1歳の娘がガハハと笑う
出産して1年くらいが経った。
正確には1年2ヶ月。はじめての投稿は、娘の話をしよう。
娘がガハハと笑うことから始まる。
コチョコチョすればガハハ、いないいないばぁすればガハハ、何もしてないのにガハハ。
ガハハと笑う顔は、よく漫画とかアニメに出てくる山賊のお頭をイメージしてもらいたい。1歳児の破顔である。
ガハハ。楽しい以外の気持ちを含まず、小手先感も取ってつけた感もない。憂鬱を吹き飛ばすような勢い。これはすごいぞガハハ笑い。ところで娘は何がそんな楽しいのか。わからないけどガハハ笑いはすごい。大人が真似してもなかなかできないのである。腹の底から、屈託無く笑うなんてやり方を忘れてしまった。
娘が生まれた時、この小さく弱い生き物を死なせないようにしなくてはと必死だった。無反応で、寝てばかりで、あけても見えてない目が、どこをみてるのか、本当に大丈夫なのか、必死に覗き込んだりした。娘がちょっと微笑むものなら、そりゃあもう安心した。
それが今やガハハである。顔全体で、体で、生きていることはこんなに楽しいと、娘から教えてくれる。誰に教わるわけでもなく、彼女は表現の仕方を知っている。
自己をさまざまなやり方で発見できる今の世の中で、わたしは娘に習おうと思う。素直に、自由に、腹の底から書くことをはじめたい。ガハハ。
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