたら。これからの成長のためには、あえて自分の読み筋からちょっと外れたところに目標を立て、そこに道をつくる気概を持ちたいと思いました。
また講義の中では、自分のユニークな価値を見い出すための「得意なことを掛け合わせる」アプローチや、スキルを横に広げる(掛け合わせて役立つ技能を身につける)、縦に広げる(より上流工程に対応できるようになる)といった考え方についても学びました。
肩書を変えたら、人生が急展開
講義の後半は、ゲストをお招きしてのインタビュー。
今回のゲストは筒井響子さんでした。
記事の編集・執筆から、写真撮影、イラストレーション、Webデザインまで一気通貫でできるマルチクリエイターとしてご活躍です。最近は動画撮影、ドローン撮影、ギターにも挑戦されているとのお話。
自分の好きなことを仕事にしたかったけれど、最初はどこから取り組んでいいか分からなかったという筒井さん。ランサーズを使い始めた頃は、9−17時の事務職、18−22時でアパレル店員、その後に駆け出しWebライターという生活を送っていたそうです。めっちゃエネルギッシュ!
Webライターからスタートしてだんだんと実績は増えてきたものの、元々趣味でやっていた写真やイラスト、Webデザインを仕事として出していくことについては、自信のなさに由来するためらいもあったそう。
とはいえ趣味で培ってきたスキルについても、仲間との会話の中で価値を見出してもらい、背中を押されたのがきっかけで「マルチクリエイター」としてリブランディング。それによって繋がるクライアントも、仕事の内容も、単価も変わったとのこと。最初はちょっと自信がなくても世の中に出してみることで、周りの評価も自分の意識も変わり、急展開するドラマがあると知りました。
「誰もが、スキル的なもの以外にも、経験・想い・性格といった『唯一無二のもの』を持っているはず。そういうものをじっくり考えて洗い出し、掛け合わせてブランディングすることで、自分らしい生き方、働き方を作って活躍してください。」
今はまだ小さな想いだったり、仕事に繋がるか分からない要素だったりしても、自分が好きなこと・大切にしていることはとりあえず世に出してみよう、やりたいと声を上げてみようという勇気をいただきました。
筒井さんのお話の後は、全体連絡を経て、今日の講義は終了です。
「やりたい」を言い始めてみた
今回の講義、また講義の後に行われたお二人の講師との面談を通じて、私はこれまで新しい仕事を得る時、「できること(Can)」とのマッチングに終始していたことに気付かされました。経歴・スキル重視で、これならできそう!という仕事にひたすらエントリーしたこともありました。
でもそれだと、自分の志向・想いとマッチしない仕事と縁が繋がってしまい、「できるけど、なんだかやりたくない」に苦しむことになります。
それを防ぐには、自分の想いや、「やりたいこと(Will)」に光を当ててあげること。ちょっと自信がなくても、未経験のことであっても、エイっと手を挙げる勇気だと思いました。
私は、大好きな旅と仕事とを両立させられる生活をしたいと考え、ライティングを少しずつ仕事として始めたところです。ただ、今取り組んでいるのは、自分の経験から書く記事だったり、本やインターネットを調べてまとめるものだったり。
旅して取材して書けるようになりたいな。
そしたら、やっぱり、カメラをやらなくちゃ。
とはいえフルタイムの仕事を一旦辞めたばかりなので、ちょっと勇気のいる出費です。慎重に選びたかったのと、また亡くなった祖父がカメラ好きで、おじいちゃんのオールドレンズが使えたら楽しいなと思ったとので、翌朝実家に問い合わせてみました。
その結果。
(あざらし=母です)
父が「買っただけで満足しちゃった」ミラーレス一眼の存在が発覚!
講義終了から24時間しないうちに、
もらってきました。
使い方が全然分からなくて、今、笑いながら操作を試しています。
欲しいものは、欲しい と。
やりたいことは、やりたい と。
言い続けて、できることから行動していけば何かが変わるかな。
変わる私を楽しみたいです。