嘉田由紀子議員の甥・渡辺やすゆき氏と『実子誘拐ビジネスの闇』と民間法制審案と。
嘉田由紀子議員が法務委員会やオンライン院内集会において紹介した『実子誘拐ビジネスの闇』(池田良子著:飛鳥新社)。
ここに「卒田さん」という仮名で登場しているのは、嘉田氏の甥の渡辺やすゆき氏です。
この事は彼もXのアカウントで明言しており、暴露でもなんでもない、という事を以前のnoteに書きました。
今回は、嘉田由紀子の甥である渡辺やすゆき氏について書いていきます。
現在、渡辺やすゆき氏は、日本維新の会の候補予定者であり、埼玉4区の支部長です。また、2021年には元埼玉県知事の上田清司氏が立ち上げを予定していた新党から衆院選に出馬を予定していました。(上田新党が結成ならなかった為、出馬も断念)
渡辺やすゆき氏は、「年間100日面会交流」や「フレンドリーペアレントルール」で注目された、いわゆる「松戸判決」の父親当事者です。
彼は2013年4月19日衆議院法務委員会で参考人として意見陳述をしています。
日本がハーグ条約に加盟する際の審議の為の参考人として呼ばれたのですが、「ハーグ条約加盟国として“連れ去り”を禁止する国内法が必要」という主張が、彼のこの主張からきていることが伺えます。
そして彼の離婚事件については、共同養育支援法全国連絡会HPに「フレンドリーペアレントルールによる親権者決定を争った判決」として詳細な説明ページが作られています。
同じHPのこちらのページも、彼の訴えによる訴訟です。
「虚偽DVをねつ造し流布したことによる元妻側弁護士等の名誉棄損に対し、刑事告訴」
この「刑事告訴」は、松戸判決の妻側の弁護団など計39人に対し、2017年9月に名誉毀損で刑事告訴をしたものが受理された、という記事で始まっています。
そしてこちらは、同じく共同養育支援法全国連絡会HPにまとめられた、「月刊『Hanada』実子誘拐告発キャンペーン連載記事」のページです。
このキャンペーンは月刊『Hanada』2020年5月号に掲載された記事(著・牧野のぞみ)が始まりであり、次の6月号からは主に池田良子氏の手による記事が次々と掲載されています。
こちらも読めばわかることですが、39人に対し名誉毀損で民事訴訟を起こしたというものです。先の刑事告訴の被告となった人と全くメンバーが同じかどうかはわかりませんが、殆ど同じであろうと思われます。
そして驚くことに、この刑事・民事の訴訟の結果は、共同養育支援法全国連絡会HPにおいて触れられていないのです。このHPはリンクが多く、全ての記載を読めてはいないのですが、少なくともサイト訪問者にわかりやすい場所には、その結果は書かれていません。
そして、『実子誘拐ビジネスの闇』(池田良子著・飛鳥新社)が2021年4月23日に出版されるのです。
(この書籍については@foresightさんがnoteに記しています。)
そして嘉田由紀子議員は、この本を法務委員会やオンライン院内集会で「信頼の置けるもの」として紹介するのです。
この本や共同養育支援法全国連絡会の当該ページを読めば、彼女がDVシェルターの場所を暴露するに至った、あのオンライン院内集会での発言の文脈が解読出来るかと思います。
ちなみにこの書籍については、foresight1974@剣客商売さんがnoteに記していますので、ご参考になさってください。
また渡辺やすゆき氏は、民間法制審案を作成した人物でもあります。
衆議院の法務委員会では、北村晴男弁護士が参考人として出席しましたが、北村弁護士は民間法制審の部会長であり民間法制審案の提出者ではありますが、渡辺やすゆき氏はその法案は自分が作成したものであるとX(エックス)にポストしております。
民間法制審案については、やはり全国連絡会HPにそのページができています。
また北村弁護士は、参考人の意見陳述において「DVの証拠はスマホで簡単に取れる」旨の発言をしている事を付け加えておきます。