【FX/バイナリー】ポジポジ病を治すには●●を決めることが大事
こんにちは。じゅんたんです。
今回は久々にチャート分析シリーズ以外の記事となります。
皆さんはトレードを始めて一度は「ポジポジ病」を経験したことがあるのではないでしょうか?
誰もが陥るポジポジ病はFXやバイナリーでは初心者が必ず乗り越えなければならない壁として常に意識されています。
そういう僕も勝てない頃は何度もポジポジ病を発症してコツコツと積み上げた利益を溶かしていました。
1.ポジポジ病を治す方法とは
いきなりですが結論から申し上げます。
ポジポジ病を治す一番の治療法は、「エントリールールを決める」ことです。
もっと踏み込んで説明すると「明確なエントリーポイントを決めておく」ということです。
「なんだそんなことか!」と思われるかもしれませんが、実はこれができていない人がとても多いのです。
例えばバイナリーだと30秒や1分などの短期取引が人気ですよね?
で、初心者に限って30秒や1分取引を好んでトレードするのですが、早々に資金を溶かしてしまいます。
これってあるあるなんですが、何で30秒や1分などの短期取引をしたがるかってことを考えた時に、やっぱり「手っ取り早く稼げるから」「難しいチャート分析が必要ないから」「ペイアウト率が高く効率が良いから」と考える人が多いからだと思います。
バイナリーなんて特に仕組みが単純なので初心者でもわかりやすいため短期取引を好むのは当然かと思います。
しかしそれで勝ち続けられる人がどれだけいるの?って話です。
だいたい調子良く勝てる時があっても結局どこかで全損してしまうのがオチです。
これは僕も経験済みなのでよくわかります。
30秒や1分取引が勝てないと言っているわけではありません。問題は勝てる人と勝てない人でトレードに明確な違いがあるということです。
それが冒頭で話した「明確なエントリーポイントを決めておく」ということ。
僕はなぜポジポジ病を発症してコツコツドカンを繰り返してしまうのかを真剣に考えた時にたどり着いた答えがこれだったんです。
この件に関しては過去記事で解説しているのでご参考ください。
明確なエントリーポイントって何?って思う人はご自身のトレードを思い出してみてください。
「何となくこうなると予想したから」「ここで反発すると思ったから」「勢いが強かったから」
こんな感じでその場その場の雰囲気でエントリーしていることはありませんか?
エントリーする時の根拠って何がありますか?その根拠って常に同じですか?そのエントリーに再現性はありますか?
こういうことです。
自分で「絶対にこのチャートパターンになるまではエントリーしない」「このローソク足の形になるまで待つ」「このラインを超えなければエントリーは見送る」というようなルールを設けることです。
これを決めておくだけで無駄なエントリーが格段に減ります。
無駄なエントリーが減るということはポジポジ病を回避できることに繋がります。
2.ハイロー画面だけの取引が危険な理由
最近ではすっかり定番になった「ハイロー画面だけ見てトレード」する方法ですが、これって実は初心者にとって物凄く危険であることにお気づきでしょうか?
ハイローはじめ業者の取引画面だけを見るこのトレードスタイルは、MT4などのチャートのずれを回避でき直近の値動きに集中できるからと一見理にかなったトレードだと思われがちですが、これこそポジポジ病になる原因のひとつです。
理由は簡単で、ハイロー画面だけだと見える範囲が狭すぎてどこでもチャンスに見えるから。
だからすぐにエントリーポイントが来たと錯覚を起こしポジポジ病になってしまうのです。
「木を見て森を見ず」
まさにこの言葉がピッタリです。
目の前の値動きにつられてしまい相場全体の方向性や勢いを見失ってしまっていることが多いです。
ハイロー画面だけだとせいぜい見れて5分足や15分足レベルの範囲ですが、ローソク足が見れないので初心者にとってはかなり難易度が高いトレードとなります。
よくYouTubeやSNSでハイロー画面にラインを引いてるのを見かけますが、これって別に引こうと思えばどこでも引けるんですよ。
スクショ画面とかをあとから見ればどこでもラインが効いているように見えるマジックです。
確かにティックチャートの動きは大切ではあります。なぜなら値動きが一番わかりやすいから。
でもこれがポジポジ秒の原因になってしまっていることに早く気づいたほうが良いです。
例えばこれを見ただけで頭の中にローソク足チャートがイメージできるくらい超人であれば話は別ですが、大抵の人は目の前で目まぐるしく動く値動きについていくのが精一杯のはずです。
そうなると冷静に分析はおろか、明確なエントリー根拠というのを見失ってしまうのです。
ダウ理論もラインも世界中のトレーダーが同じ目線で見ているから効果があるのであって、バイナリー勢だけが意識しているハイロー画面だけで判断するのは危険なのです。
3.トレードの精度を上げることに繋がる
ここまでこの記事を読んでくださった方であれば、いかにエントリーポイントを決めておく、根拠やルールを決めることが大切であるかご理解いただけたかと思います。
「エントリールールを決める」「明確なエントリーポイントを決めておく」ことはトレードの精度を上げることに繋がります。
イメージとしてはこんな感じ。
全ては繋がっています。
エントリールールや再現性のあるポイントを確立するためには徹底的に検証を繰り返す必要があります。
勝てない人はまずはそこから始めましょう。自分で検証して自分でブラッシュアップしていくのです。
これができる人は絶対にトレーダーとして伸びると思います。
なぜなら自分のエントリー根拠やエントリーポイントに自信を持っているからです。
検証し尽くしているのであればたとえ負けたとしてもそれは想定内であり、最終的には利益は積み上がると信じきれているからです。
逆にエントリーに自信が持てない人は検証が足りていない証拠です。
なぜほとんどの人が途中で諦めてしまうのかというと、ここまでたどり着いていないからなんですよね。
だからスタートラインに立つこともなく終わるのはもったいないと思います。
検証ができればあとは自分でエントリールールを作るだけです。
といっても初心者の人にとってエントリールールを作ることだけでも大変だと思います。
なので僕のエントリールールがどのように作られたのかを参考にしていただければと思います。
4.エントリールールの作り方
ポジポジ病を発症させないためにも明確なエントリーポイントを決めておくことが大切だとお話しをしましたが、そのためには「エントリールール」の構築が必要です。
僕が現在使用している3波トレードは、バイナリーだと10分〜15分取引、FXだと1分足スキャルピング手法となります。
その名の通り3波目を狙うトレードなのですが、僕がなぜここにたどり着いたのがご説明します。
まず前提にトレンドフォローの手法を身に付けたかったというのがあります。
そのためトレードするのは必然的にトレンド相場となり、レンジ相場は対象外になりました。
なのでこの地点で「トレンド相場のみを狙う」というルールができますよね。
そしてトレンド相場の中でも最も勢いがあり伸びやすいのはどこかと考えた時にエリオット波動でいう3波がやはり一番適正であると考えました。
エリオット波動には3波のほかにも1波や5波、C波なども狙い目だといわれています。
しかし僕は3波だけを狙うことに決めました。これはいろんなところに手をつけると手法迷子になる可能性があると感じたからです。
そして王道且つ意識しているトレーダーが多い3波が一番勝ちやすいと判断しました。
ここでも「3波だけを狙う」というルールができます。
そして3波を狙うには1波と2波の見極めが必要であり、トレンド転換点を捉える必要があります。
つまり狙うポイントは「トレンド転換点」ということです。
トレンド転換点を見つけるにはダウ理論が崩れた場所を見つける必要があります。
だから僕はダウ理論から考えダウが崩れるまで待つのです。
ダウが崩れたら1波と仮定し、2波の押し戻りを見て3波とグランビルの法則が重なるポイントのみエントリーする。
これが僕の「明確なエントリーポイント」なのです。
ここまでをまとめると、
僕の場合だとこんな感じになります。
これを決めておくだけで条件が満たさない場所でのエントリーは避けることができます。
それだけ無駄なエントリーが減る=負けを減らせる=トレードの精度が上がるということです。
だから僕は基本的にはエリオット波動3波とグランビルの売り買いサインが重なるポイントでしかトレードを行いません。
それ以外のポイントは一切無視します。いちいち値動きにつられているとどこもかしこもチャンスに見えてくるからです。
ポジポジ病の人はルールが曖昧だったり明確なエントリーポイントを持っていないケースが多いので、まずは自分ルールを決めるようにしましょう!
5.まとめ
ポジポジ病はFXやバイナリーを始めた人なら必ず通る道だと思っています。
やっぱり投資をする以上早く稼げるようになりたいという欲や希望が先行してしまうからなんですよね。
「稼ぎたい」と思っているうちは稼ぐことはできないと思います。
利益を最優先してしまうと必ずルールに反するトレードをしてしまうからです。
淡々と自分が決めたルールに沿って作業を繰り返す。タスク作業をこなすようなイメージです。
明確なエントリーポイントを決めてもポジポジ病から抜け出せない人はルールを守れていないわけですから、まずその意識から変えていかなければなりません。
例えば職場で上司から「この作業をこういう決まりでいつ何時までに終わらせてくれ」と指示があればその通りに従いますよね?
「いやいや自分はこっちのやり方のほうがやりやすいから」といって指示に反して時間通りに終わらなければ怒られるのは当然です。
会社のルールを守れるのであればFXやバイナリーで決めたルールも守れるはずです。
仕事と同じような意識で「絶対にルールは守る」という固い意志を持つことです。
自分に厳しくなれる人がトレーダーとして成長すると僕は思います。
だからルールを破ってしまったら罰則を設けるとかトレードを即終了するなどといった工夫をしてみるのも良いかもしれません。
ポジポジ病を治せるのは自分だけであり、あなたの気持ちや意識で改善できる病気なのです。